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出典元:愛知県警察

はい。この方、皆さんご存知でしょうか?
愛知県警のシンボルマスコット、
コノハけいぶさんです。

愛知県を象徴するために、
県の鳥『コノハズク』をモデルに
デザイン化されたキャラクターです。

この『コノハズク』という鳥、
聞いたことがないという方も
いらっしゃるかもしれません。

しかし県の鳥に選ばれるくらいですから
普通の鳥ではないはずです。

いったいどんな鳥なのか?
これからご紹介してまいります。

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コノハズクってどんな鳥?

この鳥がコノハズクです。

出典元:wikipedia

この写真では渋い顔をしていますが、
本当はもっとパッチリとした目をしていて、
濃い黄色の目が特徴です。

温帯から熱帯にかけて生息しておりまして、
日本には夏ごろ飛来する渡り鳥です。

全長20センチ
フクロウの全長が50〜62センチですから、
かなり小さいです。

頭には羽毛が耳の形のように生えていて、
これを羽角と呼びます。

また、こう見えて意外と足は大きく
鋭い鉤爪を持っています。
山深い森で暮らしていますので、
木にしっかりつかまるよう
発達したと考えられています。

またフクロウ全般に言えて
コノハズクに限った話ではないのですが、
夜行性です。

日中は巣である木の穴や
キツツキの古巣に身を潜めています。
夜になると活動を始め、
昆虫やネズミなどの小動物を捕まえて
食べます。

基本的に単独行動が好きです。
人間にもそういう人はいますね。

しかし繁殖期になりますと、
パートナーを作ってつがいで
生活するようになります。

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コノハズクの鳴き声の特徴は?

コノハズクは鳴き声にとても特徴のある鳥です。

そのうえ山奥に住んでいて
あまり知られていないものですから、
この鳴き声がコノハズクの鳴き声だ、
とわかるまで色々とありました。

皆さんは「仏法僧」という言葉を
ご存知でしょうか?

仏教用語で「三宝」とも言いまして、
文字通り仏、法、僧の3つを指します。

仏とは悟りを開いた人、法は仏の教え、
僧は仏の教えに従い
悟りを目指して修行している人、
つまり出家者です。

この3つは仏教の上で
基本的かつ重要なことなので、
3つの宝、三宝と呼ばれています。

さて、話は戻りましてコノハズク。
「声の仏法僧」という別名があります。

と言いますのは鳴き声が
「ブッ・ポゥ・ソー」と聞こえるのですね。
このような鳴き声です。

ただコノハズクの鳴き声は
山奥の夜にしか聞けません。
しかも夏に渡ってくる鳥のため
5~6月頃と時期も限られています。

そのためこの「ブッ・ポゥ・ソー」
という鳴き声がコノハズクの
鳴き声とはなかなかわかりませんでした。

それどころか「この鳥に違いない!」
と決めつけられた鳥がいまして、
その鳥は名前が「ブッポウソウ」になりました。

※ちなみにブッポウソウは
「ゲッゲッゲッ」と濁った声で鳴きます。
そんな中、
日本放送協会名古屋中央放送局
(現在のNHK名古屋放送局)
が愛知県の鳳来寺山というところで、
「ブッ・ポゥ・ソー」
という鳥の鳴き声の実況中継を
全国放送で行いました。

するとこれを聞いた浅草の傘屋さんから
「うちで飼ってる鳥と同じ鳴き声だ」
と連絡がありまして、
驚いたスタッフ確認に向かいますと
そこにいたのはコノハズク。
そして間違いなく「ブッ・ポゥ・ソー」
と鳴いているのです。

こうして長年謎の鳴き声とされた
「ブッ・ポゥ・ソー」は
コノハズクの鳴き声ということが
わかったのです。

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フクロウやミミズクとの違いは?

コノハズクは学術的には
フクロウ目フクロウ科に属している
フクロウです。

しかしここでコノハズクの名前に注目です。
コノハ「ズク」となっていますね。

そうです。
コノハズクはミミズクの仲間です。
ん・・・?フクロウ?ミミズク?
となった方もいらっしゃるかもしれません。

そもそもミミズクとはなんなのでしょう?
こちらミミズクの一種ワシミミズクです。


出典元:wikipedia

頭に立派な角のようなものがありますね。
上の方のコノハズクの写真をもう一度ご覧ください。

ワシミミズクほど目立ってませんが
角らしきものがあるのがわかると思います。

これは羽角といい、
フクロウの中でも羽角がある種類を総称して
ミミズクと呼びます。

フクロウの中の
一種のグループというわけですね。
コノハズクはこのグループの仲間ということです。
しかし羽角がある以外は
生態その他はミミズクもフクロウも
全く同じです。
英語では両方owlです。特に違いはありません。

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種類によっての鳴き声の違い

コノハズク属の主な仲間は
次のようなものがいます。

・アフリカオオコノハズク
・スピックスコノハズク
・インドオオコノハズク
・ヒガシアメリカオオコノハズク
・ヨーロッパコノハズク

この内、上で解説しましたコノハズクは
ヨーロッパコノハズクになります。

他のコノハズクについて
それぞれ見ていきましょう。

まずアフリカオオコノハズクです。

出典元:wikipedia

白い羽が美しいコノハズクです。
英名もWhite-facedScops Owlと言います。

このコノハズク、気は強いですが
すこぶる打たれ弱く、
とてもストレスに弱い鳥です。
ストレスで死んでしまいます。

鳴き声はこんな風です。

・・・猫みたいですね

続いてスピックスコノハズクです。

出展元:富士花鳥園

南アメリカ原産の小型のコノハズクです。
性格は温厚で人を恐れない、
体も丈夫ということで、

ペットとして飼育する方もいらっしゃるそうです。
鳴き声はこんな風です!

いかにも南国の鳥のような。。

次にインドオオコノハズクです。

出展元:富士花鳥園

南アジア~東アジア、日本など
アジアの広い範囲に生息している
コノハズクです。

瞳の色が特徴的ですが、
これは地域によって変わるそうです。
中国や朝鮮半島では
漢方薬の材料になるとのことで乱獲され
個体数が非常に減少しているとのことです。

鳴き声はこんな風です!

これはかわいいですね!

最後にヒガシアメリカオオコノハズクです。

出典元:wikipedia

このコノハズクは餌がユニークです。
普通のコノハズクは
昆虫や小動物を食べるのですが
ヒガシアメリカオオコノハズクは
水生生物のザリガニや魚まで食べます。
水深10cm程度の浅瀬なら自ら入って行きます。

鳴き声はこんな風です!

笑っているみたいですね~

このように同じコノハズクでも
実に様々な姿を見せていて
とても面白いとは思いませんか?

参考になる図鑑やDVD

最後にコノハズクをはじめとする
フクロウの魅力をもっと知るための
図鑑やDVDをいくつか紹介したいと思います。

1.日本百鳴鳥202

これ一冊あれば
日本の野鳥のさえずりとその姿
全て網羅できるアイテムです。

もちろんコノハズクも収録されています。

2.ふくろうデイズ

1とは打って変わって
こちらは「ふくろうと暮らす」をテーマに、
ふくろうの可愛さがギュッと詰まった一冊に
なっております。

コノハズクもバッチリ載っています。

3.ふくろう日和

こちら、数多くのふくろうを飼育されている
静岡県の掛川花鳥園、富士花鳥園で
日本一有名なふくろう「ポポちゃん」

他たくさんのふくろうのユニークな
仕草や愛らしい表情を収録しております。
ふくろう好きには
たまらない一本となっております。

まとめ

以上コノハズクについて解説いたしました。

フクロウは猛禽類ですので
獰猛な面があることは否めませんが
しかし人懐っこい面や
愛くるしい面があることも確かです。

上に挙げました書籍やDVDで
その魅力に触れて頂ければ幸いです。

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