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私は関東地方の北部に位置する栃木県で生まれ育ちました。

私たち栃木県民は少し訛っているかもしれないけど、しっかり標準語を話していると自信を持っています。

しかし、割と首都圏の人と話す機会が多い立地のため、度々言葉が通じないという壁にぶつかります。

また、アクセントが違うと指摘され、標準語を話している自信が少しずつ不安に変わることもあります。

今回は、私のふるさとの栃木弁についてご紹介します。

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栃木弁はどんな特徴がある?かわいい使い方は?

栃木弁の大きな特徴は、語尾が尻上がりになることです。

栃木弁に馴染みのない方からすると、口調が強く威張っていたり、怒っているように聞こえるようです。

また私は、語尾を伸ばす癖があったので、語尾を伸ばす話し方も特徴の一つかもしれません。

先輩や会社の上司と話す時には、尾を伸ばさないようにしつつ、且つ強く言わないように気を付けていました。

他には「っ」や濁点がになる言葉が多いように感じます。

かわいらしさを出すためには、協調しすぎずにさり気なく使うのがポイントです。

かわいい栃木弁一覧

方言というと、どこか田舎くさく年寄りが使っているイメージがあります。

しかし、かわいく方言を使いこなせば、あなたの魅力がグンッと上がるかもしれません。

栃木弁にはどのような言葉があるのか見てみましょう。

名詞を栃木弁で話そう

名詞とは、事物の名前を表す品詞です。

あんぽんたん・あほんだら・でれすけ→あほ、愚か者
うら→うしろ
おばんです→こんばんは
おばんかたです
こないだ →この間、この前
こんないだ→
ごじゃっぺ→いい加減、うそ
だいじ→大丈夫
だいじけ?→疑問形
てばたき →拍手
てら→人
まっつぐ →まっすぐ
わすら→いたずら
ゆんべ→昨夜、夕べ
らいさま(雷様)→雷

栃木弁で動詞を話そう

動詞とは動作や存在を表す品詞です。
あるって→歩いて
いきあう→出会う
いじやける→イライラする
いってみる→帰る・失礼する
うっちゃる→捨てる
おっかく→折る
おんだす→出す
おっかける→追いかける
おわす→終わらせる
かたす→片づける
かんます→かみまぜる
くろ→してほしい
ちゃぶれる→潰れる
ひく→敷く
ぶすくれる→ふてくされる
ぶっちめる→挟む
ぼっこれる→壊れる
むったい→もれる
めっけ→みつける

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栃木弁で形容詞を話そう

あつっこい・あづっこい→分厚い
いんない→いらない
おっかない→怖い
きかない→(性格が)きつい・突っ張っている
こわい→疲れた
ちんたら→遅い、だらだらしている
とうと・とうど→ずっと

まだまだ他にもあるぞ、栃木弁

け?→ですか?
っつう→って言う
したっけ→そしたら
しゃあんめ→仕方がないでしょ

番外編、変わった栃木弁

普段、栃木弁と分かった上で使っている言葉もありますが、多分、栃木弁と気づいていない言葉も多くあるはずです。

また、自分の家でしか通じない言葉もあるかもしれません。

あまり知られていない、変わった方言をご紹介します。

標準語で説明しにくい言葉

幼いころ、お風呂から上がると母が「うせうせしてないで、早く寝る準備しなね」と毎日のように言っていました。

高校の部活動で宿泊したときに、「うせうせしてないで、早く休まないとね」などと言うと、全く通じませんでした。

逆に「うるせー、うるせーってなにが?」と誤解を与えてしまいました。

その時、「うせうせ」を説明しようとしたのですが、どうしても上手く説明ができなかった思い出があります。

今考えると、「うせうせ」は一言で表現するならば、「油を売らずに」という意味が込められていたのだと解釈できますが、それでも表現しきれない何かがあるのです。

薄着でふらふらしたり、足元を冷やしたり湯冷めをしないように気をつけなさいという思いが「うせうせ」には込められています。

「い」と「え」が混同している

割と年配の方と話すと、「い」と「え」が混同しています。

幼稚園生の時に、知り合いのおじさんに「いび好きけ?」と聞かれて、(いび?いびって何?)と困った経験があります。

正解は「エビ」です。

その後も、似たシチュエーションに何度も遭遇しました。

なかには、「よかったね」と伝えたいのを「えがっだなぁ」と言う人もいます。

「えがっだなぁ」は分かりやすいのですが、近所のおじさんとの会話では「い」と「え」が頻繁に入れ替わっているので、理解できないまま頷いてしまったことがあります。

幼少期に「いび」と話す人は、文字に書くときに「いび」と書くのか「えび」と書くのか疑問に思っていましたが、その謎は解明しないまま大人になってしまいました。

栃木弁のイントネーション

栃木弁は独特なイントネーションが特徴です。

日常会話では、ボソボソとした話し方になりがちで、私も自覚があります。

このイントネーションは文章だけではお伝えしにくいのですが、ご紹介します。

文章の最後のイントネーション

冒頭でも述べたように、尻上がりの話し方で語尾がやや強くなる人が多いです。

文章の終わりに「ほぉ~ん」などの言葉をさり気なく付け加えることで、より栃木弁の存在を際立たせることができます。

単語毎のアクセント

栃木弁で話すとボソボソと話している感じになるとお話ししましたが、これは単語にアクセントがないからだと言われています。

音程が変わらず一本調子で会話がされるので、ボソボソつぶやいているような感じに聞こえるようです。

私は、歌を歌う時にもつ一本調子になってしまいます。

歌が上手な栃木県民もたくさんいますが、私は音痴です。

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栃木弁で会話しよう

お友達との会話で、今すぐに使いたくなる栃木弁の例文をご紹介します。

誰にでも使いやすい言葉ですので、是非使ってみてください。

栃木弁の例

友達「電車に乗り遅れそうになってダッシュしたら、階段踏み外しちゃったよ」

自分「だいじけ?いたかんべぇ?」

(大丈夫なの?痛かったでしょ?)

大丈夫?と聞くことは日常生活では頻繁にあります。

ぜひ、「だいじけ?」と聞きましょう。

もし、お友達に「大丈夫?」と聞かれたときは「だいじ、だいじー」と答えると栃木弁マスターに近づきます。

栃木弁の例文2

友達「この学校、幽霊が出るって有名なんだって」

自分「ごーじゃっぺ。したっけ、今夜行くけ?」

(嘘言わないでよ。そしたら、今夜行く?)

ごじゃっぺは、冗談を言われたり、すぐに信用できない時などに大活躍の言葉です。

栃木弁の例文3

友達「足、怪我したの?」

自分「ゆんべ、ひっこぎったんさね」

(昨夜、足首捻ったんだ)

これは、我が家だけかもしれませんが、私はよく使っていました。

また、語尾を「さね」で締めるとかわいらしさがアップします。

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栃木弁で異性に告白すると?

方言で告白をすると、成功しやすいと聞いたことがあるので、栃木弁で想いを伝えるとどんな文章になるのか想像してみました。

まずは男性から女性への告白


「こないだ、俺、おやじに怒られていじやけてたべ。

家をおんだされて、あるってたら〇〇ちゃんをめっけてさ。

そん時、優しく話しを聞いてくれたべ?

○○ちゃんが好きだべ、付き合ってくろ」

次に女性から男性への告白


「今度、いちご食べ放題っつう店さ行くべって言ってたんべ。

〇〇くんと一緒に食べたら、おいしさ2倍で、はかいくなぁ~。

とうど、〇〇くんが好きだべ」

方言だと、自然体で話すことができますよね。

是非、方言で告白をしてみてはいかがでしょうか?

栃木弁のかわいい芸能人

栃木弁のかわいい芸能人を紹介します。

実は、栃木県出身の芸能人は意外にたくさんいます。

みなさんは、栃木弁のかわいい芸能人と言えば誰を思い出しますか?

栃木弁のかわいい芸能人は元プロボクサー!

栃木弁のかわいい芸能人といえば、ガッツ石松さんではないでしょうか。

ある意味、かわいいと思いませんか?

「オッケー牧場」と言いながらはにかむ笑顔が素敵です。

栃木弁のかわいい芸能人はママで芸人!

もう一人、栃木弁のかわいい芸能人がいます。

それは、森山中の大島美幸さんです。

ママであり、芸人としても体を張っている大島さん。

バラエティー番組で発する栃木弁がなんともキュートだなと思います。

個人的には、スタイルや髪形もかわいいと思っています。

栃木弁の書籍

こちらはおすすめの書籍です。

興味のある方は是非チェックしてみてください!



まとめ

今回は、栃木弁についてご紹介しました。

改めて調べてみると、いつも話している言葉が実は方言だったということに驚きました。

県外の人に方言を話して通じないと、少し恥ずかしさを覚えます。

でも、方言を隠さずにどんどん話すことで、栃木県の魅力をもっともっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。


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