ワイドパンツは、季節問わずに着用できるデザインですので、気に入った形の型紙が見つかれば、生地違いで何着も欲しい~!なんて方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、
- 自分の縫製技術ではどれくらいのデザインが作れるのだろうか?
- 自分の着たいデザインはどんな形なのだろうか?
- また、作りたいデザイン、形にぴったりの生地はどんなものだろうか?
そんな悩みを持っている方は必見です。
ワイドパンツの形の説明はもちろん、初心者でも作れる型紙の選び方や、生地の特徴を説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
ワイドパンツの簡単な作り方
ワイドパンツは型紙があれば、縫う個所はとても少ないので、簡単に作れるアイテムです。
また、ウエスト部分がベルトになっているパターンとゴムになっているパターンがあり、ウエストを自分サイズに合わせて型紙を修正しなくていいゴムタイプは縫製も簡単ですし、お勧めです!
クオリティにこだわる方は、少し難易度が上がりますが、ウエストベルトタイプがおすすめです!
制作工程が簡単
ウエストゴムのパターンのパンツは、ウエストに入れるゴムの長さでサイズを調整できるので、型紙を自分用に修正する必要がないので、とても簡単に作成できます。
また、ハイウエストで履きたい場合もあれば、普通に履きたい場合がある方は、サイズ調整が利くゴムタイプが重宝するかと思います。
ですが、ウエストがゴムの場合は、生地が固いととても履き辛くなったりしますので、少し生地の種類や、生地の分厚さを選ぶでしょう。
おすすめの生地は、コーデュロイやポリエステル、リネンです。
デニムやチノの場合は、薄手だと問題ないかと思います。
生地については後程詳しく説明いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
クオリティが高い
ウエストゴムだと少しルームウェア感があって嫌だな~、分厚いデニムでしっかりとしたワイドパンツが作りたいな~、ウエストにベルトを通してハイウエストで履きたいな~…なんて方は、ウエストがベルトになっているタイプがおすすめです。
ですが、このタイプは、準備している型紙が自分のサイズに合っている場合は、問題ないかと思いますが、少し小さかったり大きい場合は、型紙を自分のウエストに合わせて修正する必要があります。
また、ウエスト部分にファスナーを付けたり、ボタンを付けたりと、製造工程がとても増えます。
もちろんクオリティは高く、市販のワイドパンツと変わらないデザインで満足すること間違いないでしょうが、作るのも大変ですので、覚悟を決めてから挑戦してみてください。
ワイドパンツは手縫いで作れる?
簡単に作りたい方の中には、ミシンを持っていないけど作ってみたい方も多くいるのではないでしょうか?
もちろん、手縫いで作ることはできますが、パンツはお尻部分などに強度が必要になりますので、手縫いだと少し不安に思えます。
もし手縫いで制作される方は、しゃがんだ時にお尻部分がビリっと裂けてしまったりしないように、何度も重ねて縫うことをお勧めします!
また、ウエストがベルトタイプのワイドパンツですと、ヒップに余裕の無いサイズ感の物が多いので、手縫いの場合は、ウエストがゴムのデザインでヒップにゆとりのあるデザインのパンツをお勧めします。
ワイドパンツの形や種類
ワイドパンツとは幅の広いパンツの総称で、パンツの幅や丈感などで各々名称が変わってきます。
年々、新しいアイテム名が出てきますので、なんだ、このワイドパンツは?なんて思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ワイドパンツはワイドパンツでも、自分に合った種類があるかもしれませんよ!
バギーパンツ
バギーパンツは、全体的にワイドなシルエットで、股下から裾に向かってストレートになっています。
女性向けのバギーパンツはハイウエストで、10分丈のデザインがほとんどな為、足長効果も期待できるアイテムです。
10分丈でワイドなシルエットだと、重たく感じがちですが、生地次第で軽めの印象にも変えられますので、季節問わずに着用できる優れものです。
ガウチョ
数年前から登場したガウチョも、すっかり定番アイテムになってきましたね!
ガウチョパンツはバギーパンツと違い、7分丈のデザインで、足首が見える為、全体的にコーディネートが重たくならず、軽く見せることができるアイテムです。
ショートブーツやパンプスはもちろん、スニーカーやサンダルとの相性も抜群ですので、夏でも冬でも重宝するアイテムです。
綺麗めな女性らしいデザインが多くみられますが、クラッシュデニムのものなどもありますので、自分で作るのであれば、ぜひ自分の欲しいデザインに挑戦してみてください。
スカンツ
スカンツは、パンツだけとスカートに見えるアイテムのことで、意味の通り、スカート×パンツからできた言葉です。
バギーパンツとは違い、股下から裾にかけて広がったデザインが多く、ウエストにはタックやプリーツがデザインされているのがほとんどです。
バギーパンツとは違い、ロングスカートに見えるため、少し上品な印象を与えるアイテムですので、生地によっては、ちょっとしたパーティなどにも重宝することでしょう。
ワイドパンツにお勧めの生地
素材によって、いろいろなシルエットや風合いが出せますので、カジュアルからパーティ用まで様々なシーンに合わせたワイドパンツを作れます。
デザインや着たいシルエットなど、自分に合った生地や目的に合った生地を選んで、好みのワイドパンツを簡単に作ってみましょう。
デニム
カジュアルに着こなすためには必須の生地ではないでしょうか?
色味の濃淡だけでなく、生地の厚みもいろいろありますので、作りたいシルエットや雰囲気に合わせて選ぶと、理想のワイドパンツを作れるでしょう。
基本的にワイドパンツはどの形でも、張りのある生地より下にすとんと落ちる生地のほうが適しているといわれておりますので、張りのありすぎる分厚い生地は避けるほうがいいと思います。
また、漂白剤を使ってブリーチして色味で遊んだり、ダメージを付けたりと、リメイクして遊ぶこともできるので、とてもお勧めの生地です。
デニムは、使い込めば使い込むほど風合いが変わり、経年変化も楽しめる生地ですので、長く愛用できるアイテムになるでしょう。
チノ
チノとは、主に綿100%で綾織りの生地の名称で、チノパンツで使われている生地はもちろん、チノです。
軍洋服に使用されていた生地のためとても丈夫で、色はカーキーやベージュなどが多くみられます。
少し光沢のある素材ですので、デニムより上品な雰囲気でも着こなせることができますので、デニムほどカジュアルじゃなくて…なんて方にはとてもお勧めの生地です。
コーデュロイ
全体的に起毛している生地で、別珍と同じ織り方ですが、コーデュロイには縦うねがあり表面が凸凹しているので、保温性が高いといわれています。
少し重めの生地ではありますが、柔らかくストンと下に落ちる特徴がありますので、ワイドパンツにはとてもお勧めの生地です。
一つ難点なのが、起毛した生地のため、裁断の際に細かい毛がパラパラと床に落ちることです…
裁断後に掃除が必須の生地ですが、秋冬にはとてもおすすめの生地ですので、ぜひ挑戦してみてください。
ポリエステル
ポリエステル素材はしわになりにくい特徴がありますので、座った時にしわになる可能性が高い、ゆとりが多いワイドパンツにはとてもおすすめの生地です。
とても強度があるのがポリエステルの特徴で、アイロンもできる優れものです。
比較的やわらかい生地が多いので、ワイドパンツには最適の生地でしょう。
リネン
リネンの繊維は空洞になっており、空気を含んでおりますので、寒い冬には体温で温まった空気を含み、暑い夏にはこもった熱を逃がしてくれる優れた素材と言われております。
リネンは、表面が少しぼこぼこしており、衣類に使うことに少し違和感を感じる人も少なくないかと思います。
ですが、リネンは使えば使うほど柔らかくなる素材ですので、とても肌に馴染み、着心地は初めと比べ物にならないほどによくなること間違いなしです。
軽くて、強度も強く、吸水性はコットンの何倍もあるといわれている優れた素材ですので、それだけでもお勧めなのですが、さらにクタッとしたシルエットを作れる生地ですので、より一層ワイドパンツにお勧めできます。
リネンワンピースの作り方の記事はこちらを参考に!
・リネンワンピースの作り方!型紙の選び方や簡単に手作りできる方法!
まとめ
ワイドパンツを簡単に作り方は参考になりましたでしょうか?
生地違いで何着も持っておきたい!と思える型紙に出会えた方、自分の求めるサイズ感でワイドパンツを作りたいと思っている方、色々といらっしゃると思います。
生地や、丈感、ウエストのデザインなど、ちょっと工夫するだけで、自分だけのワイドパンツが楽しめますので、ぜひ挑戦してみてください!
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