通話やメールは手軽ですが、複数の人と簡単にやり取りできるLINE、使っている人が多いですよね。
当たり前に使われているということはそれだけ普及もしている証拠です。
でも当たり前に思っていても実は結構考えずに使っているのがアプリだったりします。
身近に普及しているLINEを使っていた、ぐらいの人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
- LINEのサービスがいつから始まったのか?
- LINEが普及して流行るまで
- オープンチャットはいつから始まったのか?
という疑問を見ていきましょう!
Contents
LINEのサービスはいつからある?
改めて現在は友人知人との日常的なメッセージのやり取りから、仕事の連絡網にも欠かせないコミュニケーションツールであるLINE!
スマートフォンやパソコンで身近な皆で便利に使っていて、必要に迫られてインストールしたという方も多いでしょう。
現在は当たり前に使われているLINEはいつからあって、いつ始まったサービスなのでしょうか。
いざ聞かれてみると答えられなかったりしませんか?
日常に欠かせないツールLINEの開発の歴史とサービス普及の経緯を紐解いていきます!
LINEのサービス開始は2011年6月!
LINEのサービスの開始は、日本人にとっては忘れられない東日本大震災があった2011年3月から3ヶ月後の2011年6月です。
色々な人との絆の大切さを感じさせられる時期にサービスが始まったこのLINEですが、まさに東日本大震災が開発のきっかけになっています。
LINEはなぜ始まった?開発までの道のり
現在はLINE株式会社として知られていますが、本社は韓国NHN株式会社です。
こちらはまとめ記事でなじみが深い現在のネイバー(NAVER)株式会社として知られているでしょう。
韓国NHN株式会社の傘下の日本法人でLINEの開発は始まりました。
現在のLINE株式会社の会長である、イ・ヘジン(李海珍)さんが開発プロジェクトを提起、日本に滞在して開発を進めていくことになります。
LINEは韓国の人が日本国内で開発したソフトです。
東日本大震災によって、多くの人々が家族や親戚の無事を確認するために必死に連絡しようとしていた被災者の姿が何度も放映されました。
被災地の外の人間にとってもその映像は今も忘れがたいものばかりです。
イ・ヘジンさんが被災者の姿を見て思いついたのがLINEの始まりだったのです。
社長はどんな人?
LINE上場、親会社ネイバー創業者が初めて語る https://t.co/J14OgIycZ4 すごい,イ・ヘジン氏にインタビューできたのですか.上場会社になって透明性の確保が急務ということでしょうが,日経ビジネスの快挙. pic.twitter.com/yTYDpCD40W
— Yuta Kashino (@yutakashino) August 4, 2016
LINE株式会社の代表取締役であるイ・ヘジンさんは1967年6月22日生まれの韓国の実業家です。
1999年にネイバーコム株式会社を設立しています。
このネイバーコムは後のNHNであり、現在のネイバー株式会社(NAVER)です。
2001年にはネイバーコムとハンゲームの合併で共同のCEOに就任、その後CSOに就任しています。
現在はネイバーとLINE株式会社の代表取締役となっています。
多くの会社を立ち上げて取りまとめる、敏腕の事業家であることが伝わってきますね!
何世代も続いた会社ではなく、自分自身の代で億万長者になった起業家としても有名です。
イ・ヘジンさんが日本でLINEの開発を始めた理由には、大きくなった本社よりも決定に対して小回りが利く日本法人を選んだということです。
少しでも早く開発を進めるための決断も、開発のきっかけとなった東日本大震災からわずか3ヶ月でサービス開始にこぎつけていることも凄さを感じさせてくれます。
2012年にはアジアで最も注目される起業家としても選ばれています。
LINEの開発速度、普及の仕方を考えると当然の結果と言えそうです。
LINEが普及して流行るまで
ここでは、LINEの配信の開始から、普及していくまでをダウンロード数の推移で見ていきたいと思います。
100万ダウンロードはいつ?
最初にアプリ配信が始まった2011年6月から100万件のダウンロード突破は配信から3ヶ月です。
公開はじめの1週間で1万件近くがダウンロードされ、2週間で14万件以上のダウンロードがあり、週ごと、月ごとでぐんぐんとダウンロードのペースが上がっていることが分かります。
公開から半年の2011年12月の始めに800万ダウンロードの突破が確認されています。
普及の加速も凄い勢いだったことが数字で見て取れます。
1000万ダウンロードはいつ?
LINEのダウンロード数が800万件を突破したのが2011年の12月始めなら、同月25日、クリスマスには1000万ダウンロードが発表されています。
わずか20日ほどの間に200万ダウンロードがされたことはもちろん、クリスマスシーズンのメッセージのやりとりに活躍したことが想像できますね。
1億ダウンロードはいつ?
単位が更に変わって今度は1億ダウンロードです。
さすがに少し時間が開いていますが、開始から1年7ヶ月目には1億ユーザーの突破の記事が発表されています。
ちなみに3年で10億ダウンロードを突破しており、ダウンロードの伸び率を伺わせてくれます。
現在は?
アプリのダウンロード数はGoogle Playの詳細ページでは5億件以上、appストアでは表記はありませんが、スマートフォン、タブレット、パソコンの全てで利用している人も居ると考えると、トータルでは相当数になるのは想像ができます。
2019年7月時点でのユーザー数は全世界では1億6千400万人、うち日本国内では8100万人と、全世界の半数を占めています。
全世界の利用者数では
- フェイスブック/24億人
- ツイッター/3億3千万人
- インスタグラム/10億人
- Youtube19/億人
と全世界の単位ではLINEの人数規模は小さく見えます。
ところが日本国内に限るとLINEのユーザー数は他のどのサービスよりも圧倒的に多くなっています。
- フェイスブック/2800万人
- ツイッター/4500万人
- インスタグラム/3300万人
- Youtube/6600万人
とLINEの8100万人という数字が抜き出ていることがよく分かります。
LINEはダウンロードされっぱなしではなくアクティブ数の高さに関しても80%以上を誇る日本で最も普及し、活用されているアプリということも言えます。
TwitterやYoutube、WeChat、WhatsAppはいつから?
SNSサービスはLINEが発表される以前から存在しています。
それぞれのサービスの開始時期を簡単にチェックしてみましょう。
twitterはいつから?
2006年にサービスは開始され、日本語での利用は2008年4月23日から利用が可能になりました。
2009年10月15日には、携帯電話向けのサイトの開設がされます。
日頃の出来事の書き込みやニュースを確認するツールとしてだけでなく、アプリのアカウントデータ管理などにも利用されるなど別の用途もあります。
140文字でどんな情報を配信していくのかはまさに職人技といえるでしょう。
Youtubeはいつから?
世界最大の動画共有サービスとして非常に馴染みが深くなっているのではないでしょうか。
サービスの開始は2005年12圧15日から。
チャットやライブ配信など便利な機能も豊富に揃っているため、多くのユーザーが自身の動画を配信しています。
登録なしでも投稿動画を閲覧できるため日常に最も身近な動画配信サービスでしょう。
Wechatはいつから?
中国の大手IT企業のテンセントが開発した、無料のメッセージ配信アプリです。
微信の英語での配信名がWechatとなります。
2011年の1月21日に中国国内でサービスが開始、4月には全世界向けにWechatとして配信されています。
LINEと同様、画像、音声・動画、チャットなど多様な機能を持っています。
2019年3月14日からローソンでWechatPayが導入され、スマートフォンでの支払いが利用できるようになりました。
WhatsAppはいつから?
2009年5月4日より。
スマートフォン向けのコミュニケーションツールの先駆けのソフトです。
多様な言語に対応しており、利用者は10億人以上。
世界一の普及率を誇るコミュニケーションアプリです。
長く利用されているアプリだけに、アクティブユーザーの数も1ヶ月で億単位を数えます。
元々は有料アプリだったものが無料化されています。
テキストメッセージ、画像、動画と位置情報の配信、音声ノートによるボイスメッセージ機能があります。
このアプリが列車脱線事故の際に家族との連絡に利用されていたという理由から、広告の表示はしないことも明言されています。
オープンチャットはいつから?
2019年8月19日にLINEから最大5000人の不特定多数のメンバーで会話ができるサービスとして開始されました。
メニュー画面から自身のトークルームを作成し、友達以外の参加者を集めることが可能です。
LINE本体とは別のプロフィール設定が可能で、ルームごとに別々に利用できます。
年齢認証をしていないユーザー、未成年者には一部機能の制限がありますが大勢のユーザーとコミュニケーションを一括して取ることができます。
様々なコンテンツとのコラボレーションも企画されており、利用の拡大が期待されます。
まとめ
今回はLINEが開発された経緯と、利用者の拡大と普及について紐解いてきました。
東日本大震災をきっかけに日本国内で開発され、日本のユーザーが全世界の利用者の半数を占めています。
アクティブ率も非常に高くLINEの日本国内での普及と浸透の根強さが他の大手SNSサービスと比較してもずば抜けていることが分かります。
サービスの開始から今まで、そしてこれからもLINEは日常生活の良きコミュニケーションツールとして利用されていくことでしょう!