桜の木は春を感じさせます。
桜全般に共通する花言葉として、
「精神の美」「優美な女性」
とあることからも、
上品できれいなイメージが
桜にはあります。
桜の開花時期はおおよそ、
3月下旬から4月中旬です。
桜の開花シーズンは、
お花見や桜まつりといった
イベントに出かけて、
会社の同僚、友人、家族と
毎年桜を楽しむという方も
多いでしょう。
昼間のお花見もいいですが、
夜にライトアップされた、
夜桜もまたキレイです。
また桜は、
学校の卒業式など、
春の行事にも欠かせない存在です。
出会いと別れ、そして、
新しいスタートを予感させる桜は、
何か特別なもののように感じられ、
多くの日本人に愛されています。
そんな私たちの心を癒してくれる
桜ですが、
たくさんの種類が存在するのを
知っていますか?
今回は桜の種類と見分け方について
ご紹介いたします。
今年もお花見や桜を見に行くという方は、
桜の名前や特徴を知っておくと、
もっと桜を楽しめると思いますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
桜の種類の見分け方!
ソメイヨシノの見分け方は花が5枚で色が変わる!
桜の種類には詳しくないという方でも、
「ソメイヨシノは聞いたことがある」
ということがあるかもしれません。
それくらいソメイヨシノは、
日本ではポピュラーな桜の品種です。
ソメイヨシノの見分け方ですが、
まず一つは、桜の花が5枚ということです。
そしてもう一つは、
花の色が、
咲き始めた頃は淡い赤い色なのですが、
満開が近くなると、
白色に変わっていくという点が特徴です。
八重桜の種類の見分け方は花が重なる!
お酒の名前にもなっている「八重桜」。
ですが、知っていますか?
八重桜は桜の品種ではなく、
八重咲きに花をつける桜の総称です。
八重咲きというのは、
花びらが重なって咲く
花の咲き方のことです。
つまり八重桜とは、
八重咲きする桜をひとまとめにした
呼び方なので、
個々の桜ごとに違った名前が
存在します。
具体的には、
ヤエベニシダレやヤエベニオオシマといった
種類があります。
山桜の種類の見分け方は葉っぱ!
山桜は桜の原種の一つで、
日本の野生に存在する桜で代表的な
「吉野の桜」は、
本来この山桜を意味しています。
古くから自生し、
有名な桜であるため
昔から和歌などに
詠まれることが多かった桜です。
山桜の見分け方ですが、
山桜の花の色は、
白色や淡紅色をしていることから、
パッと見ると、
ソメイヨシノと似ています。
ですが両者にも違いがあります。
それが「葉」です。
ソメイヨシノは、
花が咲いた後に葉が生えてきますが、
山桜は、
花が開花するの同じ時期に
葉っぱが出てきます。
山桜の見分け方としては、
葉があるかないかというのが、
特徴です。
大山桜の種類の見分け方は花の色が濃い!
山桜に似た桜に、
大山桜という種類があります。
大山桜の見分け方ですが、
大山桜は山桜に比べて花が大きく、
花の色も濃いのが特徴です。
そのため、
山桜やソメイヨシノと比べると、
はっきりとした色がつきます。
一重咲きで、
花びらの数は5枚であることなど、
基本的には山桜と同じです。
桜の特徴を解説!
ソメイヨシノの特徴はクローン!
ソメイヨシノ(染井吉野)は元々、
江戸末期に開発された桜の品種です。
大島桜(オオシマザクラ)と、
江戸彼岸桜(エドヒガンザクラ)
の交配によって生まれたと
言われています。
それが明治以降、全国各地に広がり、
日本を代表する桜となりました。
ソメイヨシノの特徴ですが、
樹の高さは、
おおよそ10〜15m前後です。
開花時期は、
3月中旬から4月下旬です。
ソメイヨシノの繁殖は、
少し変わっており、
「接木(つぎき)」呼ばれる、
人為的な方法で行われます。
簡単にいえば、
種から目が出るのではなく、
人の手で行われる方法で
育つということです。
その為、
公園や街路樹などで目にする
ソメイヨシノの多くが
クローンで、
ほぼ同じような遺伝子を持っています。
八重桜の特徴は花弁の数!
八重桜とは八重咲きする桜の総称です。
先ほど紹介した八重桜の具体例である、
ヤエベニシダレは特徴として、
花の色が濃い紅色をしています。
ヤエベニオオシマは、
淡紅色をしており、
開花時期は4月中旬頃です。
八重桜は、
花びらが重なって咲くことのほか、
花びらの枚数が多いのも特徴です。
ヤエベニシダレも
ヤエベニオオシマも、
花弁の数は15〜20枚になります。
八重桜は、
ヤマザクラやソメイヨシノと比べて
開花期が1~2週間ほど遅いです。
時期としては、
ソメイヨシノが散るのと同じ頃に
花を咲き始めます。
その為、
開花時期は少し遅く、
4月上旬から5月頃になります。
山桜の特徴は山地の花!
山桜の特徴は、
高木であるということです。
平均的な高さは、
10〜25mに及びます。
山桜は名前のとおり、
主に山地に花を咲かせる桜です。
山桜を原種に、
品種改良された桜も多く存在します。
それらは一般的な山桜と区別するために、
「里桜」と呼ばれたりします。
山桜の開花時期は、
4月上旬から5月にかけてとなります。
大山桜の特徴は果実!
大山桜の特徴としては、
実がなる桜という点です。
果実は夏に向けて、
緑から赤、黒へと変わっていきます。
ただ人間が食べるには
あまり適さないようです。
鳥などは食べることがあるようです。
桜の種類の見分け方の参考の書籍は?
パッと桜を見て、
友達や恋人に説明が出来たら
かっこいいですよね。
たとえくわしい説明が出来なくても、
桜の種類や見分け方を
知っているだけで、
周りから一目置かれたり、
お花見がより楽しめたりします。
いくつか桜を見分けるのに参考になる書籍を
ご紹介しますので、
気になる方はぜひ、
チェックしてみてください!
桜の参考の書籍はサクラハンドブック!
初心者にとっては
わかりやすい書籍が一番ですよね。
絵はイラストではなく、
写真がカラーで載っていて、
見やすいものがベストです。
イチオシなのは、
サクラハンドブックです。
カラー写真が多く載っていて、
各種桜について、
間違えやすい種類や
見分け方のポイントが、
しっかりと押さえてあります。
写真がアップなのも
使い勝手がいいところ
です。
本の大きさも
ハンディサイズなので
持ち歩くにも便利で
かさばりません。
サクラ博士が書いた書籍だけに、
身近で見られる桜の品種や、
分布の広い野生種など、
桜の種類を厳選して載せてあります。
桜の開花順に掲載されているので、
「今、咲いている桜は?」
と思ったときも、
カンタンに調べられます。
桜の参考の書籍は日本の桜増補改訂版!
あまり詳しい説明はなくていいから、
お花見の桜がわかるような
本がほしい。
そんな方には、
日本の桜増補改訂版が
おすすめです。
桜の写真を眺めたい方や、
ポイントだけ知りたい方には
ちょうどいい書籍です。
すでに桜について、
ある程度知識がある方には
少々モノ足りないかもしれません。
桜の参考の書籍は桜の雑学事典!
桜の見分け方とは少し違いますが、
桜のウンチクや
雑学に興味がある方には、
桜の雑学事典が、
おすすめです。
桜にまつわる文学や歴史、
エピソードが豊富に載っているので、
読み物として十分な書籍です。
桜の名所100選や
日本全国の名所も紹介されています。
色々な角度から
桜の話をしているので、
桜の知識や理解を
いっそう深めることが出来ますよ。
まとめ
今回は桜の種類や見分け方、
名前や特徴について
ご紹介いたしましたが、
いかがでしたでしょうか?
毎年お花見や
ご近所で目にする桜も
ちょっと種類を知ってみると
また味わい深く
感じたりするものです。
今年のお花見は
ぜひ桜の種類や色にも
注目してみてくださいね。