甘くて美味しい水飴は、子供の頃はちょっとした楽しみでした。
割り箸にビニール袋に収まった飴を絞り出してくっつけ、割り箸をクロスさせてグルグル回して飴が真っ白になるまで練って食べたものです。
記憶に有るのはイチゴやメロンのフルーツ味でしたが皆さんはいかがでしょうか。
今回は、初めて水飴を見た方に食べ方のコツの紹介をメインに書いていきます。
水飴と子供の頃食べたねり飴との違いなど、ちょっと気になる点についても調べていきますよ!
Contents
水飴の食べ方のコツ!
まずここでは水飴の食べ方を紹介します。
お祭りの屋台では味の無い薄焼き煎餅に挟まっている形態で見かけますが、包まれていない状態のもので進めていきます。
コツ1:水飴は練って食べる!
ある程度の固さがあればそのまま口に入れて溶かしても食べられますが、より食べやすくするコツがあります。
それは飴の本体を練ること!
色が白くなるまで練ってやるとしっかりした粘度に落ち着いて食べやすくなります。
コツ2:水飴を練る理由は?
水飴のそのままだとかなり柔らかいので、黙っていると割り箸から下に垂れてきて落ちてしまいます。
飴の本体がゆるい状態のままでは落ち着いて食べられないのが第一かなと私自身は思います。
実際には水飴本体に空気を含ませ、口当たりをよりなめらかにして食感を良くするためです。
あとは、飴を練るのが子供にとって楽しいなども理由に挙がっています。
コツ3:手早く、箸を離さないように動かす
水飴をうまく練るコツは、むやみに箸を遠くに離したり飴を引き延ばしたりしないことです。
飴が伸びるのは楽しいのですが、糸状になった飴が服にくっつくとベタついて非常に厄介です。
飴が落ちないようになるべく箸を離さないように練りましょう。
水飴の練り方
平べったい底の容器に入っているのならしっかりかき混ぜて練るのが簡単ですが、割り箸を使うタイプのものについて説明します。
水飴の練り方の手順
- パッケージに入っている割り箸を割っておく
- 袋に入った水飴を箸に巻きつけるように割り箸にくっつける
- 2本の割り箸で飴を囲んだり巻き込むようにグルグル回して練る
この通り至って単純な作業です。
注意するのはのんびりしすぎて飴を落とさないようにすることぐらいだと思います。
練り具合の目安
水飴の練り具合は、色の変化で分かります。
食紅の色でカラフルでも透明な飴が練って空気が入ることで白っぽくなっていきます。
練り上がりの頃には、まるでパールのような光沢に仕上がるので視覚的にも分かりやすいです。
練らなければ食べられないものではないので好きなだけ練って好みの固さに落ち着いた段階で食べましょう!
温めると練りやすい!
購入したばかりの状態では、割りと硬めの状態のこともありますので扱いにくいときには温めて使うと柔らかくなります。
寒い季節は全般に固まっているので温めるのは必須だと思います。
パッケージによりますが、袋などなら手の平に包んでじっと暖めてもいいですし、お風呂ぐらいの温度のぬるいお湯の中に入れておくと扱いやすい状態になりますよ!
服に付けてしまったときにも、ぬるま湯で洗うと冷たい水と違って固まらないので汚れを落としやすくなります。
ベタついて大変なのでくれぐれも服に付けないようにしましょう。
割り箸の使い方
割り箸は、一膳を割って使います。
編み針のように割り箸を×にクロスさせてそのまま×の中心を軸に奥側・手前側でクルクルと回転させると楽に練ることができます。
私はそうして練っていたのですが、皆さんそれぞれ練り方が異なるので力の入れ方にも個性がありますね。
飴を片方の箸で押し付けるようにしてもいいですし、両方の箸をクルクル回して表面から練ったり。
うまく練り上がるのなら好きなようにするのが楽しいです。
同じ練って食べるタイプの水飴でもパッケージに違いがあるのも注目ですね。
水飴の食べ方のアレンジ方法
水飴を普段と違う食べ方で使用したアレンジを集めてみました。
アレンジ1:他のお菓子を水飴に作り変える!
水飴で販売されているものを食べるだけでなく、水飴は手作りもできます。
そのアレンジでも目を引いたのがこちらです。
水飴そのものを作るということで水飴を使ったアレンジとは反対になるのですが、面白いと思ったので選びました。
アレンジ2:調味料・素材として使う
水飴はそのまま食べても美味しいのですが、料理の材料に使う食べ方もあります。
代表的なのは果物をコーティングした果物飴ですが、材料として使用したレシピも沢山紹介されています。
飴をそのまま使用した形、調味料として使った形で主菜、副菜、デザート全てが作れます。
アレンジ3:自由研究に使ってみる
食べ物としての使い方も豊富ですが、楽しい実験にも使えます。
用意する水飴が沢山ですが、通常では見られない状況を楽しんでみましょう!
『水飴の中で風船割り』
水飴と練り飴の違い
ここまで水飴の食べ方を紹介してきましたがあれっ?と思っている方も多いと思います。
水飴って、お菓子づくりの材料に売っているシロップみたいなやつじゃない?
割り箸で練るのがねり飴では?
という部分です。
水飴の食べ方をメインに紹介してきましたが、どちらかと言えばねり飴の食べ方の紹介なので。
駄菓子のねり飴とサラサラした本当にシロップ状の水飴とどう違うのかとなります。
水飴とねり飴の場合は第一に、固さが異なる場合が多いのですがねり飴の材料を調べてみますと
「ねり飴」
- 水飴
- 砂糖
- 観点
- オブラート
- 着色料
材料にもそのまま水飴が入っていますから水飴ベースなのは間違いありませんが、水飴を材料に使った飴のお菓子という扱いになっています。
対して水飴です。
「水飴」
- でんぷん質(ブドウ糖・麦芽糖・デキストリン・もち米)
- 糖化酵素
でんぷん質を玄米の中の糖化酵素を使って作られた甘味料で麦芽糖や玄米などが原料の場合ミネラル成分の色があって琥珀色。
水飴の本体も食べるものの、料理の素材として広く使われる調味素材で、砂糖の結晶化を阻害する性質で、常になめらかな食感を維持できる保湿効果がある。
ということが調べてみたところ分かりました。
割り箸で練って食べる水飴は水飴を材料にした飴のお菓子。
サラサラの水飴は食品の甘み、水分を維持する調味料であり添加物という区別ができます。
ネットで買える水飴
こちらの見出しでは通販で購入できる水飴を紹介します。
駄菓子屋さんも少なくなっていますし、近くで買える場所が無いものも見つかるでしょう。
古くから使われている水飴と、ねり飴を選んでみました。
まとめ
今回は水飴の食べ方のコツの紹介と、疑問に思ってきたねり飴との違いを調べてきました。
アレンジも食べる以外の楽しみが有って水飴の奥深さを感じます。
古くから使われる甘味料で、料理にもお菓子にも欠かせない調味料であり、そのまま食べられるおやつとしても長く浸透しているのが分かります。
私は、ねり飴は袋入りで絞り出すタイプしか見たことがありませんでしたから、カップ入りの商品が有るのも新鮮でした。
二十年経ってから発見が有るのは嬉しいことです。
親子で練るのもよし、友達同士で昔を懐かしむもよし、料理の照りツヤを増すもよし。
皆さんの楽しみ方を見つけてくださいね!