新入社員が一同に集まる入社式。
新社会人にとっては、
これから新たな人生を踏み出す
第一歩のイベントだけに、
期待と不安、
そして緊張が入り混じります。
受け入れる企業としても
新入社員に、
社会人としての自覚と責任を
感じてもらいつつ、
自社の威厳を示す機会です。
普通、入社式は式次第に沿って、
行われますが、
司会進行を任されたとき、
前任者のマニュアルがない場合は、
自分で一から作らなくては
なりません。
入社式は、
企業の規模や方針によって、
内容が異なりますが、
式の司会進行に任命された場合、
式次第の流れなど、
基本的なポイントは押さえておきたい
ものです。
〜入社式はいつ?という疑問にはこちらの記事〜
企業の入社式はいつが多い?何時までで当日の流れはどうなる?
そこで今回は、
入社式の式次第の書き方や流れについて
まとめてみました!
式次第の見本やテンプレートについても
ご紹介いたしますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
入社式の式次第とは?
入社式の式次第とは、
どんなものなのでしょうか?
何の為にあるのでしょう?
入社式の式次第とは
いわば「進行のメニュー」です。
開式から閉式までの進行を
すべて記したプログラム表になります。
司会進行者は、
その式次第に沿って、
入社式を進行していくことになります。
式次第の扱いは、
企業によって異なります。
参加者に配布する場合もあれば、
入社式の会場に貼られている
場合もあります。
式次第を用意する目的の一つは、
司会進行者が
すべてのメニューを
流れに沿って進めるためですが、
もう一つの目的は、
時間内に式を終了させるためです。
入社式は新入社員に向けた
儀式的行事であり、
式典の時間は決められています。
特に会場を借りている場合は、
時間内にきちっと
入社式を
終わらせなければなりません。
また、式次第がないと、
参加者も終了時間が分からず、
気持ちが落ち着きません。
そのような理由から、
入社式に式次第は
欠かせない存在です。
入社式の式次第の流れと書き方
開会の挨拶
入社式の開会宣言は、
司会担当者が行います。
「ただ今より、
平成◯◯年度入社式をおこないます」
など、
簡単な挨拶で終わることが
ほとんどです。
経営理念唱和
新入社員は、
まだまだ会社のことを知りません。
経営理念(社訓・企業理念など)
というのは、
会社の経営方針やビジョンです。
会社の方向性を示す、
重要なポイントで、
社員一同に「こういう方向に進む!」
という、決意を表明します。
社長の挨拶
社長から新入社員への一言、
激励などを述べてもらいます。
司会進行の例としては、
「まずはじめに、〇〇社長より、
一言ご挨拶をいただきます」
などと紹介します。
新入社員への辞令交付
新入社員の代表者、
企業や採用人数によっては、
一人一人に手渡します。
役員紹介・各部長の紹介
会社の役員・各部長を紹介します。
司会進行の例としては、
「それでは皆さんの上司となる、
各部の部長を紹介をいたします」
などです。
紹介された役員・各部長は、
起立後、新入社員へ一礼します。
また役員代表から新入社員へ
祝辞を述べる場合もあります。
新入社員代表による挨拶
新入社員の代表者が、
入社式に対するお礼、仕事への決意表明、
抱負などを述べます。
閉会の挨拶
司会担当者が、
閉会の宣言を行います。
例としては、
「それでは以上を持ちまして、
平成◯◯年度 新入社員入社式を
終了いたします」
などといった言葉で、
締めくくります。
基本的な入社式の流れは、
以上です。
ほか会社によっては、
「来賓の祝辞」
「記念撮影」
などを行う場合もあります。
閉会後に、
懇親会を開催することもあります。
入社式の式次第や司会の担当になったら…
式次第の書き方や流れについては
ご理解頂けたと思いますが、
「司会担当として、
他にやることはないのか?」が、
気になりますよね。
そこで以下に、
入社式の司会担当になったときに
まず、やるべきことについて
まとめました。
一つ一つ確認していきましょう!
式次第を作成する
お分かりのとおり、
式次第は司会担当の大事な仕事です。
詳細については、
上記「式次第の流れと書き方」で
ご説明した通りです。
〜入社式はいつ?〜
企業の入社式はいつが多い?何時までで当日の流れはどうなる?
会場を確保する
入社式を行う場合は、
まずは会場の予約は必要です。
式次第やその他準備が完ぺきでも、
会場が無ければ、
式典自体が行えません。
公共施設やホールなど、
企業外の施設を使う場合は
もちろんですが、
自社の会議室や研修室などを
会場に利用する場合でも、
「他の予約が入っていないか」など、
利用場所のスケジュールを
よく確認して、
確実に会場を押さえておきましょう。
社長や役員と打ち合わせ
式次第の流れの中に、
「社長の挨拶」
「役員・幹部の紹介」
というのがありますが、
その準備です。
司会担当になった場合は、
早めに打ち合わせしましょう。
会社によっては、
上司が手助けしてくれる
場合もありますが、
社長・役員のスケジュールの都合も
ありますので、
早めに動きだすのが、
おすすめです。
懇親会などの場所の確保
一般的に多くの会社では、
新入社員との親睦を深めるため、
入社式の後に懇親会を行います。
企業の規模や
新入社員の人数によっては、
大人数になりますので、
会場を変えて、
飲食店を利用する場合は
予約が必要です。
大勢で利用できるお店や、
席数は限られてきますので、
こちらも早めに
予約を入れておきましょう。
直前であわてることがないように、
前倒しで動いておく位で、
ちょうどいいかもしれません。
以上で、
入社式の司会担当になった際に
まず、やるべきことのご紹介は終わりですが、
人によっては、
まだ心配が残る人もいると思います。
話ベタな人で、
当日うまく話せるか自信がない
という人もいるでしょう。
そんな方には、
こちらの本がおすすめです。
式次第の書き方や、
原稿の作り方はもちろん、
話し方のツボや、
年齢や性別に合わせた話し方までが
載っています。
入社式だけでなく、
結婚式披露宴から、
祝賀会までを具体的な事例で
カバーしているので、
一冊持っていると、
急に司会進行を頼まれたときも
バタバタしなくていいですね。
入社式の式次第の見本・テンプレート(雛形)
中には、他の仕事が忙しくて、
式次第を一から作る時間がない
という方もいるでしょう。
いくつか無料で使える、
入社式のテンプレートを
見つけましたので、
ご紹介しておきます。
効率よく活用して、
業務の時間短縮に
役立ててみてくださいね。
入社式のテンプレートは入社式の案内状がおすすめ
こちらは2種類のテンプレートがあり、
ダウンロードをポチッと押すだけで、
すぐに使うことが出来ます。
word形式なので、
修正もしやすいですね。
https://www.feedsoft.net/template/word/word-nyusyasiki.html
入社式のテンプレートはビズオーシャンがおすすめ
こちらも無料で使える
テンプレートですが、
利用には会員登録(無料)が
必要です。
形式はwordです。
入社式の司会担当のみであれば、
メリットは少ないかもしれませんが、
多数の書類のテンプレートも
無料で使うことができるので、
複数の書類のテンプレート
を利用したい場合には、
おすすめですね。
https://www.bizocean.jp/doc/detail/106594/
まとめ
今回は、
入社式の式次第の流れや書き方、
見本とテンプレートについて
ご紹介いたしましたが、
いかがだったでしょうか?
入社式では、
厳かな雰囲気の中で、
粛々と進行をし、
新入社員に社会人としての
意識づけを行います。
司会進行者は、
式全体の雰囲気に
最も大きく影響を与えるポジションです。
司会担当として話す際は、
焦らず、はっきりと丁寧な口調で、
発声するようにしたいですね。
それと、
入社式を担当するというのは
大変な業務ですが、
ちょっと視点を変えると、
自分が作った式次第で、
大勢の人を満足させることができる仕事、
とも言えます。
自分のやり方次第で
式典の魅力を左右できる、
とてもダイナミックな仕事です。
事前の準備を万全にして、
ぜひ、入社式当日は、
将来有望な若い社員を歓迎して
あげてくださいね!