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合格発表からドキドキしながら待っていた高校の入学式。

しかし、高校は成績が悪ければ留年があります。

あまり得意でない科目があったり、遅刻が多い、欠席が多いと心配になりますよね?


どんな条件がそろえば、留年になるのでしょうか?

ドキッとしているあなた、心配性のあなたに、この記事では、

  • 高校で留年が確定する基準や条件
  • 高校生が留年する割合
  • 留年の救済措置
  • 留年が確定した場合の選択肢

を詳しくまとめてみました。


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高校で留年が確定する基準や条件は?

高校で留年が確定する基準や条件は?

留年の条件は学校によって違います。感覚としては公立高校よりも私立高校の方が厳しいようです。

それは学校のイメージをよくするために、あまりに成績や出席の悪い生徒を残しておけないからです。

しかし、公立校だからといっても進学校なら私学並みの厳しいところもあります。

いずれにしても、キーになるのは「単位」なので、そのあたりを説明していきます。

 

単位とは?

単位ってどうやったら取れるのか、どうすれば落としてしまうのか、なんとなくはわかるけど詳しく説明できないな…って方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。

私がまさにそんな感じで、高校生活で単位を意識したのは卒業を前にした頃が初めてでした。

単位とは簡単に言うと、すべての教科の成績+出席日数です。

つまり、成績がいいだけでもだめだし、ただ出席してるだけでもだめなんですね。


成績の基準

どんな成績であれば留年の危機にさらされるのでしょうか。

中学校と同じく高校にも定期試験があります。その定期試験で合格ラインの点数を取れなかった場合を赤点と呼び、単位が取れません。


また成績の悪さは、先生の印象が悪いことが原因のこともよくあります。

あなたはもしかして授業中に堂々と寝ていませんか?

学習態度や意欲も進級の評価基準になっていることが多いんですよ。

授業中に、先生にバレずにこっそり寝る方法について、詳しくこちらで書いてあるので参考にしてください。

授業中に寝る方法は?女子でも先生にバレないやり方を超解説!


赤点の科目数

赤点を取ってしまった!

では何科目赤点を取れば留年が決まるのでしょうか。

それも学校によって違います。工業高校などの場合は実習や技術基礎などの科目を落とすと留年決定になります。

専門校ですから、当たり前といえば当たり前ですね。でもなかなか厳しい。

普通科ですと3科目ぐらいが標準です。


追試や再追試

赤点を取ってしまっても追試というのがあります。ほっとしているあなた、いくら追試を受けても追試に合格しなければいけません。

基準の甘い学校や、必須科目でない科目の赤点などでは再追試という措置をとってくれる時もあるようです。

しかし、そんなことに甘えているようでは留年は免れても卒業は厳しいかもしれませんよ。


通知表が悪すぎる

通知表は5段階で評価する学校が多いようです。

では通知表でどんな成績を取れば留年の可能性がでてくるのでしょうか。

通知表でどれかひとつでも「1」があれば留年決定という学校もあるのですよ。


科目別での評価?

科目によって評価も違って来ます。

すべての科目が「2」という評価では留年を逃れるのは厳しいでしょう。しかし、ある教科が「2」で、あとは「5」だった(ありうることです)というときは補習授業や追試験で、留年の可能性は低くなります。

ここで気をつけたいのは必須科目という科目です。こればかりは単位を落とすことはできません。あとは全部「5」だったのに、これを落として留年決定することもあるでしょう。



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出席日数の基準

出席日数も大いに関係してきます。

いくら点数を取れても、学校に出てこないのでは集団生活の意味がありません。

出席して真面目に授業を受ける、先生の話を聞く、その態度も見られています。


何日ぐらい休むと留年?

ではどれくらい休むと留年の可能性が出てくるのでしょうか。

標準では一年の3分の1を休むとあります。それから欠席だけではなく遅刻や早退もカウントされます。遅刻や早退を3回すると欠席1回にカウントされてしまいます。

ただし、休暇中などに指定された提出物の提出があれば授業の単位に加算されます。

休みがちであってもまじめに提出物を出していれば、授業数にいれてくれるということです。

とはいえ、油断は禁物です。

留年したくないならなるべく真面目に出席しようと心がけてください。


行事にも単位がある

これは見落としがちなのですが、体育祭や文化祭、その他細々した集会などにも単位を設けている高校があります。

実は私も、行事の単位が危なくて注意された経験があるんです。

そのときは事前に先生から教えてもらえたので、残りの行事は全部出席して無事進学できましたが、学校によっては忠告してくれない場合もあるかもしれないので、自分でしっかりチェックしましょう。



1年でどれくらい単位を取らなければいけないかは、学校によって決まっています。

細かいことは生徒手帳や、生徒便覧などに書かれています。

わからないときは先生にしっかり聞いておきましょう。

学校によって留年の基準が違うので要注意です!

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高校で留年する割合は?

高校で留年する割合は?

高校で留年する人の割合は全体で0.5%ぐらいという結果が出ています。

1000人いれば5人の高校生が留年している計算になりますね。思ったより多い数字でした。

1学年200人ぐらいの高校であれば、学年に一人は留年者がいるぐらいの割合です。

安心してください。



私が高校生の時、留年した生徒というのは病気やケガで長欠というのがだいたいの理由でした。

珍しかったのは交換留学生で、1年間アメリカに行って留年というもの。単位を取りに行ったのではないので、留年は確実ですね。

でもすごい経験をしたのでこの留年は価値がありますね。


留年に救済措置はある?

留年が決まる前に会議が行われます。進級判定会議といいます。

細かいデータが出てこの子は留年だが、なんとか進級はできないものかを考える会議だと思ってください。

先生方は好きこのんで成績や出席日数だけを判定基準にして、留年にする訳ではありません。

成績は悪いけれど授業態度は真面目で熱心だし、部活動も続けているしなんとか進級させてやりたいと話しあう場です。



数字のみで判定できるのなら簡単でいいと思います。

その場合仮進級という制度のある学校があります。落とした単位の授業のみ前学年に戻って受講できる制度です。

しかし、あまりに落とした単位が多いと今学年の授業が受けられず、こちらの単位を落としてしまう可能性もあります。

こんな制度があるんだから、と安心しきってしまってはいけません。学校は勉強の場です。

しっかりと勉強しましょうね。



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追試

追試験を受けたことのない人の方が少ない・・・と思いたいのですが、どうしても苦手な教科は誰でもあると思います。

苦手なものは避けて通りたいという本能に負けて、一夜漬けで試験を受けた人もいるのではないでしょうか。

そんな時の追試験は正直ありがたかったです。

同じように苦手な教科を仲間と受けて、あぁ、私一人が苦手ではなかったのだ、と妙な安心感を覚えたことがありました。

でも心の中はヒヤヒヤしどおしでした。やっぱり追試を受けるようではいけないな、と思った経験です。


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補講

追試ではなく、補修講習の制度のある学校もあります。何時間受けるかはその学校によって違うので先生に確認しましょう。

これも居眠りなんかして受けていたのでは、今回はセーフでも次はなし!ということになるかもしれませんよ。


高校で留年が確定した場合の選択肢

高校で留年が確定した場合の選択肢

頑張ったけれど留年してしまった、というときはこれからが問題です。

留年はゼロに戻ってやり直すことですから、前年と同じ環境ではありません。

一年下の下級生が同級生になり、同級生だった友達が上級生です。

そして厳しいのが取った単位もすべてゼロになります。この教科は赤点ではなかったから、と授業に出なくてもよいのではないのです。前年と同じ授業に出なくてはいけません。

絶対に高校は卒業する!という強い意思がないと半端な気持ちでは過ごせませんね。

留年の後の進路はどうなるのでしょうか。



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そのまま在籍

好きな学校だったし先生もなんとなく気が合うから、在籍することも可能です。

多少恥ずかしい思いをしても、それは自分の責任と考えて、もう2度と留年しないように、頑張ってもう一年通いましょう。

留年の頻度ですが、同じ学年で2度留年をすると強制的に退学になります。

いくら自分が好きな学校でも勉強しないのならダメですね。当たり前といえば、当たり前なのです。


転校する

留年をすると、同学年の生徒たちは、「あの人留年した人だよ」と有名になります。

もちろんそんな悪いことをしたわけではないので、堂々としていればいいのですが、この辺りはメンタルが要求されます。

自分が留年したことを誰も知らない環境に身を置くのも1つの方法です。

ただ、留年したことを先生たちは当然知っていますので、誰にも知られないというのは少々無理があります。

同じ学年の人が、全員自分が留年したことを知っている状態ではない状態ぐらいに思っておきましょう。


また、もう1つの原因としては、

学校のレベルが自分に合っていなかったということも考えられます。

自分に合ったレベルの学校に行くこともよい選択です。しかし、同じような全日制の学校に行くのはとても難しい状態です。

第一に途中の入学になりますから、目指す学校に空きがなくてはいけません。

空きがあったとしても、引っ越しのようにさっと移るわけにはいきません。



今の学校に入る時はどうでしたか。試験を受けて、発表を待って・・・と手順があったはずです。転校であっても同じ手順が必要です。

そこでこの生徒はうちには合わないとなれば、また違う学校を探さなければなりません。

夜間の高校を視野に入れてもいいでしょう。

地域によって様々な学校があったり、少なかったりするので通学できるかどうか、費用はどんなものか、など調べてみるのも必要です。

調べて行くうちにあの学校は合わなかったけれど、ここならやっていけるかもしれないという気持ちが出てくるかもしれません。


通信制高校へ転入する

通信制高校は多くの全日制高校と違い、単位制を導入しているので、そもそも留年という概念がありません。

通信制の高校に転入すれば、今通っている高校での単位も引き継げます。

性格によっては通信制高校のほうが合ってるって方もいますよね。

 

高等学校卒業程度認定試験を受ける

勉強は嫌いじゃないけど、学校という環境がどうしても合わないという人もいるかと思います。

そういう人には、自力で勉強して高等学校卒業程度認定試験を受けるという道もあります。

高等学校卒業程度認定試験とは、16歳以上で高卒資格のない人が受けられる試験で、合格すれば高卒と同程度の学力があると認められ、大学受験もできますよ。

 

中退して専門学校へ行くか就職する

学校を選ぶ際に、普通科だけでなく専門性の高い専門学校があります。入学基準に高卒以上となければ、高校中退でも入れます。

あの教科は苦手だったけどこれは得意だから極めてみたい、というものがあれば、これはいい選択になるのではないでしょうか。


学校は嫌だ、勉強は嫌いだとなれば、仕事につくのもありです。

学校という集団生活に馴染めなくても、仕事ならば我慢ができるという人もたくさんいます。



つまりは自分にあった環境というのは人それぞれなのです。

絶対にいい学校を出て、いい会社に勤めなければいけないなんていうことはありません。

悩んで苦しんで選んだ選択なら、きっと納得して進むことができるでしょう。

まとめ

留年決定の条件は

  • 成績
  • 出席日数

などで決まります。


学校によって細かなところが違うので生徒手帳や生徒規範などを見て、わからなければ先生に聞くことが大切です。

また、赤点を取ってしまったとなっても救済措置として、追試や補講がある学校もあります。

厳しい学校では救済措置の全くない学校もあるので、気をつけましょうね。


残念ながら留年が決定してしまったら、それからの進路は調べて、納得のいくものにしましょう。

今までは人の意見や人についていくだけだった人も、調べたり、自分で聞きに行ったりすれば、自分にあった環境がわかってくると思います。

自分のやりたいことやしてみたいことがあれば、それに少しでも近づいて行く道はきっと見つかると思います。

少し遠回りになるだけです。

残念だ、とばかり気落ちしていないで、危機をチャンスに変える気持ちでチャレンジしてみましょう。

自分の人生だ!という気持ちが留年のアクシデントを跳ね返してくれることでしょう。



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