誰もが一度は遊んだことがある「お手玉」ですが、やってみると意外と難しい遊びでもありますよね。
2個だとどうにかキャッチできますが、3個、4個となるとなかなかキャッチできずに落としてしまいます。
そこで今回は、基本的なお手玉のやり方をご紹介します。
また、3個、4個とお手玉の数が増えた時の練習方法や投げ方のコツ、簡単な技やおすすめのお手玉グッズも合わせてご紹介します。
Contents
お手玉のやり方
まずはお手玉のやり方の基本
「お手玉の持ち方と投げ方・キャッチまでの流れ」
についてご紹介いたします。
お手玉の持ち方と投げ方・キャッチまでの流れ
2個
多くの方が「これならできる!」という定番のスタイルが「2個」で遊ぶやり方です。
お手玉を2つ手に持ち、1つのお手玉を上に投げている間に、もう1つを反対の手に移し替えるというやり方ですね。
ですが、これも初めてやると意外と難しい場合も。
そんな時は、こちらの動画のように「最初は1つだけ」で練習するとコツを掴みやすいです。
- 右手で1つ持つ
- お手玉を右手から左手に高く投げて渡す
- お手玉をキャッチする前に手を叩く
- お手玉をキャッチする
- 慣れてきたらお手玉を2つ持ち、今まで手を叩いていた関りにお手玉を渡す
この方法でやると、基本の形を身につけやすいです。
3個
3個になると一気に難しくなります。
常に1個のお手玉が空中に浮いている状態で、残りの2個のお手玉を器用に操作するような感じですね。
お手玉3つの場合は利き手に2つ持って、反対の手にもう1つを持ちます。
そしてまずはお手玉を2つ持っている方の手から玉を投げ始めます。
わかりやすく「利き手=右手」で解説すると・・・
- 右手のお手玉を1つ左手に投げ上げる
- 右手の2つ目のお手玉を立て続けに投げ上げる
- 2つ目のお手玉を投げてすぐに、左手のお手玉を右手に渡す
- これを繰り返す
かなり難しいですが、練習するとできるようになりますよ。
4個
3つができたらお手玉4個にチャレンジしてみましょう。
かなり時間はかかりますが、4個ができるとかなりカッコいいです!
お手玉4個は4つのお手玉が交差してとても難しそうですが…
実は仕組みはとっても簡単!
こちらの動画を見ていただくとわかるのですが、片手で2つのお手玉をずっと回しているだけなんです。
動画のように、まずは片手で2つのお手玉を回せるように練習します。
(ツーインワンハンドと言います)
これを右手・左手両手でできるようになるとお手玉4個の完成です。
お手玉のコツ
動画や文章で見ると簡単に見えますよね。
でも実際にやってみると、思ったようにできないのがお手玉の難しい所です。
そこで練習する時のコツについて、いくつかご紹介いたします。
リズムが大事
お手玉を成功させるコツは「自分のリズムを崩さない事」です。
お手玉を目で追ってしまうとつい力加減がばらばらになったり、ついリズムを崩してお手玉を早く投げてしまいます。
「12、12、12…」「123、123、123…」と自分で口に出しながら、リズムに合わせてお手玉を投げていくようにしましょう。
指と手首の使い方がキモ!
また、常にお手玉が一定の高さ、場所に飛ぶようにするのも成功のコツです。
その為のポイントが「指と手首の力をいつも一定に保つ」です。
常に一定の力加減でお手玉を投げられるよう、指や手首のスナップを効かせて「この力加減だとこの高さまで飛ぶ」というような、自分なりのポイントを早く見つけるのが上達のコツです。
まっすぐ上に高く投げる
また、お手玉の数が増えるにつれて「高く投げる」という事が重要になってきます。
お手玉をキャッチする前に次のお手玉を投げなければいけないので、しっかりと上に高く投げ上げる事が必要です。
ただ、この時によくあるのが「お手玉を投げている内に体が前に進んでしまう」です。
この場合は、壁を目の前にした状態でお手玉の練習をすると体が前に行かず、お手玉をまっすぐ上に高く投げる練習がしやすくなります。
3つを成功させる秘訣
お手玉2つは難なく成功しても、やはりネックなのが3つですよね。
言葉でやり方を書くと簡単ですけど、いざやるとタイミングがつかめず、気付くと片手に3つのお手玉が乗っていた…なんてよくあります。
ただ、最初はそんな状態でも、徐々に上達していきますので、じっくりと根気強く練習してコツを掴んでいきましょう。
お手玉の簡単な技
3つのお手玉では、最初にご紹介したやり方以外にも「カスケード」と呼ばれる技があります。
ジャグリングの基本でもある簡単な技ですし、コレができるとプロのようでカッコいいのでぜひチャレンジしてみてください。
技のやり方としては次のような感じになります。
- 右手(利き手)に2個、左手に1個お手玉を持つ
- まず、右手の指先にあるお手玉を上に高く弧を描くように投げる
- そのお手玉が左手に届く前に、投げたお手玉にぶつからないように左手のお手玉を投げる
- 投げたらすぐに1つ目のお手玉をキャッチ
- 2つ目のお手玉が右手に届く前に右手に残っている3つ目のお手玉を左手に投げる
技を成功させるコツとしては「投げたお手玉が落ちてくる前に次のお手玉を投げる」事です。
目安として、投げたお手玉が目線の高さに来たら、次のお手玉を投げるようにするとコツが掴みやすいです。
また、動画でも解説されていますが重要なコツは「お手玉を上に投げる」事です。
1つ目のお手玉が落ちてくる前に2つ目を投げようとすると、どうしても手から手へ最短距離で投げてしまいがち…。
ですが、しっかりと上空に投げるように練習するのがカスケードの技を成功させるポイントです。
お手玉の3つ練習方法
たった1つの差ですが、お手玉が3つに増えると一気に難易度もアップして難しくなってきます。
うまくいかないとついイライラしてしまいますが、段階を経て練習して行くとコツを掴みやすいので、頑張って練習してみましょう。
まずは片手だけで練習する
最初から2つ、3つのお手玉で練習するよりも、まずは1つのお手玉で「弧を描くように投げる練習」をやるとコツが掴みやすいです。
この時に指のスナップや手首の使い方を意識すると、常に一定の場所にお手玉が飛びやすくなります。
徐々にお手玉の数を増やしていく
1つで思う場所にお手玉を投げられるようになったら徐々にお手玉の数を増やしていきましょう。
数を増やしつつ、まずは1セットお手玉のやり取りができるようにする。
それができたら2セット、3セットと回数を増やしていくようにします。
おすすめのお手玉グッズ
お手玉を3つ使った技を練習する時は、普通のお手玉を使うより、このような色の違うお手玉を使った方が混乱しにくいですし、リズムも掴みやすくなります。
一つ一つのお手玉の色がはっきりと違うので、3つ4つとお手玉の数が増えた時に、どのお手玉がどこにあるのかがわかりやすく混乱しにくいです。
ちょっとしたことですが、色が同じお手玉を使うよりもぐんとやりやすくなりますよ。
お手玉を手作りする
市販のお手玉もいいですが、自分で作ればさらに愛着がわきますよね。
お手玉に愛着がわけば、練習にも熱が入るのではないでしょうか。
動画で紹介されているたわら型のお手玉なら手縫いで作れるので、お子さんと一緒に作ってみるのもいいかもしれません。
お手玉の中身は定番の小豆からビーズやボタンまで、さまざまです。
手に馴染みやすいのは小豆ですが、虫がわくこともあるので、熱湯をかけたり天日干ししたりしてから使ってください。
ぬいぐるみなどに使われるペレットなら気軽ですよ。
お手玉を使った遊び
お手玉にはいろいろな遊び方があることをご存じでしょうか?
先ほどから紹介している投げてキャッチする遊び方を「振り技」と言いますが、それ以外にも、お手玉を使ったいろいろな遊びがあるんです。
地域によってお手玉の呼び名自体も違ったり、その地域独特の歌があったりして面白いので紹介します。
寄せ玉
やり方は簡単。
お手玉を5つ用意し、1つを親玉とします。
親玉を投げている間に子玉を1つずつ拾い、最後に4つ拾って親玉以外を投げる、というのが基本の遊び方です。
気楽にできる遊びですが、リズムを大切にする、子玉を的確に拾うために親玉をしっかり高く上げるなど、お手玉上達のためのコツもちゃんと学べます。
お手玉の練習に疲れたときの息抜きにいかがでしょうか。
あんたがたどこさ
親子や友達など、ふたりで遊ぶならあんたがたどこさがおすすめです。
動画のあんたがたどこさは少し複雑ですが、「さ」のタイミングでお手玉を相手に渡すだけの遊び方もあります。
大人数で輪になって「さ」のときに右隣の人にお手玉を渡す、というのを小さい頃にやった記憶がよみがえりました。
単純な遊びかと思いきや、歌のスピードを速くすると、結構ヒートアップするんですよね。
まとめ
お手玉は数が増えれば増えるほど難しくなりますが、コツを掴んで上手に遊べるようになった時の歓びと達成感は大きなものです。
上達するまでに時間はかかりますが毎日少しずつでも練習すれば上達も早くなります。
まずは指先や手首の使い方のコツを自分なりに習得し「高く上にリズムよく投げる」ように練習してみてくださいね。
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