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指笛を吹けるようになりたい!
吹き方や鳴らし方って種類があるの?
やり方やコツ、
原理と仕組みついても徹底解説します。
指笛マスターも夢じゃない!

「指笛を吹けたらいいのに…」

「見よう見まねでやってみたけど全然ダメだった」

「どうしたら音が出るの?」

そうなんです、指笛はなかなか自力で音が出ない!

私も指笛のやり方を練習しているんですが、ゼロの状態から、音が出るようになったプロセスと、時間さえあれば徹底調査してきた、「指笛のやり方」についての知識を大公開です!

早く音を出したいですよね~。
そして、色々な吹き方をマスターして、

「おぉ~やるじゃん!」

と言われたい!

というわけで、

  • 鳴らし方の原理と仕組み
  • 指笛の鳴らし方のコツ
  • 4種類の音の出し方
  • 指笛と沖縄について
  • 指笛を吹けるようになったら…



について、ザクザク深掘りして解説していきます。

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指笛の鳴らし方の原理や仕組みは?

指笛

実際は、原理まで考えて指笛を練習している人は少ないかもしれません。

しかーし!もしかしたら出てくる、

「音って何?」
「どうして音が出るの?」

という疑問をスッキリさせちゃいましょう!

指笛で音が出る原理

指笛

指笛で音が出る原理は”乱気流”です。

と、
一言じゃ解説にならないので…
まず、音自体を出すには、

物を震わせる
(声、太鼓、シンバル、リードを使う楽器)

空気の圧力による音波の乱気流
(指笛、リコーダー、ホイッスル、バットの素振り)

空気の圧力を収縮
(拍手、風船の割れる音)

このように、大きく分けて3つの原理で音が生まれます。

指笛は空気の圧力による音波の乱気流によって音を出しているのですが、もちろん空気は見えません。

分かりやすい例えで言うと、打ち上げ花火の最後に聞こえてくる「バーンッ!」という音です。

地上から花火が上がる時の最初の「ヒュ~」という高い音は、合図のために花火師さん達が笛を吹いたりしています。

大きな花火が咲き誇った時の「バーンッ!」は、火薬の爆発によって、動いていない空気の中にいきなりスピードがある物が通り、周りで小さな乱気流が起きて音が出ています。

指笛の原理も同じで、空気が唇を通る瞬間に乱気流が起き、音が出るというわけです。

指笛の鳴らし方の仕組み

指笛

音の原理が分かれば、あとは指笛の鳴らし方に置き換えればOKです。

何もしていない口の中では、空気ものんびりしています。そこに勢いよく出てきた息(空気)によって、小さい乱気流が起きます。

この乱気流で発生した音を口の中の空洞で反響させるのが、指笛の鳴らし方の仕組みです。

そして、この仕組みを使って空気と口と指を調整できた人が、指笛のやり方をマスターした人になれる!というわけです^^

指笛のやり方のコツ

指笛

まず、すご~く簡単に”やり方”ですが、口に指を入れて音を出します!

その時の舌は、
丸めても丸めなくてもOK!
指の本数や形も色々あります!

指笛のやり方を説明するのに口の中の状態が重要だと思い、舌を丸めてた状態の簡単な模型を作ってみました!(どうか不器用さには目をつぶってください)

口と舌です^^
まずは、舌をクルっと丸めます。


(横から見た口の中)
指笛


そして、舌の裏に指を押し当てます。
(写真:親指と人差し指バージョン)
口に入っている指はどんな形でも、
第一関節が目安です。


(指の入れ具合:横アングル)
指笛


(指の入れ具合:
骨組みだけにした上からのアングル)

指笛

そのまま口を閉じると、指を噛みますので歯は唇で守ってあげてください^^
(「ま」を発音する直前の口です)

これが指笛のやり方の基本の形です。

では、息を吹く瞬間は?

  • 歯は唇でカバー
  • ほっぺたは膨らませない
  • 口(息の出口)は狭くする
  • 舌を丸める場合は、
    舌が口の中の天井にくっついている
    指は舌の裏にフィットしている



そして、息を喉から細~く出すイメージで出しますが、
次に紹介する音を出すコツを試していきます。

綺麗な音を出すコツ

綺麗な音とは、
「スーー」と空気が漏れる音ではなく、
しっかり「ピー」になった音です。

先ほど紹介した、「息を吹く瞬間の基本の形」

  • 歯は唇でカバー
  • ほっぺたは膨らませない
  • 口(息の出口)は狭くする
  • 舌を丸める場合は、
    舌が口の中の天井にくっついている
    指は舌の裏にフィットしている



を、音が出る環境に整えていきます。

と言っても、口の中の形や肺活量も人それぞれなので、やり方はもちろん手探りなんです。

いやいや、手探りにもヒントを!というわけで、指笛の練習で何を手探りするのか?

舌が通常の状態だとあまり説明がいらないので、舌を丸めて指を舌の裏に当てるバージョンで解説します^^

口に入れている指の角度を手探り

(指をやや上から舌に当てる)
指笛

(指を下から舌に当てる)
指笛



舌の角度を手探り

(かなり丸めた舌)
指笛

(ゆるやかに丸めた舌)
指笛

自分が微調整している瞬間の形は見えないので、参考にしてみてください^^



息の方向の調整

息の調整のやり方は、微調整すぎて私の素人模型では限界が…汗

しかし、息にもあります!おすすめできる手探りのヒント^^

  • 指の形はどうあれ、
    色々な所から息が漏れないように注意して、
    口笛のように唇の真ん中へ息を送ります。
  • 50音のハ行の発音状態を試してみてください。

つまり、指や舌の角度を色々やってみながら、「はーひーふーへーほー」と発声するイメージで吹いてみてください!

私の場合は、「ひー」と「ふー」の間で、カスカスだった音が音っぽくなりました。

同じ「スーー」の中にも、「ピー」に近づいているポジションが見つかる可能性があるので、根気よくやってみてください!


音が出たら記録する

指笛

綺麗な音を出すコツの最後に、音が出たらやるべき事を紹介します。

寝る前に指笛の練習をして、綺麗な音が出たとします。
翌朝!
「あれ?吹けなくなってる…」
「あれは奇跡だったのか…」
はい!指笛あるあるですよね(笑)

なぜ吹けなくなっているかというと、
人間の”感覚を覚えておける力”には、限界があるからなんです。

しかも、指、口、舌、息この4つを使った一瞬の形を記憶&再現…少なくとも私にしてみれば、至難の業(笑)

なので、なるべく記憶と記録です!

どんなタイミングでも指笛が鳴るようになるまでは、
音が出た瞬間の口の形や、
息の出し具合を動画や写真、メモに残しておく。
そして、毎日コツコツと練習する。

これだけで、
「何か月練習しても綺麗な音が出ない」
は卒業に向かえますよ^^

大きい音を出すコツ

指笛

練習をしてみて感じている人も多いかもしれませんが、指笛の場合は一瞬で思いっきりたくさん息を出しても、音自体が出ないです。

”ノドを通る空気の量は一定”と覚えておいてください^^
多すぎても少なすぎても音が出ません。

では、大きな音を出すたのやり方は?音が出る息の中でも調節をすることです。

そのためには、調節ができるたくさんの息が必要です。

さて、たくさんの息ってどうやったら出るのでしょうか?

ずばり、腹式呼吸です。

腹式呼吸について、詳しく解説している動画も添えておきます。



はるか昔…管弦楽部で私は、息を使う管楽器を担当していたんですが、「とにかく腹筋!腹式呼吸!」と言われ、廊下で腹筋を鍛える毎日…

でも!普通の呼吸で音の大きさを保ったまま長く吹くのは難しかったのに、腹式呼吸をすると、出るんですよ!長く大きな音が!

もともと肺活量の多い人もいますが息が足りなくて大きな音が出ない人は試す価値ありです^^

高音を出すコツ

指笛

通常の口笛とやり方と同じように、口の中のを狭くします。

もっとわかりやすく言うと、歌を歌っている時のノドの中と似ていて、空気が通る道を、狭くすれば高い音が出ます。

高音を出すやり方も、通す息の量は一定です^^

口の形のイメージは、「ゆー」「うー」で試してみてください。

低音を出すコツ

指笛

指笛で低音と言っても誰かに音を届けたい時は、高音の方が届きやすいです。

しかし、もしあなたが指笛のやり方をマスターしたいのなら、低音が出せれば高音も出せる。
逆もまたしかりです^^

指笛で低音を出すコツは口の中の空洞を大きくする!です。

名付けて!「秘技 あくびの直前」(秘技でも何でもないですが)

そして、高い音の出し方のコツでは「ゆー」や「うー」だったイメージを、低い音を出したい時は、「ほー」「おー」というイメージで、息を出してみてください^^

さらに、高音も低音も出せたら、あとはマスターした指笛のやり方にアレンジを加えるだけです!

指笛の吹き方の種類

指笛

一度音が出て、指笛で音が出る自信がついたら、どんな吹き方をしても音が出るはずなので色々やってみてくださいね^^

片手 指2本OK形片手 指2本キツネ形➀
指笛指笛
片手 指2本キツネ形➁片手 指1本コの字
指笛指笛
両手 指1本ずつ両手 指2本ずつ
指笛指笛



上記に無いやり方やアレンジを探すものアリ!
何通りの指笛が鳴らせるか?挑戦するのも、面白いですね^^

沖縄と指笛

指笛

指笛といえば沖縄!という感覚はいつどこで手に入れたのでしょう?というくらい仲良く感じるのが沖縄と指笛です。

もちろん、沖縄の人=全員指笛できるというわけではないです(笑)なので、沖縄の人と聞いて、指笛ができるのかは聞きもせずに、「指笛やって!」という暴言は控えましょう。

さて、沖縄の指笛とその特徴についても、サクッと解説します。

沖縄と指笛の歴史昔の沖縄の人は、緊急時に人を一カ所に集めたり人伝えよりも有効な情報伝達のやり方として、指笛を使ってきました。

そして、お盆の時期に行われていたエイサーというお祭りが、戦後の復興と共に盛り上がり、
昭和31年の第1回エイサーコンクールの開催を機に、衣装もカラフルになり、音楽と踊りもダイナミックになっていきました。

そこに沖縄の人が昔から吹いてきた、指笛が加わっていない訳がないですよね!

結婚式やスポーツの応援、余興の定番「カチャーシー」その他色々な行事で指笛が吹かれ、現在では沖縄への観光や映像の影響もあり、沖縄と言えば指笛というイメージを持つ人も多いかもしれません。

沖縄の指笛と言えば、「指笛大国おきなわ」
2005年から指笛を広げる活動を開始し、ますます盛り上がりをみせています!

指笛大国おきなわを、詳しく知りたい方はこちら
指笛大国おきなわ 公式ホームページ
たくさんの人が活動し、ついに、7月10日が「指笛の日」と決まりました。
沖縄のパワーおそるべしですね^^

沖縄の指笛の特徴

まずは、こちらの動画をご覧ください。

実にチャーミング!そして圧倒的な指笛の表現力!

同じ息の中で低い音も高い音も流れるように吹いて、太鼓のリズムと踊りに合わせていくのが沖縄の指笛の特徴です。

個人的な感想ですみませんが、夜な夜な練習を重ねていると楽しく軽快に指笛が鳴っている映像は、実に励みになります(笑)

沖縄に行ったり、沖縄のイベントに出向く機会があったら、その音色に酔いしれてくださいね^^

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指笛を吹けるとどうなる?

指笛

すでに、もくもくと指笛のやり方の練習に励んでいる人もいるかと思いますが、ちょっとリフレッシュしませんか?

どんなリフレッシュかというと…指笛の音が出るようになったら、どんな場面やタイミングで使いますか?です。

4つあげてみますので、最上級にかっこいい自分を想像しながら読んでみてください!

指笛が吹けるとモテる

指笛

指笛が吹けるとモテると書きましたが、指笛=モテるなんてことはないです(笑)

ないですが!指笛が吹けないよりは、吹けた方が全然良いんですよ!

実は指笛に限ったことではないですが、自分が知らない分野で、”努力した(やり方を練習した)結果の表れ”というのは、すご~くかっこいいのです。

しかも、自慢げではなく、サラッとやってのけるのが素敵要素!
だ・か・ら、いざという時に「あれ?音が出ない」なんていう恥ずかしい事にならないための練習なんです!

場を盛り上げる

指笛

ライブやフェス、カラオケにスポーツ観戦などで「応援してる!」「すごかったぞ!」「感動した!」などなど、色々な感情を表現できる指笛は、本当に便利です^^

もし、自分が注目を浴びている立場なら、指笛の音で応援をもらえただけで本当に嬉しいですよね~。

思う存分、愛情表現に使ってください!

合図に使う

指笛
独特の音色の指笛は、誰かに合図を送りたい時にも使えます。

例えば、プールに行ってはぐれた時や学校の廊下から教室にいる誰かを呼ぶ時などなど「こう鳴らしたら合図だよ」と言っておけば、いつでも使えます。

さらに、アルプスの少女ハイジに登場するペーターは羊飼いなので、羊を呼ぶのに指笛を…は間違い!羊を追いかける犬を呼ぶ事ができます^^

では指笛ができると、動物が呼べる能力を手にしているのか?というと、違います(笑)

指笛

動物だって準備が必要ですから、犬なら犬に「この指笛がなったら、おいで」と教えて、覚えて、実践してみてやっと、「指笛で動物を呼べる」ということになります。

つまり、自分の指笛の練習に動物への訓練、実践練習も必要なので、すさまじい忍耐がいります(笑)

ただ、できないことはない!ので興味がある人はチャレンジしてみてください!

指笛を極める練習方法

指笛

もちろん自宅で、自力で指笛のやり方をマスターしていくのもいいですよね~^^

でも、より楽しくなる練習方法を紹介します!

サークルに参加

指笛

サークル探し同じ悩みや楽しみを共有できた方が、指笛が上達すること間違いなしです^^

ありとあらゆる趣味や特技にはサークルという団体が存在し、探し方は2通りあります。

  • 「近くの指笛サークル」で検索
  • 市町村に問い合わせをして入会をする

です。
音楽コンサートに出演したり、
定期的に同じ趣味の仲間に会うって本当に素敵です。

練習場所を選ぶ

指笛

音というのは、物や人間によって吸収されてしまうので、人が少ない場所に行って練習することも、指笛のやり方の上達には重要なんです!

特におすすめなのは、山や川、森などの自然な環境。指笛の音がよく響き、自分の耳で確認しやすいです。

「なかなか遠出はできない…」
という人には、室内の広めな場所もおすすめ!

体育館やカラオケのパーティールームなど、音を出しても良い場所を見つけておくと、思いっきり練習したい時にも便利です。

最終手段

指笛

どうしても、どうやっても、全然音が出ない!

いままでの紹介を覆す商品の紹介です。これを吹くだけで指笛!

なんとこんな指笛があったなんて!

でも…これがあれば、家族でスポーツ観戦に行く時や指を口に入れるのに抵抗がある人でも、首から下げていつでも吹けます^^

結び

指笛のやり方について解説してきましたが、どうですか?指笛鳴りましたか?

私は今、しっかりした音程の取り方に、挑戦しようとしています!
動画で披露ができるほどの腕前になったら追記します!

鳴らせたら、やたらかっこいい指笛。

指笛のやり方習得の参考になれば幸いです。

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