体育の時間や体育祭の種目で、二人三脚は定番の競技です。
同級生とチームを組んで、はたまた親子二人三脚なんていうのもありますよね。
二人が歩調を合わせて協力して、ゴールした時は最高に盛り上がる瞬間です。
しかし、練習するといっても、
『なかなか何から手をつければ良いか…とにかく練習あるのみ?』
と難しく感じるかもしれません。
せっかく練習するなら勝ちたいですよね!
今回は、二人三脚のコツや必勝法について、ご紹介したいと思います。
やみくもに練習するより効果的に、二人三脚が上達します。
ぜひご参考になさってくださいね。
Contents
二人三脚のコツ
それでは順番に二人三脚のコツについて見ていきましょう!
運動会のコツや必勝法のまとめ記事もぜひお読みください。
パートナー選びのコツ
二人三脚は歩幅、スピード、力、肩や腰の位置にバラつきがあると、バランスが崩れやすいです。
そのため、背が同じくらいの人と一緒に行うのがおすすめです。
パートナーには、背が同じくらいの人がおすすめとは言っても、なかなか上手く見つからないときや、くじで選ぶときがありますよね。
安心してください。
以下では、身長差や体格差がある場合について対処法をお伝えしておきます。
参考にしてみてください。
身長差がある場合
身長差がある場合、歩幅は背が小さい人に合わせることを意識しましょう。
速さについても同様です。走るのが遅い人が、速い人に追いつけずに転倒してしまっては、意味がありません。
相手に合わせる、これこそが本来の二人三脚の意味なのかもしれませんね。
また、二人三脚のトラックにカーブがある場合、背の高い人が外側、背の低い人が内側で走りましょう。
そうすることで、マイナス点に思われがちな身長差を利用することが出来ます。
親子の場合
親子で二人三脚をする場合もありますよね。
親御さんと幼稚園や小学生のお子さんだと、身長差がかなり出てしまうと思いますが、この場合も身長差のある場合と同じです。
歩幅の小さいお子さんに合わせましょう。
また、大人と子どもでは力の差が大きくあります。
親御さんが知らず知らずのうちに強い力で引っ張ってしまうことがあります。
そのため、紐を結ぶ際、お子さんの足にタオルを巻いて負担を軽減してあげることも視野に入れておいてください。
速く走るコツ
出典元:http://www.keishin.ed.jp/blogimg/90605.jpg
速く走るコツは、二人が一心同体となって、軸を作ることです。
体も足も心も、ぐっと密着しましょう。ズレを出さないことで、2倍以上の力で走ることが出来ますよ。
また、走るスピードが速い人に思い切って体を任せてみましょう。
遅い人は疲れてくると遅くなってしまいがちです。
速い人は遅い人の基本のペースを知った上で、遅くなってきたらリードしてあげましょう。
カーブのあるトラックを走る場合は、足の速い人が外側を走るほうが得策です。
歩幅の合わせ方
歩幅の小さい人に合わせることが上達の基本です。
しかし、必勝という視点からいくと、歩幅を合わせるだけでは足りません。
ではどうすれば、より速く走ることができるのでしょうか。
それは、歩幅の小さい人が大股気味で走ることがコツです。
二人三脚では、大股気味に走っても歩幅の大きい人がリードできるので、問題ありません。
むしろ、速く走ることが出来ます。
最初の練習では紐を結ばず、歩幅を合わせる練習をしてみるのがいいかも知れません。
二人三脚の紐の結び方
みんな同じに見える紐の結び方にも、実は必勝法が隠れています。
紐は、痛くならない程度にきつく縛ることがコツです。
きつすぎても、取れてしまってもいけません。
もし紐に余裕があると、二人の歩幅やスピードがずれてしまいます。
紐で結んだ足は、相手の足と二本で一本と感じられるように、きつめに縛っておきましょう。
ところで、紐の結び方自体にもたくさんの種類があります。
二人三脚で使う紐・結び方には、ほどけない、足を密着させるということが求められます。
そのため、8の字結びがおすすめです。
太さの違う足でもしっかり結びつけることができ、ほどけにくく、隙間がないため上下にずれることもありません。
他に一般的な結び方として、リボン結びや固結びがあります。
リボン結びは、結びやすいですが、同時にほどけやすいので、輪になっている部分をもう一度結ぶという工夫をしましょう。
また最初は伸縮性のある、太いゴムなどで結ぶとリズムが合わなくても転倒しにくいのでおすすめです。
慣れてきたら本番で使う紐を使って、結び方もしっかりと足が密着する結び方にしてみてください。
二人三脚専用のテープもあります。
これなら紐を結ばなくていいのでラクですね。
二人三脚の必勝法
出典元:https://pds.exblog.jp/pds/1/201305/28/86/d0299786_2147542.jpg
ここまでご紹介した内容で、歩幅やリズムを合わせることはマスターできると思います。
しかし、まだこれでは基礎が出来ただけです。
勝つには、スピードを上げることや、みんなが知らないコツを知っていなければなりません。
ここからは、必勝法をお伝えします。
掛け声をうまく使う
「1、2」と声を出し合うと、リズムが取りやすくなり、合わせる意識がより一層出てきます。
どれだけ相手のことを思いやっていても、声に出さなければ伝わり辛いです。
基本的にどんな掛け声でもいいのですが、念のため言っておくと「右・左・右・左」だけはタブーです。
自分が右足を出すとき、相方は左足を出しますからね。
私のおすすめは、そのチームオリジナルの掛け声を作ることです。
そうすれば、二人もしくはチームの絆がもっと深くなります。
ぜひ、オリジナルの掛け声を考えてみてはどうでしょうか。
スタート時の注意点
どちらの足から出すか、どんな合図で踏み出すかなどを決めることが大事なのは、もう既にお分かりかと思います。
では、他にどんな必勝法があるでしょうか。
実は、スタートの前にやっておくべきことがあるのです。
それは、スタートの前に足踏みをすることです。
「どうして?」と疑問に感じた方も居るかもしれません。
その理由は、次に出す足の準備をしてリズムを取っておくことで、スムーズに競技に入ることができるからです。
同じ理由で、真ん中の足を、後ろに引いておく・先に地面から離しておくといった方法も考えられます。
とにかくスタートのときに踏み出す一歩目の準備をしておきましょう。
スタートダッシュが大切
二人三脚は前の人たちを追い越すのが難しい競技です。
最初から先頭になって、そのままゴールまで走り抜けるのが最大の必勝策です。
そのために大事なのがスタートダッシュです。
スタートの時は集中しましょう。
また、スタートの練習を重点的に行うのもおすすめです。
腕の振り方
腕の振り方も必勝法のひとつです。
相手と組んでいない方の腕は、しっかり大きく振りましょう。
一人で走る時と同様、腕を振るか振らないかで、スピードがかなり変わります。
また、二人三脚は一人で走る場合よりもバランスを崩しやすいので、転倒の危険性を減らすためにも、積極的に腕を振ってバランスを取りましょう。
手の位置
二人三脚のとき、基本の手の位置は、肩か腰です。
個人的には、腰に手を回す方が、体が密着し軸が出来るので、リズムが合いやすいと思います。
ただ、どちらが良いかには個人差があると思いますので、どちらも試してみて、二人に合っている方を選んで下さい。
走るときの姿勢
走るときは、前傾姿勢を心がけてください。
ひとりで走るときも前傾姿勢のほうが速く走れますよね。
さらに、視線は前へ置くということを常に意識しましょう。
足元を見ていると、重心が移動し転びやすくなるので、ブレーキがかかってしまいます。
また、二人の視線の位置がずれると、リズムが合わなくなってしまいます。
練習のときや、スタート前に、二人で同じモノを見るように打ち合わせし、視線を合わせるようにしましょう。
そうすれば、自然と姿勢が同じになります。
コツを共有する
二人三脚のコツを知るために、今ひとりでこの記事を読んでいる方もいらっしゃるでしょう。
参考になったことがあったら、ぜひ一緒に走るパートナーにもそれを伝えてください。
ひとりだけコツを知っていても、それを活かすのは難しいので、ふたりで情報共有することが大切です。
普段からしっかりとコミュニケーションをとっていれば、二人三脚でも息が合いやすいはずですよ。
二人三脚リレーのコツは?
二人三脚でリレーを行うこともよくあります。
二人三脚というだけでもふたりが息を合わせる大変さがあり、それが何組かに増えてバトンをつないでいくとなると難しさが何倍にもなります。
けれど、だからこそ盛り上がるんですよね!
リレーでも先ほど紹介した、紐の結び方や掛け声などが必勝のポイントになってきますが、他にもコツがあるので紹介します。
バトンパス
リレーではなんといってもバトンパスが重要です。
たすきやバトンを手渡しする場合は、トラックの外側を走る人から同じく外側を走る人にパスします。
足を結ぶ紐をつなぐリレーなら、素早く正確に紐を結ばなければならないので、どの結び方がいいか吟味しましょう。
焦って失敗するともったいないので、何度も練習を重ねて自信をつけたほうがいいですね。
やっぱりスタートダッシュが大事
リレーでも勝敗を分けるのはやはりスタートダッシュなので、いちばんタイムの速いペアから走ることをおすすめします。
一番手のペアの勢いのままゴールへ向かうのが理想です。
すべてのペアがしっかり練習すればチーム力が高まり、勝利に近づくことができます。
まとめ
今回は、二人三脚のコツや必勝法、紐の結び方、掛け声などを紹介して参りましたが、いかがでしょうか。
『明日はコレを試してみよう!』
と思えるものは見つかりましたか?
二人三脚において、相手を思いやり、協力してやりきることが最強の必勝法です。
ひとりだと走るのが遅いと感じている人でも、パートナーとの息がばっちり合えば、自分でも驚くようなタイムが出るかもしれませんし、勝つチャンスは充分あります。
ぜひ本気で取り組んで、心に残るすてきな思い出を作って下さいね。
応援しています。
運動会のコツや必勝法のまとめ記事もぜひお読みください。