みなさんご存じのドラえもんのヒロイン・しずかちゃん。
かわいくて、頭がよくて、優しいしずかちゃんですが、実はバイオリンが下手という欠点があるんです。
そこで今回はしずかちゃんのバイオリンについての
- しずかちゃんのバイオリンの威力は?
- いつから下手?
- ジャイアンの歌とどっちがやばい?
などの疑問を解決したいと思います。
これを読めばしずかちゃんの意外な一面について知れちゃいますよ!
Contents
しずかちゃんのバイオリンの威力は?
出典元:https://ameblo.jp/alohaalohachan/entry-12006362276.html
ではしずかちゃんのバイオリンはどのくらい威力があるのでしょうか?
動画や漫画のバイオリン演奏シーンを見ながら検証してみましょう。
また、ジャイアンの歌とどちらに威力があるかも考えてみます。
しずかちゃんのバイオリンの動画
まずは実際のしずかちゃんのバイオリン演奏を聞いてみましょう。
(再生するとすぐにしずかちゃんのバイオリン演奏が始まります)
なるほど、これは確かに下手ですね……
漫画ではしずかちゃんのバイオリンを聞いたのび太が脂汗をかいているシーンがあります。
この演奏を間近で聞くのはかなり辛いでしょう。
ジャイアンの歌としずかちゃんのバイオリンはどっちが威力がある?
ドラえもんのなかで下手と言えば、真っ先に思い浮かぶのはジャイアンの歌ですよね。
しずかちゃんもジャイアンも自分が下手である自覚がなく、時にはバイオリンと歌を武器として使用するなど共通点があります。
ドラえもんコミックスのなかでのび太はしずかちゃんのバイオリンを「ジャイアンの歌といい勝負だ」と評しています。
しかしこの評価はちょっと過剰かなと思います。
漫画版でのしずかちゃんのバイオリンの実害と言えば、
聞いた人が脂汗をかく
出典元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10169606750
近所から苦情が出る
出典元:https://dora-world.com/tencomi_detective/2018kiteretsu/vol002
という程度です。
2005年にリニューアルしたアニメにおいては、「ドラえもんVSドラキュラ」の終盤で名器ストラディバリウスを弾いて、ジャイアンの歌ではびくともしなかったドラキュラロボを破壊しています。
(*再生するとすぐにしずかちゃんのバイオリン演奏が始まります。)
ロボットを破壊する威力はすさまじいですが、ジャイアンの歌の威力はさらに上をいきます。
ドラえもんやのび太らのジャイアンの歌に対する評価は聞けば「命にかかわる」というもの。
ジャイアンが歌のオーディション番組に出演した時は多数の家庭のテレビを破壊し、大勢の人が倒れて救急車が何台も出動して大騒ぎになりました。
出典元:https://ameblo.jp/naruso/entry-12393815385.html
テレビを通して聞いた人でも倒れてしまうくらいですから、とんでもない威力です。
また、人間だけでなくネズミやゴキブリも逃げ出します。
やはりジャイアンの歌は、しずかちゃんのバイオリンとは一線を画す威力があると言えそうです。
しずかちゃんのバイオリンはいつから下手?
しずかちゃんのバイオリンが下手という設定は、後付けで作られたもののようです。
実は原作初期ではしずかちゃんのバイオリンは下手ではありませんでした。
てんとう虫コミックス「ドラえもん13巻」の『もどりライト』の一コマに、ドラえもんとのび太がしずかちゃんのバイオリンを聞いている場面があります。
しかし二人が脂汗を流している様子はありません。
出典元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10169606750
この話は雑誌「小学四年生1977年2月号」に掲載されたもので、この時点ではしずかちゃんはバイオリンが下手という設定はなかったと思われます。
では、しずかちゃんのバイオリンはいつから下手なのでしょうか?
てんとう虫コミックス33巻の『鏡の中の世界』ではしずかちゃんのバイオリンでのび太が脂汗をかいている場面があります。
この話は「小学三年生1982年6月号」に掲載されたものです。
この辺りで「しずかちゃんはバイオリンが下手」という設定が付け加えられたようです。
映画ドラえもんにもしずかちゃんがバイオリンを弾く姿があります。
1986年『のび太と竜の騎士』と1992年『のび太の雲の王国』です。
どちらも一人で練習しているシーンですが、お世辞にも上手とは言えない演奏です。
ドラえもんは1969年から27年間連載しているので、キャラクターの設定が途中で変わるのも無理のない話です。
しずかちゃんはバイオリンが下手という設定は途中から付け足され、徐々に浸透していったと言えるでしょう。
なぜしずかちゃんはバイオリンが下手?
しずかちゃんがバイオリンが下手な理由は、ずばり習っていないからだと思われます。
しずかちゃんがピアノ教室に行くシーンは漫画でもアニメでも登場します。
しかしバイオリンはどうやら独学のようです。
バイオリンを独学で弾くのは難しいですよね……。
下手なのも納得です。
また、現実的な見方をするとしずかちゃんの設定が美少女で頭脳明晰で優しいというあまりにも完璧なものだったから何か欠点がないと面白くない、ということで付け足されたのかもしれません。
確かに、完璧すぎるキャラクターよりも少し欠点があった方が親しみを持てますよね。
いわゆるギャップ効果というやつです。
バイオリンが下手なところも含めて、しずかちゃんの魅力と言えるのではないでしょうか。
しずかちゃんのピアノの実力は?
しずかちゃんはバイオリンの他にピアノも弾けます。
ピアノはきちんと教室でレッスンを受けているので、上手なようです。
しずかちゃんのママは将来しずかちゃんにピアニストになってほしいと思っているようで、ピアノに対してはなかなか熱が入っています。
『映画ドラえもん のび太の日本誕生』ではママとピアノに関して衝突してしまい、しずかちゃんは家出をしています。
未来でしずかちゃんがピアニストになっているといった描写はありませんが、本格的に習っている分バイオリンとは違って、ピアノは上手と考えてよいでしょう。
音楽的なセンスが全くないわけではないんですね。
まとめ
今回はバイオリンが下手、というしずかちゃんの意外な一面について見ていきました。
本人は下手なことに気づいていないようですが、周りはしずかちゃんが傷つかないように気を使っているのかもしれませんね。
でもヒロインにも少しくらい欠点があった方が親しみを持てますよね。
バイオリンが下手でも、しずかちゃんが国民的ヒロインであることにこれからもきっと変わりはないでしょう。