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「明太子って離乳食に使ってもいいの?」

「明太子、一口食べさせちゃったけど、大丈夫かしら?」

「たらこパスタくらいはいいわよね?」

こんな風に迷ったことはありませんか?

 

明太子ってご飯と一緒に食べれば、おかずはいらないくらいに食が進みますし、食の細い子供にも食べさせたいと思ったこともあります。

でも、明太子って何歳から食べてもいいの?

考えたこともありませんでした。

 

でも明太子って生ものですよね。

子供に生ものをあげるときには、消化の問題、アレルギーの問題もあるので、明太子のスタートも慎重にしたいものなのです。

 

そこで、調べてみました。

 

  • 明太子は何歳から食べられるのか?
  • 明太子を食べるときの注意点は何か?
  • 明太子のアレルギーはあるのか?
  • おいしい明太子の食べ方は?
  • お子さんにおすすめの明太子は?

 

こんな疑問を持ってるママさんたち、スッキリ解決できますよ!

 

明太子は何歳から食べられる?

明太子は何歳から食べられる?

明太子っていったい何歳から食べていいのでしょうか?

 

ここで、明太子とたらこの違いってご存じですか?

なんとなくわかるけど、違いって聞かれたら、え?なんだっけ?っていう人も多いでしょう。

まず、明太子とたらこの違いについて整理しておきますね。

 

【たらこ】

たらこ(鱈子)は、タラ卵巣魚卵)、およびそれを加工した食品。広義にはマダラ(真鱈)も含むが、一般にたらこと呼ばれるものは、スケトウダラ(スケソウダラ)の卵巣を塩漬けにしたものを指すことが多い。日本国内の主な産地は北海道など。

出典元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

【明太子】

たらこ – 「鱈子」。タラ卵巣(魚卵)。

辛子明太子 – 唐辛子を主として漬けて味付けしたたらこ。「辛子明太子」の別名と略称。

出典元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

【辛子明太子】

辛子明太子(からしめんたいこ)は、スケトウダラ卵巣たらこ)を唐辛子などで漬け込んだもの。

出典元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

このように、たらこと明太子って実は同じものなんです。

ただ、辛子明太子の知名度が高くなり、明太子=辛子明太子という認識が高くなっています。

ここでは、たらこ=明太子ということでお話していきますね。

生の明太子

お子さんが生の明太子を食べられるのは満3歳くらいからです。

それは、満3歳未満だと

  • 食中毒の心配がある
  • 消化しきれない
  • アレルギーの心配がある
  • 添加物をとらせたくない
  • 塩分

という理由があるからなのです。

 

満3歳くらいになると、消化器官も発達してきていますし、アレルギーに関しても3歳ぐらいまでには発症する確率は下がってきます。

もちろん個人差はありますが。

なので、生の明太子を食べさせるなら満3歳まで待ってからにしましょう。

 

それでも不安だという場合は、もっと大きくなってから、内臓の機能が大人のように発達するのは8歳ごろと言われていますので、8歳まで待ってから生の明太子や刺身などを食べさせると良いですよ。

加熱した明太子

生じゃなければ食べられる?

そうですね。火を通した明太子なら離乳食が終わる1歳半くらいからがおススメです。

それもしっかりと火を通したものを少量から始めましょう。

加熱したとはいえ、やはりアレルギーの心配はありますので、平日の午前中に少量から始めるのが良いですね。

 

【明太子の加熱の仕方】

  1. 明太子を氷水に10~15分つける(30%減塩できます)
  2. 明太子を包丁で切って薄皮を取り除く
  3. フライパンでほぐしながら炒める

 

明太子は塩漬けしたものなので、どうしても塩分が高くなります。

お子さんに食べさせるときには、塩抜きしてからにしましょう。

そして薄皮をとらずに、電子レンジでチンしてしまうと、レンジ内で爆発して掃除が大変になりますので、注意してくださいね。

 

たらこパスタ

たらこパスタ

 

外食したときにたらこパスタをママが食べると子供も欲しそうにしてるってことありますよね。

たらこパスタは生のたらこをあえているところが多いですが、あえるときに熱で火がとおってしまうので、あまり過敏になる必要はないと思います。

しかし、外食でも市販のたらこパスタのソースでも、

  • 塩分が強い
  • 添加物が入っている
  • アレルギーの心配がある

ということを考えると、やはり3歳くらいからのほうが安心ですね。

 

簡単にたらこパスタや明太子パスタを食べたい時はこんな商品もおススメです。

ゆでたパスタに和えるだけなので簡単ですよ。

たまには手抜きランチもおススメです。

 

明太子を食べる際の注意点

明太子を食べる際の注意点

明太子を食べるときに、注意したいのはこういう点です。

注意点1:薄皮をとる

明太子には薄皮がついていますよね。

小さいお子さんにあげるときには、薄皮は包丁で切るなどしてとっておきましょう。

  • 噛み切れない
  • 誤嚥の可能性がある

という理由からです。

注意点2:しっかり加熱する

焼きたらこ

小さいお子さんに明太子を食べさせるときには、生よりも加熱したもののほうが安心です。

加熱の仕方は、

  • 薄皮をとってフライパンでほぐしながら炒める
  • そのまま油を敷いたフライパンで30秒ほど中火で焼く→裏返してさらに焼く
  • アルミホイルに明太子と酒少々を入れて、オーブントースターで蒸し焼きにする

などの方法があります。

薄皮をとらずに焼いても、食べるときには薄皮は取り除いてからお子さんにあげましょう。

注意点3:少量から

初めてお子さんに明太子を食べさせる時も、アレルギーの心配もあるので、少量から始めます。

 

アレルギー症状もでず、食べなれてきたら、少しずつ量を増やしていくとよいでしょう。

しかし、やはり塩分の多い食品なので、食べすぎないように調節してくださいね。

明太子を食べる際に気をつけるべき成分やアレルギー

 

明太子を食べる際に気をつけるべき成分やアレルギー

明太子を食べるときに気を付けたい成分やアレルギーがあります。

添加物が危ない?!

明太子を作る時には添加物なしでは作れないというほどに、多くの添加物が使われています。

その中でも特に気を付けたい添加物2つについて解説していきます。

亜硝酸ナトリウム

これは「発色剤」として明太子に使われている添加物です。

明太子ってツヤツヤして色もきれいですよね。

その理由がこの発色剤、つまり亜硝酸ナトリウムが使われているからなのです。

黒ずみも防止するので、きれいな色つやが維持され、色つやが良いと食欲もわきますよね。

 

しかし、この亜硝酸ナトリウムは、

  • 「アミン」と化学反応を起こし、「ニトロソアミン」に変化。
  • ニトロソアミン類は発がん性物質として作用。
  • 胃がんの発生リスクが高くなる

ということで、多く摂取するのは避けたい添加物なのです。

ポリリン酸ナトリウム

こちらは明太子の形を整える添加物です。

見た目を重要視する和食では、やはり形の整ったものが見栄えもよく、おいしそうに見えます。

 

ポリリン酸ナトリウムは

  • 明太子の身がひきしまる
  • 形を整える
  • 変色を防止する

という作用があり、明太子のきれいな形を保ってくれています。

 

しかし、このポリリン酸ナトリウムは、過剰摂取するとカルシウムの吸収を妨げる作用があります。

骨の形成に必要不可欠なカルシウムの吸収が防止されると、骨が十分に作られなかったり、骨がもろくなってしまいます。

成長期の子供たちにおいてもカルシウムは大切な栄養素ですね。

過剰摂取しないように気を付けたいものです

塩分

明太子はタラの子(魚卵)を塩漬けにしたものなので、塩分が多い食品です。

明太子2分の1腹(約25g)に含まれる塩分は約1.2gです。

 

一方、子どもたちの1日の食塩摂取量の目安はこちらです。

年齢食塩摂取目標量(1日)
1歳~2歳3.0g未満
3歳~5歳3.5g未満
6歳~7歳4.5g未満
8歳~9歳5.0g未満
10歳~11歳6.0g未満

 

1~2歳のお子さんが明太子1腹全部食べることを考えると、それだけで1日の食塩摂取量の3分の1を占めてしまうので、量の調節が必要です。

大きくなっても、大人でも塩分の摂りすぎは成人病につながると言われているので、注意しましょう。

 

明太子が好きでついたくさん食べてしまうという場合には、減塩明太子もおススメです。

アレルギー

明太子を食べるときに気を付けたいものの一つがアレルギーです。

アレルギー表示に関しては消費者庁がアレルギーの原因とされる食べ物を表示するよう定めていますね。

 

特定原材料(7品目)えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生
特定原材料に準ずるもの

(20品目)

アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、

出典元:消費者庁 アレルギー表示について

 

ここに、たらこや明太子は入っていませんが、「いくら」が入っていますね。

いくらも明太子も「魚卵」に分類され、魚卵はアレルギーに気を付けたい食品なのです。

 

【一般的な魚卵】

  • 数の子
  • 筋子
  • イクラ
  • カラスミ
  • とびこ
  • ウニ
  • ししゃも

こうした魚卵類を食べるときには、まずは、火を通したもの、そして大きくなったら生のものも食べるようにしていきましょう。

 

 

では、明太子のアレルギーはどんな症状がでるのでしょうか?

  • かゆみ、じんましん
  • 目のかゆみ、くしゃみ、口の中の違和感
  • のどがむくむ感じ、息苦しさ
  • 腹痛、吐き気、下痢

また重症な場合は、複数の症状が重なってアナフィラキシーショックを起こして、意識がなくなることもあります。

なんらかのアレルギー症状が見られたら、すぐに病院に行って診てもらうことが大切です。

 

小さいお子さんに食べさせる時には、

  • 少量を与える
  • 平日の午前中、体調の良いときに食べさせる

ということを守りましょう。

病院の開いている時間帯なら、すぐに駆け込めるので安心ですよ。

 

明太子を乳幼児に食べさせる際のおすすめレシピ

明太子をおいしくお子さんたちに食べさせたい!

ママたちのそんな思いをかなえてくれるレシピたちを紹介しますよ。

野菜嫌いの子でも食べられる

まずは、にんじんの明太バター炒めを紹介しましょう。

人参嫌い、野菜嫌いの子供もこれだけはおかわりして食べているという口コミで人気のメニューなんです。

 

【材料】

  • にんじん 2本
  • 明太子 大1腹(120g)
  • バター 20~30g
  • しょうゆ 大さじ1
  • 塩 少々

【作り方】

  1. にんじんはスライサーで千切りにする。
  2. 明太子は薄皮を除いてほぐす。
  3. フライパンにバターを熱し、にんじんを炒める(3分ほど)。
  4. しんなりとしたら、明太子をいれて、色が変わるまで炒める。
  5. しょうゆと塩を加えて、さっと炒めて完成。

 

作り方も簡単ですし、これは常備菜にもなるので多めに作っておけば5日くらいは食べられます。

忙しいワーキングママでもお休みの日に作っておくと便利ですね。

明太子の定番料理

明太子の定番と言えば、明太トースト

簡単でおいしく食べられるレシピを紹介します。

 

【材料】

  • 食パン 1枚
  • 明太子 1/2腹(薄皮を取り除いておく)
  • チーズ(とろけるチーズorスライスチーズ)
  • マヨネーズ 大さじ1
  • バター  小さじ1
  • めんつゆ 小さじ1

【作り方】

  1. 容器に明太子、マヨネーズ、バター、めんつゆをいれてスプーンでよく混ぜる。
  2. 1でよく混ぜたものを食パンに塗り、チーズをのせて焼く

 

チーズには亜鉛が含まれていて、明太子に含まれる亜鉛とダブルで摂取できます。

チーズと明太子との相性もよく、栄養面でも手軽さの面でもおススメです。

朝食やおやつにどうぞ。

もちろん大人もおいしく食べられます。

じゃがいもとの相性も抜群

明太子コロッケは大人から子供まで家族でおいしく食べられる1品です。

 

【材料】

  • バター 大さじ1/2
  • 玉ねぎ 1/4個
  • 塩 適量
  • こしょう 少々
  • じゃがいも 2個
  • 明太子 1腹
  • 牛乳 大さじ1/2
  • 薄力粉
  • 卵 1個
  • 牛乳 大さじ1
  • パン粉
  • ケチャップ 大さじ1
  • ウスターソース 大さじ1
  • マヨネーズ 大さじ1

 

 

作り方はこちらを参考にしてくださいね。

 

おかずにも、お子さんのおやつにもピッタリ、さらには大人のおつまみにもおいしくいただけます。

タネにも味がしっかりついているので、小さいお子さんの場合、ソースはなくてもOKです。

 

赤ちゃんや幼児におすすめの明太子

赤ちゃんや幼児におすすめの明太子を紹介しましょう。

無添加明太子

小さいお子さんに食べさせるのに一番気をつかうのは添加物ですよね。

こちらの無添加明太子は食品添加物を一切使っていないので安心です。

減塩明太子

塩分の摂りすぎが気になる時はこちら。

塩分30%カットしてあります。

塩分控えめにしないといけない大人もこちらのほうがいいですね。

 

 

 

まとめ

プチプチした食感も楽しめ、おいしい明太子です。

お子さんに食べさせるのは、

  • 火を通したものなら1歳半あたりから
  • 生の明太子なら3歳以降

がおススメです。

 

添加物や塩分も多いので、くれぐれも食べすぎには気をつけましょう。

そしておいしく食べられるレシピで親子で一緒に作ってもよいですね。

楽しい食事の時間になりますように。

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