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日本人なら誰もが大好きな味噌汁。

一口飲むだけでほっこりしますよね。

そんな味噌汁を毎日飲むと体に悪いと言われています。

体にどんな影響があるのでしょうか。

とっても味噌汁が大好きなので、毎日飲めないとなると

ごはんの時間が悲しくなってしまいます。

健康への影響はないのか解き明かしていきましょう!

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味噌汁を適量食べるのは体に良い

結論から言うと、味噌汁は決して体に悪い物ではありません。

味噌自体には食塩が多く使われているのですが、
味噌汁として食されている為適度な濃度となり問題ないのです。

味噌に含まれている栄養はたくさんあります。

たんぱく質(アミノ酸)、レシチン、イソフラボン、ビタミン類、食物繊維など。

いろんな野菜を入れる事でバランスの取れた食事になり
ごはんのお供にもってこいという訳です!

しかし何事も過剰摂取は良くないので、お味噌汁以外にも
いろんな野菜、おかずを食べましょう!

塩分は大丈夫?

味噌には塩分が含まれています。
塩分を気にしてお味噌汁は飲んではいけないと思っている人もいると思います。

他の調味料と塩分の違いを比べてみましょう!



厚生労働省の発表では、『小さじ1(5ml)あたりの食塩』

食塩・・・・・・・5.9g
味噌・・・・・・・0.7g
醤油・・・・・・・0.9g
トマトケチャップ・0.2g
マヨネーズ・・・・0.1g
和風だしの素・・・1.3g
顆粒ガラスープ・・1.3g
コンソメ固形1個・2.3g
オイスターソース・2.1g
カレールー(20g)2.0g

となっています。

問題となるのはだしの素をたくさん使った濃い味噌汁でしょう。

むしろ、
ソースなどの調味料、カレーなどのルー、コンソメなどでの味付け
などのほうが味噌よりも塩分の含有量は圧倒的に、高いのです。

塩分を気にされている方はダシの素を使うのではなく、
昆布やかつお節からとったダシで作った味噌汁をおすすめします。

毎日食べる場合の具について

味噌汁に野菜をたっぷり入れることで、
過剰な塩分の排出を促すカリウムも一緒にとる事ができます。

カリウムが多く含まれているのは
・緑黄色野菜(キャベツ、ほうれん草)
・芋類(さといも、ジャガイモ、かぼちゃ)
・海藻類(ワカメ、昆布)

などになります。
塩分を気にされている方は、カリウムのある食材を一緒に食べるようにしましょう。

その他に味噌汁にいれると体に良い具材ベスト3も紹介します!

第一位 豆腐

おすすめの具材の堂々第一位は定番の「豆腐」

たんぱく質を摂取できる優秀な食材で、血液中のコレステロールを低下させる働きがあります。

また豆腐に使われている大豆にはイソフラボンも入っています。

最近ではイソフラボンの摂取の量と乳がんの発生率の低さとの関係もわかってきており、
味噌汁をよく飲む人ほど乳がんになるリスクが下がるというデータも出ています。

第二位 しじみ

二日酔いなどにも効果がある「シジミ」

シジミにはタウリンやオルニチンが豊富で、肝機能を助ける効果があります。

肝臓は体で使われた老廃物を回収してくれる役割を持っています。

シジミのお味噌汁は、この肝臓の機能を元気にするのに役立ち疲労回復の効果があるので
疲れた時に飲みたい具材なのです。

あさりも似てはいますが、しじみよりも塩分が多くなっています。
塩分控えめがいい方はしじみを、貧血気味な方は鉄分が多いあさりを使うのがおすすめです。

第三位 トマト

血液もサラサラに「トマト」

洋食のイメージがあるトマトですが、抗酸化作用が強いリコピンが豊富で美肌効果が高いのが特徴です。
悪玉コレステロールの酸化を防ぐので、血流が改善されて、血液がサラサラになります。

このリコピンは加熱すると吸収率が上がるので味噌汁はおすすめなのです。

トマトが苦手な方でも、火を通す事でおいしく食べられますよ!

毎日3食は食べ過ぎ?量についても

昭和30年代に味噌汁による塩分摂取が問題になったことがありました。

その為毎日3食も味噌汁を飲むと塩分の取りすぎになってしまう!っという声が上がり
味噌を控える人が出てきました。

しかしそれ以降は減塩が進み、今の味噌汁は1日3杯飲んでも影響はないそうです。

テレビの放送で小泉元総理も
「味噌汁は、免疫力を高め、消化器官系の疾患も抑えるので、どんどん飲むといいです」
と語っています。

日本人1日あたりの食塩平均摂取量は、男性で11.3g 女性で9.6gです。

世界保健機関(WHO)は、世界中の人の食塩摂取目標を1日5gとしているので、
日本人の食塩摂取量は多すぎるといわれています。

日本高血圧学会減塩委員会は、健康の為を考えると7g以内にした方が良いと勧めているのです。

味噌汁1杯あたりの塩分量は、インスタントの味噌汁は2.2g、手作りの味噌汁1.2g

と倍近く変わってくる為、
毎日3食味噌汁を飲むならインスタントの味噌汁は控えた方がいいでしょう。

毎日味噌汁は太る?痩せる?

味噌汁ダイエットというものはご存知でしょうか?

毎日1食必ず飲むだけで痩せる味噌汁になります!

いつもより野菜を具沢山にしてしっかり感で食べる事でお腹の満腹にしてくれます。

 

またどんな物でも味噌汁になるので、飽きがこないのが味噌汁の良い所です!

野菜だけで物足りないと感じたら油揚げを入れると、
いつもの味噌汁より食べた感じが増幅しますよ♪

子供も大丈夫?

日本人食事摂取基準子供の1日の食塩相当量の基準

6〜11ヶ月  目安量1.5g
1〜2歳   目標量3〜3.5g未満
3〜5歳   目標量4〜4.5g未満
6〜7歳   目標量5〜5.5g未満
30代女性  目標量7g未満

この数値を見比べると、
幼児食の塩分は大人の1/2〜2/3程度が望ましいことがまず分かりますね!

子供の年齢によって味噌汁もお湯で割って薄くしてから出してあげた方がいいのです。

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味噌汁の健康への影響

塩分については触れてきましたが、他の体への影響はあるのでしょうか。
健康を維持するには毎日の積み重ねが大事になってきますよね。

味噌汁は体にどんな影響を与えるのか、確認していきましょう!

血圧への影響は?

血圧が高い人は塩分を控える為に味噌汁を飲まないのが常識的でしたが、それは間違いでした。

味噌汁には塩分キャンセル効果があり、一日3杯飲んでも血圧は上昇しないのです!

大豆に含まれるレシチンにより血管硬化を抑制し、
血管年齢を10歳若返らせる優れものなのです!

肌への影響は?

味噌には保湿・美白効果のある成分、抗酸化成分、成分が豊富です。

その為1日2杯飲めば肌の潤い環境が整うという実験結果もあるんですよ。

加熱により野菜の細胞壁が壊れ、ビタミンやミネラルが汁に溶け出すので、汁ごと飲む味噌汁なら栄養がより体に吸収されやすいのです。

便秘への影響は?

発酵食品の味噌には腸内の善玉菌を増やす植物性乳酸菌が含まれます。

さらに野菜や海藻類、きのこ類などを具に使えば食物繊維もしっかり摂れ腸内環境が整い便秘解消にもなるのです!

味噌汁は小さい頃から飲んでいましたが、こんなにも体にとってもいい物だったのですね。
びっくりです!

毎日作るのは面倒!

この記事を読んで毎日お味噌汁を飲みたくなったのではないでしょうか?
でも仕事が忙しかったり、子育てしていると毎日だしをとって作るのは面倒くさいですよね。

簡単調理のコツ

味噌玉を作ろう!

味噌玉を作っておけば冷凍保存で1カ月もモツことができる上に、
1食分で保存できるのでお湯を注げばすぐ飲む事ができます!

用意するもの
味噌 小さじ2 /
鰹節(顆粒だしでも代用OK) 小さじ1
ラップ
※味噌玉1個分が味噌汁1杯分となります

1. ボウルに味噌と鰹節を入れてスプーンで混ぜる。

2. 両手で味噌をくるくると丸める。
※衛生面が気になる場合は調味料手袋を利用する

3. 丸めた味噌をラップで包む。

なんとこれだけで完成です!

具材は乾燥わかめ/ 乾燥ネギ / とろろ昆布(細かく切ったもの) / 白ごま / あおさのり / 黒ごま / 麩 / 梅肉など入れるだけでとってもおいしい味噌汁ができます。

野菜も入れてもいいのですが、火を通して水気を切ってから混ぜましょう!
※各食材の量は好みでOK

とっても便利なので、是非作ってみて下さい!

インスタントがおすすめ

インスタントの味噌汁でも今は減塩のものもあります。
毎日作るのに疲れた時は、手抜きするのもいいと思いますよ!

減塩のインスタント味噌汁は10種類もあります!
スーパーでこんなにいっぱいの種類見たことがありません。
ネットだけなのでしょうか。

保存期間も製造から1年間もモツので、使いたい時にあると便利ですよね。

自分用に買うのもいいですが、お歳暮や母の日、父の日、敬老の日などに
プレゼントとして送っている方も多いようです。

週2〜3回にしておくのもアリ

毎日飲まなくてはいけない!と決めていても、お味噌汁に合う料理ってごはんですよね!

麺を使った料理や、洋食を作る日、または外食など
そんな時は味噌汁を飲まないでおきましょう!(^^)

味噌汁は体にいいですが、食事が偏ってしまった方が体に悪いのです。
何事もほどほどにして下さいね!

まとめ

味噌汁は健康になる食べ物なので、気にしないで食べて下さい。

たくさん飲んだ方が長生きするとも言われているので大好きな方は、
3食飲んでも大丈夫です!

改めて日本食って素晴らしいなぁ~と思いました。
これからも飲み続けたいです!

最後まで御覧頂きありがとうございます。

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