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石川県の中心的な都市、
金沢は2015年に新幹線が開通してから大人気の観光地になっています。
日本庭園の兼六園や、武家屋敷など歴史のある町として有名です。

金沢出身で就職後は東京に住んでいる私が金沢弁についてまとめてみました。
故郷が懐かしいです!

金沢に住んでいる時はこれ方言だったの?と気づかなかった事もありました。

金沢弁は関西弁に少し似ている方言ですが、
よく聞くとイントネーションが違ったりするんですよね。

そんな金沢弁のかわいい魅力をのせていきます。
それでは見ていきましょう!

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金沢弁はどんな特徴がある?

『金沢弁=石川県の方言』と思っている方も多いかもしれませんが、
場所が変われば少し違ってきます。

金沢市が県内の経済的・文化的中心地である為、
金沢弁を地域共通語として話しています。

特徴としては金沢弁には濁音「が」、「じ」などが使われる事が多いです。
小京都という華やかな街のイメージがあるので、金沢弁を聞くとかなりギャップを感じる方が多いみたいですね。



こちらの記事では、かわいい方言について、ランキングにしてまとめてみました。

金沢弁の語尾について

金沢弁の語尾は
「~や、~やね」(~だね)
「~やったけ?」(~だった?)
「~なんや」(~なんだ)

男性は「や」、女性は「ね」を語尾に付けることが多いです。
「ね」を付けた方が柔らかい印象になります。
標準語を話す人からすると、この語尾はとってもかわいいと言われました!
確かに語尾を伸ばして話す事が多いので、冷たい印象にはなりにくいのかもしれません。

濁音が付く語尾は
「~じー」(~ね)
「~げんろ?」(~なのでしょ?)
「~げんて」(~なのだ)
「~がやて」(~だそうな)

この濁音が混じる言い方をすると『汚い、怖い』と思う人もいるかもしれませんが、
ここにも金沢の素朴さが表われています。
どちらかというと年齢が高い世代が使うイメージです。

金沢弁と関西弁の違い

金沢弁と関西弁が似ていると耳にした事がありますが、実際は全く違います
金沢弁を喋っている人が関西に行くと標準語?と思われたりもするんですよ!

他県の方が金沢弁を関西弁に似ていると感じるのは、
金沢弁が早口である事も影響するのかと思います。

似ているところも少しはあるかもしれませんが、
イントネーションが違ったり、文法、語彙は変わってきます。

関西弁の「なんでやねん」は金沢では言いません。
金沢弁にするなら「なんでなん!?」になりますかね。
ホントに少しの違いなので、金沢弁を知らない人からしたら、わからないと思います。

最近の若い世代や、中年は金沢弁+標準語で話す人が増えてきたので、
今後は全く関西弁と似つかなくなってくるかもしれません。

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金沢弁のイントネーション

地方によって言葉のイントネーションは違ってきますよね。
金沢弁も標準語に比べると全く変わっていたりして驚きます!

私が一番びっくりしたのが
『ありがとう』というフレーズ。
金沢では
「あんやと~↑」と最後の言葉を上げて話していました。
標準語だと
「ありがとう↓」と「う」の部分が下がって発音します。

最後の言葉を上げて言った方が、何となく明るい気がしました。

また語尾をなんでも伸ばして言いがちです。

かわいい金沢の方言一覧


金沢弁のかわいい方言をまとめてみました。

是非金沢に遊びに行った際は、金沢弁を使ってみてみて下さい♪
地元の人との距離も近くなると思いますよ~!

発音がわからない場合ご当地キャラ石川さんのテーマ曲「石川サンバ」を聞いてみて下さい!
とっても金沢弁を分かりやすく歌っていますよ!

げん

「げん」「げんろ」はいずれも語尾に付ける方言になります。

「げん」を標準語にすると、
「~なのです」と、何かを断定する時に使います。

例)
遊びに行くげん。(遊びに行くんです。)

「げんろ」を標準語にすると、
「~なのですよね」と、こちらは疑問形になります。

例)
遊びに行くげんろ?(遊びに行くんですよね?)

どちらも日常的に使用する言葉で、普通に会話しているだけで「げん」「げんろ」が
たくさん飛び交っています。
「げん」はあまりかわいくないかも(笑)

やいね

「やいね」「わいね」こちらも語尾につける言葉です。

「やいね」を標準語にすると、
「だよね?」と、質問するときに使います。

例)
なんやいね?(どうしたの?)

「わいね」は主に女性が使います。男性は「わいや」と言う事が多いです。

標準語にすると、
「~だよ」と少し冷たく断言するときに使います。

例)
知らんわいね(知らないよ)
やーわいや(嫌だよ)

「ね」が付くだけで女性らしい言い方になります。

だら

「だら」バカ、アホなどの意味で使います。

「だらま」や、愛情を込めて「だらぶち」などとも使ったりします。
だらぶちは年配の人が使っているイメージでした。

「だら」は学生の時は友達同士でよく使っていました。
大人になるまでこの言葉が方言だと思っていなかったので、通じなかった時に衝撃がはしりました。

”だら”は冗談で軽い感じに言えるワードです。

例)
あんただらじゃねーがん?(貴方ばかなんじゃない?)

たいま

「たいま」を標準語にすると、「ください」になります。

頂戴の「ください」ではなく、お願い事をする時に使う
「ください」の方がニュアンスとしては近いです。

尊敬語や丁寧語としての「ください」としては
使わないので、何でも使うということでもありません。

例)
待ってたいま(待ってください)
見とってたいま(見といてください)

使いどころは限定されてきます。
私は使った事は無かったです。

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ようこそ

「ようこそ」は、普通はお店などに入った時に使う言葉ですが、
石川県ではお店を出るときに「ようこそ」と店員さんが言います。

「ようこそ来てくれたね、わざわざきてくれてありがとう」という意味です。

古くからの方言で、使わない世代も多いため石川県民でも聞いたことのない人もいますが
昔から県民にとっては、なじみある温かい言葉といえます。

逆にお客さんがお店に入る時は「おいであそばせ」と良く言っています。

意味は
「ようこそいらっしゃいました」

京都の公家言葉を取り入れたもので、【金沢言葉】の代表的な表現です。
金沢弁は「あそばせ言葉」が多く使われています。

例)
またおいであそばせ(またお越しください)
おあがりあそばせ(お召し上がりください)
いっておいであそばせ(いってらっしゃい)丁寧語

茶屋街などのお店で使われていると思います。

~しまっし

金沢の方言は?ときかれると多くの人がこの言葉を思い浮かべるのではないでしょうか?

「~しまっし」を標準語にすると、
「~しなさい」と命令系の良い方になります。

この「~しまっし」はさらに、
「~しまっしね」「~しまっしま」という事もあり
『~しなさいよ』『ぜひ~しなさいよ』と意味合いが強くなっていきます。

「~しまっしね」の『しね』はあまり縁起がよくないので、
「~せんかいね」と言い換える方が多いです。

例)
はようしまっし(早くしなさい)
起きまっし(おきなさい)
勉強せんかいね(勉強しなさいよ)



金沢の女子アナといえばこちら
馬場ももこアナの大学や彼氏は?愛車はBMWでドライブが趣味って本当?

金沢弁の使い方を例文で!

友達の家に遊びに行った時の親との会話

『こんね』
(こんにちは)

『おあがりあそばせ。いんぎらぁっとしてきまっし。』
(お入りなさい。どうぞゆっくりしていってね。)

『あんやとー』
(ありがとう)

友人との会話

『今度ライブ見にいかんがけ~?』
(今度ライブ見に行くんでしょ?)

『いくよ!』
(いくよ!)

『いいじ~』
(いいなぁ~)

『だれとぉ?』
(誰といくの?)

『あんさまと』
(長男と)

だんだん日本語じゃない様ように見えてきました。
案外会話してるとそれが方言って事に気づかないんですよね。

金沢弁でずるいとは?

「ずるい」を金沢弁にすると、「ぐっすい」と言います。

例)
ぐっすい奴(ずる賢い奴)
ぐっすいげん、あとだしジャンケンしたやろ。
(ずるい、あとだしジャンケンしたな)。

なかなか最近は聞かなくなりました。
年配の人のごく一部が使っている印象があります。

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金沢弁でありがとう

「ありがとう」を金沢弁にすると、「あんやと、あんがと」です。
感謝の気持ちを伝える時にいいます。

金沢の人はバスを降りる時、お会計した後など
挨拶のように「あんやと~」って伝えます。
私はこの習慣は凄くいいと思っています!

また「きのどくなぁ~」も申し訳ないけどありがとうと思った時に使います。
共通語では「かわいそうな」ということになりますが、金沢ではお礼の言葉になるのです。
深いですよね~。

金沢弁で告白したら?


胸キュンする告白のセリフを7つ紹介していきます。

女の子が使う方言って標準語で言われるよりドキッとしますよね。

 

うちとずっと一緒におってや!
軽めに告白できる言い方です!
イントネーションが伝わりにくいとは思うのですが、関西弁ぽく自分の事は『うち』っていいます。
金沢弁では「居る」は「おる」と言います。
『おってや』は一緒にいてほしいという事です。

好きやからに決まっとんがいね。
「好きだからに決まってるでしょ」を意味する金沢弁の告白セリフです。
会話の最中にぽろっと言われると、ドキッとしてしまいます。
「がいね」って強く聞こえるのですが、金沢弁を話す人はなにも気にせずに使っているので怖がらないで下さいね。

あんたの彼女になってもいいけ?
金沢弁では「あなた」を「あんた」と使われる傾向があります。
強く感じる人は名前で呼んだ方がいいかもです。
語尾にダサい「け」をつけるのも金沢弁の可愛らしいポイントです。

彼女にしてくれんけ?ずっと好きやってん。
ずっと好きだったと言われると、グッときますよね。
しかもこの言葉+甘えられたら『はい』としか言えなくなってしまいます。

大好きやし付き合ってほしい!
こちらもストレート!
告白はストレートに言われたほうが好まれるようです。
遠まわしに言って伝わらなかったら嫌ですもんね。

これからも離れていかんといてね。
離れていかないでね。と言われるより「いかんといてね。」と金沢弁で言われると、甘えた感じがより伝わってきますよね。
ずっと一緒にいたいと言う意味と一緒ですが、このセリフの方が守ってあげたくなるセリフに感じます。

友達のままはいやや。
いややって可愛くないですか?
友達のままが嫌という事は、遠まわしに付き合いたいという事ですよね。
告白するのが恥ずかしい人は使うかもしれません。

方言交じりの素敵な告白してみてくださいね♪

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金沢弁の早口言葉

金沢弁の早口で言ったら面白い言葉を紹介していきます。

問題
1「しましまにしまっしま~」
2「ネガ、ねーがんねーがぁ?」
3「ねじねじってねーじ」
4「おとこおっとこに、おんなおんなまいやー」

どんな意味かわかりましたか?

回答
1「縞模様のにしなさいよ」
2「ネガが無いんじゃないの」
3「ネジを回してないじゃない」
4「男がいる所に、女がいるなよ」

金沢弁って知らない人が聞いたら面白いですよね。
地元の人は何も思わないでこの言葉使っています!

もっと探せばありそうなのですが、今回は4つ紹介させて頂きました♪

ここにもあります!早口言葉!しかも方言!
方言の早口言葉まとめ!沖縄から北海道までのご当地早口言葉!

おすすめの書籍

金沢弁についてもっと知りたいという方は是非チェックしてみてください。

意外な発見があるかも。



かわいい方言について、ランキングにしてまとめてみました。

まとめ

地方によって違う方言って素敵ですよね。
まだ金沢に遊びに行ったことのない方は、
是非観光しに行ってみて下さい。

独特な言葉が癖になってしまうかもしれませんよ!


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