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出典元:https://www.sugawara.ac.jp/kodomonokuni/

はないちもんめは子供の時によくした遊びですよね。

特に女の子がやっているイメージがあります。

 

自分が小さい時は何にも疑問を抱かなかったのですが、はないちもんめの意味って知っていますか?

 

実は意味を調べると凄く奥が深かいのです。

そんな怖い歌詞の解説と遊び方についても詳しくまとめました。

 

この記事を読むと今までのはないちもんめが、怖くなるかもしれません。

これを覚えて知らない人に語ってあげましょう!

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本当は怖い!はないちもんめの意味とは?

知らない世代の為にも、おさらいの意味を込めて少し説明します。

はないちもんめの遊び方は、2組に分かれて手を繋ぎ向かい合います。

(6人以上が好ましいです。)

 

お互い歌を歌いながら歩き、相手のメンバーを選びジャンケンをし勝った組が負けた組の子を取る遊びです。

先に相手メンバーがいなくなったら勝ちになります。

 

とっても簡単にできる遊びですよね!

全然怖いあそびではなかったです。

子供の頃はみんなでやって凄く盛り上がりました♪

まずは『はないちもんめ』という意味から見ていきましょう。

はないちもんめの意味は口減らし!

この歌は食べることもままならない昔の貧しい人達が作った人身売買の歌とされています。

人身売買の事を歌にするって今じゃあり得ませんよね。
どうしてそんな怖い歌を作ったのでしょうか。



自分達の子供が(あるいは「女の子」という説も・・・)

泣く泣く子買いに買われていってしまう様子をうたにした説があるようです。

いわゆる「口減らし」ですね。

経済上の理由から(養うべき)人数を減らさなければいけなかった為。

昔作られた歌は内容が怖く残酷過ぎるものも結構あるみたいですね。

大人からは教育に良くないなどの反論意見も出ています。

 

確かに意味を知ってしまうと怖いですが、
子供の場合何も意味を考えないで遊んでいるので、みんなが楽しければいいのでは?と私は思います。

これからも伝統のある歌を今後も無くさないでほしいです。

 

はないちもんめの由来


はないちもんめ=花一匁 と書きます。

  • 花=子供(或いは女の子)
  • 一匁=約3.75g(江戸時代頃の銀貨の単位)

ですから売られてゆく娘さん達を「花一匁」と例えたのではいかとされています。

はないちもんめの様に古くから伝わる遊びは、その由来について確たる説が定まっているわけではありません。

一般的には価格一匁の花を売り買いする際のやり取りだとされる説があります。

花を売り買いする歌だとそんな怖く感じませんよね。

しかし「花」は若い女性の隠語であり、一人が一匁を基本とする値段で行われた人買いに起源があるともされる説もあるのです。

この歌を作った本人しか本当のうたの意味を知らないので、一概に断言はできないという訳です。
どの説を信じるかはあなた次第です。

はないちもんめのうたの歌詞を調査!

今回ははないちもんめの歌が人身売買説だった場合でまとめてみました。

歌詞にはどんな意味が含まれているのでしょうか。調査してみました!

はないちもんめの歌詞の意味を解説

勝~ってうれしいはないちもんめ  = 女の子を安く買えて、うれしい

負け~てくやしいはないちもんめ  = 自分の子供を安く買われてくやしい

 

あの子がほしい。あの子じゃわからん= あの子を売ってください。

                   いや、あの子は負けられない

この子が欲しい。この子じゃわからん= この子を売ってください。

                   いや、この子は負けられない

相談しましょ  そうしましょ   = それじゃ、相談しましょう

人買い農民のバトルの様子をうたにしたみたいです。

この歌を歌詞を想像すると、農民たちが自分の子供を手放したくなくて、泣きながら交渉しているようなイメージがわきました。

少し怖いうたでもありますが、悲しいうたのも聞こえてきました。

昔だと仕方無く子供を売っていたと思うと、心が痛くなりますね。

ふるさとまとめて

私の知っているはないちもんめの歌と全然違うフレーズがありました。
それは、

「ふるさと まとめて はないちもんめ」
「ふるさと もとめて はないちもんめ」

 

全然違う!と衝撃を感じました。(笑)

調べてみると北海道に広く分布されているうたみたいです。

この歌の意味は芸者の花代に「はな」をかけて、わずかのお金で身売りした女の子の歌だそうです。

 

「ふるさと まとめて」は、ふるさとを手回り品だけだけまとめて、風呂敷包みひとつづつ持っただけで、娘を売り、一家離散してきた。

という意味だそうです。

 

「ふるさと もとめて」は、そうして追われてきた故郷でも、苦界に沈んだ身には、恋しい。

という意味みたいです。

 

うたの歌詞が変わればいろんな解釈があるんですね。

同じ日本でも場所によって説も違うようです。

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花の意味は子供、もんめは重さの単位

Wikipediaによると、はないちもんめの花は子供の事をさしており、もんめは重さの単位という意味があるそうです。

日本の童謡なのに意味を知ってしまうと怖いですね。

結局この童謡の話は、不作や飢饉に苦しんだ貧しい農民が、娘を売りに出す歌をという事がわかります。

 

他にも童謡には「さっちゃん」「とおりゃんせ」「かごめかごめ」など都市伝説かもしれませんが怖い意味が隠されているみたいですよ。

何気なく歌っていた歌詞の意味を大人になってから理解すると、また違ったうたに聞こえてくる気がします。

悲しい気持ちになりました。

たんすながもち

関西方面では歌詞が違うようです。

「勝ってうれしいはないちもんめ」
「負けて悔しいはないちもんめ」
「たんすながもち、どの子が欲しい?」
「どの子じゃ分からん」
「あの子が欲しい」
「あの子じゃ分からん」
「この子が欲しい」
「この子じゃ分からん」
「相談しよう、そうしよう」

 

え!タンスが長持ちするの?と思いましたが違いました。

「箪笥と長持、どちらが欲しい」と聞いたら、人買いが「あの子が欲しい」と名指しした歌といわれています。

「箪笥が長持ちする」訳じゃなくて、物を入れる家具のことを指しているようですね。

 

この言葉は売る方の親が人買いの人に対して、子供を売りたくないという気持ち、とぼけている様子が伝わりますね。

はないちもんめの歌詞は地方によって違う

福島県「ふるさと求めてはないちもんめ・・・」ではじまる。

宮城県「となりのおばさんちょっと来ておくれ、鬼がいるから行かれない、お釜かぶってちょっと来ておくれ、釜破れて行かれない、鉄砲かついでちょっと来ておくれ、鉄砲ないから行かれない。」

静岡県「~あの子が欲しい、あの子じゃ分からん、この子が欲しい、この子じゃわからん、まとまって相談、そうしましょ、ゴリラ、パンツ、あっかんべ~」

石川県「ねことねずみがいたちをおいかけた それじゃんけんぽん」ジャンケンする人が決まったらこの歌をうたいます。

歌っている時に小指と小指を指きりげんまんの状態にして、けんけんでその場を回りジャンケンします。

私は石川県出身なのでわかるわかる!と思っていましたが、他の地域の人にいうと何それ?と言われてしまいました(笑)

 

本当に地域によって全く違うのですね!

同じ県に住んでいても違ってきていたりするので、近くのお友達に是非聞いてみて下さい。

結構はないちもんめの話題だけで盛り上がりますよ♪

 

同じように「全国の方言」の話題も盛り上がりますよね!こちらの記事では、「かわいい方言」についてランキングでまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

かわいい方言をランキングでまとめた!告白されてキュンとくるのは?

はないちもんめの遊び方

最初に簡単に遊び方を紹介しましたが、分かりやすく“はないちもんめ”の遊び方を紹介いたします。

覚えておくと何もない所で気軽に遊ぶ事ができます。
とってもシンプルなのに、ついつい繰り返しやりたくなる遊びですよね!

年齢も3歳~大人まで誰でも参加できるので、年齢層関係なく楽しめます!

  1. 【はないちもんめのルール】
    それぞれの2つの組に分かれ、手をつないで一列に並んで向かい合う。
  2. 前回勝った組から「か~ってうれしいはないちもんめ♪」と歌の一節を歌いだす。
    歌っている組は前に進み、相手の組はあとずさりする。
    はないちもんめの「め」の部分で片足を蹴り上げる。
  3.  今度は負けた組が「まけ~てくやしいはないちもんめ♪」と歌って、前に進む。
  4.  その後に、交互に歌いながら前後に歩く。
  5. 歌が終わると、それぞれの組で相談して、相手の組から誰をこちらの組にもらうかを決める。決まった組は「き~まった」と叫ぶ。
  6. 「××ちゃんが欲しい」と前に進みながらもらいたい相手を披露しあう。
  7. お互いの代表者がじゃんけんを行い、勝った組にメンバーがもらわれていく。
  8. 片方の組からメンバーがいなくなれば終了。つづける場合には1にもどる。

 

参考動画★

 

【あそびのポイント】

  • 人数が多い時は制限時間を作って、人数が多いチームが勝ちにするといいかもです。
  • 盛り上がると勢いよく歩いたり、キックするように蹴り上げる子どもがいるので、小さいお子さんがする場合はケガのないように落ち着いて遊べるように声がけしましょう。
  • 同じ人ばかりが指名されるのではなく、みんなが選ばれるような雰囲気作りも大事です!
  • とにかく元気に大きく歌って楽しむ事♪

はないちもんめの遊びを知らない子がいたら教えてあげてくださいね!

まとめ

はないちもんめって悲しいうただったんですね。

本当に昔からの童謡は、深い意味のある歌が多いんだと思いました。

 

地方や地域によって歌い方も全然変わってくるのは、正直びっくりしました。

でも地域で方言などがあるように、うたも違ってくるのは不思議じゃないのかもしれません。

 

最後まで御覧頂きありがとうございました。

 

〜最後に〜
昔の遊びには思わぬ意味や解釈があって面白いですよね。

こちらでは懐かしい「昔の遊びランキングTOP10」という形でまとめましたので、ぜひご覧ください。
昔の遊びランキングTOP10!室内と外の遊びをまとめてみた!

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