指スマをご存知ですか?
指スマは文字通り、指を使って数を当て合うゲームですが、ルールは簡単。
突き出した親指を、掛け声とともに上げます。
それと同時に、何本の親指が挙がるかを言いあげるゲームです。
小学生のころに遊んだことがある方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな指スマについて、改めてルールややり方といった基本的なことから、
どうやったら勝つことができるか?必勝法についても徹底解説していきます。
これであなたも指スママスターになれるでしょう!
それではいってみましょう!
Contents
指スマとはどんな遊び?
子供たちが、輪になって掛け声をかけながら、親指を挙げ下げして、喜んだり悔しがったりしている、この遊び。
「指スマ」です!
「指スマ」という呼称以外には「いっせーのせ」や「バリチッチ」「ぎんぎら」などありますね。
掛け声と同時に上がる指の本数を予想して当てるという、昔ながらの遊びです。
指スマという呼称の由来は前述したようにフジテレビの番組『SMAP×SMAP』において、ゲームとして取り入れられた際のものです。
正式な発表はなく推測ですが「指スマップ」の略だと考えられます。
指スマの言い方や呼び方についてはこちらの記事で詳しく書いていますので、チェックしてみてください。
指スマの基本的なルール・やり方
それでは指スマの基本的なルールややり方を見ていきましょう。
基本的に何かの罰ゲームややりたくないことを決めるのに、指スマを使うことが多いですが、
単にゲームとして遊んでもOKです。
流れとしては、
- 人を集めて円になる
- みんなで数を数える
- 当たったら指を引っ込めます
- 両手を引っ込められたら勝ちです
- 最後まで手を引っ込められない人の負けです
それでは順番に見ていきましょう。
ルール1:人を集めて輪になろう
何人かで輪になり、グーにした腕を、親指を上にして出します。
人数は、2人~、せいぜい5、6人がちょうどよいのではないでしょうか。
それ以上になるようなら、2グループに分かれましょう。
集まったら、皆、腕を出して、親指の腹から第一関節をくっつけましょう。
小指が下方、親指が上方になる恰好にしてみてください。
手錠をかけられるような恰好になりますよね?
準備ができたら、初めに掛け声を言う人を決めましょう。
そして、そこから、掛け声をいう人は順番に回すので、回す順番も決めましょう。
じゃんけんで、初めの人を決めて、そこから時計回りか、反時計回りかを決めます。
ルール2:みんなで数を考えよう!
さて、ここからが指スマの勝負です!
掛け声を言う人も、ほかの人も、毎回、真剣に数を考えましょう!
まず、掛け声を言う人です。
集まった人が、合計何本親指をあげるか!言い当ててください。
0本(全員が挙げない)~、人数×2本の間で考えます。
この時、勝っていくと、腕を一本下げることになるので、前に突き出ている腕の本数によって、数字が変わります。
また、自分も、言い当てると同時に、指を挙げ下げします。
自分の指の本数も、駆け引きの数に含まれます。
ほかの人は、親指をあげるか、どうするか!
いっせーのせの掛け声とともに、あげないか、1本あげるか、2本あげるか、決めてください。
ルール3:当たったら手を引っ込めよう
掛け声を言う人は、自分が言った数と、皆が上げた親指の本数が当たったら、一本親指を引っ込めてください。
一番早く両手を引っ込めることができた人が、「イチ抜け」です!
これが、最後の一人が決まるまで、続きます。
一番最後に残った人の負けで、罰ゲームなどはこの人の役割となります。
指スマの特殊ルール
指スマは、ご当地ルールなどもあるようですが、“指を2本あげても良い”という特殊ルールが存在するときもあります。
基本的には親指のみを使いますが、例えばこのゲームの中で2回までは、「人差し指を出してもよい!」というルールです。
時々、特殊ルールも利用すると、ドキドキした駆け引きが、さらに面白くなります。
また、通常の指スマでは飽きてしまった人には特殊ルールは刺激があって面白いですので、ぜひ効果的に取り入れてみましょう。
特殊ルールは約20種類ほどあるようですが、ここでは代表的な特殊ルールを3つ紹介します。
セメント
自分のターンになったとき、数字を言う代わりに「指スマ セメント!」と言って使います。
セメントを使うと、参加者があげた指は降ろすことができなくなり、ゲーム中指は上がったままになってしまいます。
指が固まってしまうと動く指の本数が減るので、相手が本数を当てやすくなってしまいます。
つまり、セメントを使うことで自分の技を成功しやすくしつつ、他の人を妨害できるのです。
コンクリ
コンクリを使ったときに、上がっていなかった指は人差し指と中指に固定されてしまいます。(これを「沈む)と表現します。
こうなった指は、以後上げることができません。
つまり、下がっている指に効果のある「セメント」と同様の技です。
解除
セメントやコンクリで固まってしまった場合、「解除」を使うことでどちらか片方の指を元の状態に戻すことができます。
指スマの必勝法
指スマは基本的に運が勝敗を左右します。
でも「確実に勝ちたい!」という時もありますよね。
もちろん、確実に勝つ方法はありませんが勝率を上げる方法は存在します。
その重要な要素の一つは、確率論です。
確率論を加味しながら指スマをやるのと、何も考えずにやるのとでは天と地ほど勝率に差が出ます。
そしてさらに相手の心理も読みながらやると、圧倒的に勝ちやすくなるので、ぜひ取り入れてみてください。
それでは確率論と駆け引きから考えた必勝法を解説していきます。
必勝法1:確率論から導き出した必勝法
一本の腕で、最大で0~1本の親指をあげます。
つまり、出ている腕の本数×2が、最大の数になります。
その中で上がる本数を当てるということは、確率でいうとどのようになるのでしょうか。
2人の場合の確率論
2人の場合は基本は運ゲーです。
相手は0,1,2本上げる可能性があるので、それを読んで自分の指の本数と合計した数字を言うように心がけましょう。
ちなみに、自分が上げてないのに3,4は絶対に出ないので、初歩的なことですが、まずはこういったミスをしない、ということがきっちり勝つためには必要なことです。
3人の場合の確率論
Aさんの指 | Bさんの指 | 指の合計数 |
0 | 0 | 0 |
0 | 1(左手) | 1 |
0 | 1(右手) | 1 |
0 | 2 | 2 |
1(左手) | 0 | 1 |
1(左手) | 1(左手) | 2 |
1(左手) | 1(右手) | 2 |
1(左手) | 2 | 3 |
1(右手) | 0 | 1 |
1(右手) | 1(左手) | 2 |
1(右手) | 1(右手) | 2 |
1(右手) | 2 | 3 |
2 | 0 | 2 |
2 | 1(左手) | 3 |
2 | 1(右手) | 3 |
2 | 2 | 4 |
上の表はAさん、Bさんの指の数とその合計数をまとめたものです。
表を見てもらうとわかるように、全部で16通りの指の出し方があります。
表を見ると指の合計数が0から4まであることがわかりますが、それぞれの数が出るパターンの数を見てみます。
(表の指の合計数の0~4それぞれの出現回数)
出現パターンの数
指の合計数 | 出現パターンの数 |
0 | 1回(約6%) |
1 | 4回(約25%) |
2 | 6回(約38%) |
3 | 4回(約25%) |
4 | 1回(約6%) |
この表を見ると、指の合計数2となる回数が最も多いことがわかります。
つまり、3人で対戦する場合、相手の2人の指の合計は2となる確率が一番高くなるのです。
これを加味すると、3人で行う指スマは「自分の数プラス2」を言うのが一番勝つ確率が高い、必勝法と言えるのです。
4人の場合の確率論
指の合計数 | 出現パターンの数 |
0 | 1回(約2%) |
1 | 6回(約9%) |
2 | 15回(約23%) |
3 | 20回(約31%) |
4 | 15回(約23%) |
5 | 6回(約9%) |
6 | 1回(約2%) |
同じように、4人の場合は、「自分の指プラス3」を言うのが一番確率が高い出目となります。
さらに順番に抜けていくので、2本抜けたところでは、3人の必勝法が適用されますので、「自分の指プラス2」でしたね。
常に頭の中を整理して、冷静に一番確率の高い出目を言うことで、勝つ確率はかなり高くなると言うことができます。
5人の場合の確率論
5人の場合は、表はもう省略しますが、「自分の指プラス4」が一番確率が高いと知っておきましょう。
2本抜けるごとに、「自分の指プラス3」と減っていきますので、冷静に判断しましょう。
必勝法2:先攻をとる
指スマでは、「掛け声をかける人」しか、そのターンで勝つことができないのです。
待っている人は、掛け合いの末、指を挙げ下げすることしかできず、勝って抜けることができません。
したがって、指スマでは、先行を取った人が、有利になります。
特に2人の時はそれが顕著に勝敗に現れます。
指スマをするときは、先行を取って、初めからイチ抜けしてしまいましょう!
つまり最初のじゃんけんがかなり重要ということになります。
指スマの勝ち方
次に指スマでさらに勝ちやすくなるために、
- 傾向を読む勝ち方
- 心理を読む勝ち方
を知って、常勝を目指しましょう。
傾向を読む勝ち方
文字通り、相手が指を何本上げることが多いかを分析します。
・・・いや、無理でしょ・・・と最初は思いますが、一応これが可能かもしれないという根拠があるのです。
それぞれのプレイヤーは2本まで指を上げることができますから、一人があげる可能性のある指の本数は0、1、2のどれかです。
よって、それぞれの目が出る確率は1/3である、ということが言えます。
一方で、指は左右一本ずつあります。
それぞれが、0か1本上がることになります。
指が上がるか上がらないかはランダムであるとすると、左右の指それぞれが、本数0の確率1/2、本数1の確率1/2。
指の合計数はその組み合わせで決まるから、合計本数は0本の確率1/4、1本の確率1/2、2本の確率1/4となります。
つまり、「上げる指の本数をどうやって決めるか」によって確率が変化する場合がある、ということです。
ちゃんと「何本上げよう」と考えている人の場合はちゃんと1/3になるのでしょうが、適当にプレイしている人では確率がばらつく、という場合があるのです。
もちろんこれ以外の原因、性格とかによるばらつきなどが生まれることもあるでしょう。
相手を観察して、相手の出す目の傾向をつかんでみましょう。
よ~く、みんなの出し方を見てみてください。
「あの人は、左手あまり挙げないなあ」
「毎回2本挙げてるな」
など、人によって挙げ方に傾向があると思います。
また、「毎回交互に挙げ下げしている」などの傾向もあります。
このように、よ~く参加者の傾向を観察するのが、指スマの必勝法です。
これで勝ち方がわかれば、指スマの醍醐味を味わえます!
心理を読む勝ち方
相手の指を上げさせるように誘導します。具体的には、
- 唐突に数字を言う
- これまでの会話のスピードより間を詰めて大幅に速いスピードで「指スマ・・・」とコールする
- 大きめの目を宣言する
なぜ効果があるか。
言うまでもなく、指スマは「指を上げる」ゲームです。急
にペースを速めることによって、相手はゲームに乗り続けようと焦ります。
ここで、ゲームに参加しようという意識が指を上げさせます。
つまり、指を上げることによって参加し続けようという心理が働くのです。
まとめ
昔から人気の指スマ。
準備するものも何もない、簡単なゲームですが、奥が深いですよね。
掛け合いですが、勝てるとみんなの注目の的!
必勝法も身に着けて、今日から指スマ王者になれるといいですね。