皆さんは綱引きを、体格が良く力が強い人が勝てる競技だと思っていませんか?
実は綱引きは、コツさえ知っていれば、自分よりでかい相手を打ち倒せる競技なのです。
具体的に言えば、技術で体重200kg差をひっくり返せます。
その根拠とコツを、図とイラストを使って分かりやすく解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたは確実に綱引き上級者になれます!
綱引きに臨む小さなお子様の親や教師の方々。
また、どうしても勝ちたい学生さんは正しくコツを理解して、勝利を引き寄せてください!
綱引きだけに。
綱引きのルールを説明!時間や人数、審判のやり方も解説!そしてこちらでは、綱引きの必勝法を解説していますので、ぜひ合わせて読んでみてください。
綱引きの必勝法はこれ!掛け声や並び方、姿勢も大事!
Contents
綱引きのコツを図とイラストで解説
綱引きには、大きく分けて4つのコツがあります。
- 引き方のコツ
- 握り方のコツ
- 並び順のコツ
- 掛け声のコツ
です。
この4つを意識するだけで、段違いに力を発揮できます。
運動会の綱引きは練習期間が短いので、効率的に練習する必要があります。
コツを知っているだけで、差をつけることができるので、是非覚えていってください。
また自宅練習用に、縄の代用品についてもお教えします。
縄の代用品
「個人的に綱引きの練習をしたいけど、綱なんてないしなぁ」とお悩みのあなた!
実は、綱引きの縄は家にあるもので簡単に代用できちゃうんです。
それがこちら。
傘!
ここに画像
傘を閉じて柄の部分を鉄棒や木に引っかけます。
こうするだけで、簡単に綱引きの練習ができるのです。
捨てて構わない傘なら、ビニールテープでぐるぐる巻きにすることで、より綱っぽくなるので、お試しください!
高さが合うのであれば、鉄棒を使ってもいい練習になります。
綱の握り方のコツ
握る時、小指を意識しながら、内側に絞るように握り込みましょう。
手と綱の間に空間ができるのを防げます。
また、脇で綱を固定することで、よりがっちり体と綱を固定できます。
両肩を引き、胸を前に突き出すようにして、脇を締めましょう。
腕で引くイメージがあるので、脇を締めてはいけないような気がすると思いますが、それは間違えです。
詳しくは、引き方のコツで解説します。
ポイントまとめ!
- 縄を小指を意識しながら絞るように握る
- 利き手を後ろにして、間隔を開けないように握る
- 縄を腕だけでなく脇でも挟み、体にしっかり固定する
綱の握り方について、こちらの動画で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
1分ちょっとの動画なので、みやすいと思います。
順番や配置、並び方のコツ
綱を引くときに、綱が地面と平行になるのがベストです。
なので、列の真ん中から端に向かって身長が高くなるようにしましょう。
一番後ろの人をアンカーと言い、体格が良く力も強い人にするのも大切な要素です。
アンカーのコツもこのあとに解説します。
全員が等間隔に並ぶようにして、綱がまっすぐになるようにしましょう。
たわみがあると力が分散しがちになってしまうからです。
綱が短く、ベストの間隔が保てない場合は、綱の左右に並びましょう。
基本的に利き手が後ろに来るようにするべきですが、ムリに並ぶと体制を崩す可能性があるので、この場合は仕方ありません。
ポイントまとめ!
- 綱がたわまないように、真ん中から端に向かって身長が高くなるように配置する
- アンカーには体格が良く、力が強い人を配置する。
- 体制が崩れないように、無理せず間隔を取ることが重要
掛け声のコツ
シャウト効果をご存知でしょうか?
ざっくりいえば、大声を出すことでアドレナリンが分泌され、普段でないバカ力が出るというものです。
大声を出すのは恥ずかしいと思う方も多いと思いますが、綱引きで勝つために必須なので、頑張って出しましょう。
また、チームと引くタイミングを合わせるために、一斉に掛け声を出すことは必須です。
メジャーな掛け声は「オーエス」ですが、チームで合わせやすい掛け声を考えるとよいでしょう。
ポイントまとめ!
- シャウト効果を引き出すために、出来るだけ大声を出す。
- 引くタイミングを合わせるために、息を合わせた掛け声を考える
引き方のコツ
両肩を地面と平行に保ち、足は肩幅程度に開きます。
このフォームが基本なので、覚えましょう。
そして、フォームを保ったまま、上を見て引くようにします。
こうすることで、体重を利用しながら綱を引くことができます。
前を見てしまうと、重心が前に移動してしまい、上体が起こされてしまうので注意しましょう。
また、始まった瞬間しゃがみ込んで、斜め上に体を突き上げるようにしながら引くという方法を取ると、重心を低く構えることが出来、崩れにくくなります。
ポイントまとめ!
- 肩を平衡に保ち、肩幅程度に足を開く
- 体重を利用して引くために、上を向きながら引く
- 上体が崩れないように、しゃがみ込んで重心を低くして、突き上げるように引く
アンカーのコツややり方は?
綱引きでアンカーという概念があることを知らない人は多いのではないでしょうか?
アンカーとは一番後ろの人のことで、引かれないように耐える役割を持ちます。
基本的なフォームは他の人と一緒ですが、引っ張る力より耐える力の方が重要視されます。
耐えるコツは、綱を腰に回した後、利き腕と逆の肩にも綱を回し、しっかりと固定すること。
また、重心を低く保ち、体幹を固定することも大切です。
ポイントまとめ!
- 引くよりも耐えることを意識する
- 綱を腰に回した後、利き腕と逆の肩にも回し、体にしっかり固定する、
- 重心を低く保ち、体幹を固定するイメージで耐える
綱引きの年代別のコツ
綱引きは年代ごとに競技性が高まってきます。
運動会レベルからスポーツレベルまで幅広いプレイヤーがいるので、年代ごとに違うコツを解説していきます。
幼児〜小学生のコツ
小さいお子様方は体もできていない方が多いので、先ほど解説したこつをどこまで実践できるかが勝負を分けます。
練習時間も限られていると思うので、最も重要なコツである「上を向いて引く」を徹底するのが良いでしょう。
中学生〜高校生のコツ
体格もしっかりしてきて、技術も身に着けれるようになる年代です。
運動会程度の綱引きでしたら、ここに書いてあるコツで十分かと思いますが、競技性のあるレベルまで上げたいのであれば、チームワークを重要視しましょう。
チームで引くときは、掛け声を合わせることと、引き方の癖を見抜いてベストな並び順を見つけ出す事が大事なコツです。
大人のコツ
大人になれば体格などの差が付きにくいので、道具をそろえることがコツらしいコツかなと思います。
綱引きようのシューズをもっていると、勝ちやすくなるでしょう。
なのでコツは、自分にあった道具を使うことです!
おすすめのシューズの選び方は、こちらの記事をお読みください。
綱引きのコツを動画で解説
参考になりそうな動画をいくつか紹介しますので、上記のコツを意識しながら見ると練習になると思います。
こちらは2分ちょっとと短くまとまっていて、サクッと綱引きのコツを理解するのに適しています。
こちらはスポーツ指導員として活躍されている方の動画で、綱引きのコツやアドバイスがすごくわかりやすいです。
結び
いかがだったでしょうか?
綱引きは腕で引くのではなく、体重で引くということを意識すれば、格段に勝ちやすくなります。
そのためにも重心を考えたフォームを意識するのが肝要です。
ここで培ったコツを本番で存分に生かして、絶対に勝利を掴み取ってくださいね!
最後までご覧くださってありがとうございました。