方言がうつる?理由はなぜ?どんな気持ちなの?
その心理とうつる期間も調査しました!
「あれれ?あの人って〇〇県の人だったの?」
「あっ!語尾が〇〇弁になっちゃった!」
というのが方言がうつるという現象。
私の中学時代の友達にもいたんです!
血も体も完全なる東北人なのに、大阪弁がかっこよすぎて、
1年くらいかけて…
なかなかのエセ大阪弁(当時の私の価値観)になった女友達。
今想えば、しれ~っと東北弁に戻った気がしますが(笑)
あれからウン十年…
現在関東圏に移り住んだ私ですが、
周りの人達の出身地は全国各地。
方言を丸出しにしている人は少ないですが、
ずっと話しているちに、
不思議なイントネーションになったりします(笑)
うつった側とうつした側では、
困っちゃったり…嬉しかったり、その感情も色々です。
というわけで、どちらの気持ちも理解したいあなたのために、
- 方言がうつる理由や心理、時間
- うつした側はどんな気持ち?
- うつりやすい、関係や方言
について調査しましたので、
参考にしてみてください!
Contents
方言がうつる理由はなぜ?
方言を意識してわざとうつる場合と、
意識していないのにうつっていた場合があります。
例えば、
映画館を出た時の自分の気持ちの変化が、
わかりやすいです。
- 見た映画がヤクザ系⇒(ちょっと)オラオラした自分(笑)
- 見た映画が恋愛系⇒もっと恋人を大切にしようと思ったり、
いきなり運命の出会いがあるかも?とソワソワしたり。
感情のコントロールができていると思っている人でも、
人間の五感から得た情報って、
意外な行動に発展することもあるんですね~。
理由別に詳しく見てみましょう。
ミラーリング
ミラーリングってご存知ですか?
相手と同じしぐさや言動をマネすることで、
親近感や好感が湧くというものです。
例えば、
- 好きなテレビ番組や趣味が同じだと、何となく親近感
- 同じタイミングで言葉がカブった時
- 食事をしていて、
同じタイミングで同じものを食べたり飲んだりした時
どうですか?
ちょっとしたことで親近感や好意が湧いたりするんです。
これをわざと、技として使う人もいれば、
本当に偶然に同じ行動をとってしまうこともあります。
方言がうつるのも同じように、
うつした側も、うつってしまった側も、
知らず知らずのうちに距離が縮まっている場合が、
あるんですね~。
無意識
無意識に方言がうつっているなんてこともあります。
例えば、英会話です。
普段は日本語を使っているのに、
英語教室で習っている言葉を使おうとすると、
アップル⇒apple(流暢な英語)となったりします。
他にも、
好きな歌手の歌い方を気に入っていると、
マネをしているつもりはなくても、
歌い方が似てしまったり。
周りに気付かれていることは関係なく、
少しづつ体に染みついてきた物というのは、
意外と無意識に外に出てしまう時があります。
方言も、長い時間を一緒に過ごしたり、
方言自体を不自然に思わない環境になると、
体に染みこんでしまいます。
なんとかして盛り上げたい
こちらは、
「あえて方言」という言葉が、
しっくりくるでしょうか。
例えば、
飲み会や、打ち合わせなど、
方言を話す人が緊張している場面で、
場の空気をほぐしてあげたい!
または、
方言を少し恥ずかしいと思っている人に、
「全然大丈夫だよ」と伝えたい時にも、
「あえて」方言を使うという時もあります。
方言がうつる心理は?
心理というと、少し難しく聞こえるかもしれませんが、
要するに気持ちです(^-^)
方言がうつる時の心理とは?
うつる人とうつらない人がいるのはなぜ?
方言を話す人と、同じ時間過ごしている人の中でも、
方言がうつる人とうつらない人っています。
これは、
脳にも向き不向きがあるということ。
例えば、
海外に留学して帰国した時、
留学先の言葉をスラスラと話せる人と、
そうでない人がいますよね?
耳から入った情報を濃く早く吸収する人と、
そうでない人がいるということです。
何年も日本にいて、
片言な外国人だっているし、
逆に半年でイントネーションまで、
日本人になる外国人だっているのです。
方言がうつりやすい人とは、
耳からの情報が体に馴染みやすい人。
側にいても、方言がうつらない人は、
他のことに特化した能力がある人。
という考え方でいれば、
一方的な「なぜ?」は減っていきますね!
打ち解けようとしている
先ほどの「なんとかして盛り上げたい」とは逆に、
結婚や仕事などの理由で、
方言を使っている地域に行った場合、
周りの方言に混ざって話せた方が楽
と思うのも人間の心理です。
とはいえ、マネをしている状態なので、
始めは上手くいきません。
あなたの周りに、
一人だけ違う地域から来た人がいたら、
方言を教えておげるのも素敵な優しさです。
方言に憧れている
標準語を使っている人に多いかもしれませんが、
「普通」がちょっと嫌だと感じている場合です。
自分の特徴・個性を探しているわけです。
最近はテレビやCMなどでも、
方言を取り上げることが増えました。
昔より標準語で話す人口が増えたので、
逆に方言が希少になっているという理由です。
そして、方言と標準語を比べると、
- 知的・礼儀正しさ⇒標準語
- 社交性・人柄⇒方言
というイメージを持っている人も、
少なくないのではないでしょうか。
標準語と書きましたが、
(私を含め)ガッツリ方言を使う地域でも、
若者はほぼ標準語というところが増えていて、
方言への憧れという心理状態から、
方言がうつるという事もあり得るということです。
うつした側はニセ方言をどう思う?
方言がうつる場合を調査してきましたが、
うつした(もともと方言を話している)側は、
どんな気持ちなのか?を知っておくと、
どんな使い方をしたら嫌な思いをさせずに過ごせるか?
を理解しやすいと思うので、紹介します。
馬鹿にされている気がする
- 同じ方言を何回も言われる
- 自分の名前を言う時だけ方言をマネされる
ちょっとイライラする
- 自分は地元に誇りを持っているのに、
ふざけてマネされている感じでイライラした - イントネーションが違うから聞いていてイライラする
自分に好意があると思う
- 二人でいる時に方言がうつっていると感動する
- 「他にはどんな方言があるの?」と言ってくれた
- 「方言がうつった!」と言われて好きになった
方言を話す人が周りにいる時には、
こんな気持ちもあるということを忘れずに(^-^)
どのぐらいの期間でうつる?
冒頭で登場した私の友達は、
大阪弁がかっこいい!⇒うつり始めるまで、
1日もかかりませんでした(笑)が、
それから、「大阪人か!」
とツッコミを入れるまで1年かかりました(笑)
全然参考にならなくて、すみません…汗
方言がうつるまでの期間は、
方言を標準語にするまでかかる期間と似ているのでは?
と考えます。
つまり、熱意や分析、無意識も含め、
人それぞれということです。
でも、
これから紹介する、
方言がうつりやすい関係であれば、
より短い期間で方言がうつりますよ!
方言がうつりやすい関係
方言がうつりやすい人ではなく、
方言を話す人との関係に注目してみました!
好きな人
好きな人が一番でしょう!
出身地はどこ?それは何弁?
昔から好きな食べ物は何?
などなど知りたい事だらけ…。
なんなら、その出身地が好きになっちゃう(笑)
恋人でも、有名人でも、片思いでも、
自分の心にいる人が話している言葉は
自然と入ってきますね。
かわいい方言をランキングでまとめた!告白されてキュンとくるのは?
大学の友達
喜怒哀楽を共に感じている人にも親近感が湧きます。
同じ科目を勉強していたり、
一日の流れが似ていて、一緒に長い時間を過ごすと、
方言が方言として聞こえないレベルになります。
親子
親子の場合は、
そもそも子供に方言という認識がないはずです。
生まれたての赤ちゃんは、
自分がどこの国の人?なんて気にしてませんから(笑)
叱っている時の言い方、笑い方、
その表情まで無意識に似てくるんですから、
うつっていると言ったら、
方言どころの話じゃないですね。
うつりやすい方言
方言の中にも、あるんですよ!
うつりやすい方言と
うつりにくい方言が。
どんな特徴があるのでしょうか?
関西弁
方言として認知度が高い関西弁は、
意味が伝わりやすく、
うつってしまっても会話に馴染みやすいです。
それでも、
地域によって違いがあるんです!
沖縄弁
沖縄の方言も独特なイントネーション。
なのに、沖縄の人って、
話すだけでわかっちゃったりしませんか?
ほのぼのしていて、いいんですよね~。
うつりにくい方言の特徴
ハッキリ発音しない方言。
イントネーションが難しい方言。
この二つの方言は比較的、
東北弁に多いです。
そして、この二つの理由から、
「できれば標準語にしたい」
という人も少なくないので、
結果、方言がうつる人も少数…な気がします。
方言が将来的にもっと希少になれば、
東北弁フィーバーが起こるかも?!ですね(笑)
結び
色々な見方で、
方言のうつる理由について調査してみると、
方言がうつる時
- 大半が親近感や好意を持っている
- 場の空気を変えたい人もいる
方言をうつした側
- テキトーに方言を使われるとイライラする
- 好きなのかも?と思う時もある
関係や方言によっては、
うつりやすさが違う。
ということが分かりました。
感情を読み取るのは地域関係ないので、
今まで無意識に方言がうつっていた経験がある人も、
「方言を話している本人は、
方言をどう思っているのか?」
を考えてみてから接すると、
より関係を深めていけそうです。