幼稚園や小学校、中学校の運動会の定番の競技となっている玉入れ。
カゴに玉を投げ入れるだけの簡単な競技に見えますが、やってみると意外と難しいんですよね。
近くにあるカゴなのになかなか玉が入らず、時間だけが過ぎていく…なんてよくあります。
ここではそんな「玉入れ」を上手にできるようになるコツとして…
玉入れの玉の持ち方や、たくさん玉が入る投げ方のコツ。
チームで戦う時の必勝法として、戦略の立て方や掛け声、練習方法までまるっとご紹介します!
これを読めば運動会の玉入れで沢山玉が入れられるようになりますよ♪
Contents
玉入れのコツ(投げ方)
運動会の玉入れは「制限時間内により多くの玉を入れた方が勝ち!」というルールが一般的。
そこで、いかに早く多くの玉をカゴに入れられるかが勝負のカギになります。
投げ方として大切なのが…
- 一度にできるだけ沢山の玉を持って投げる
- カゴの近くで、投げやすい場所にポジショニングを取る
- やみくもに投げるのではなく、カゴに狙いを定めてジャンプして投げる
この3つがポイントになります。
ぜひチェックしてみてくださいね!
コツ1:拝むようにまとめて持つ
まず、玉入れの投げ方は1個ずつ玉を持って投げるのではなく、「2つ~4つほどまとめて拝むように持つ」のが効率的です。
一度にたくさんの玉を入れられると大量得点がゲットできますし、限られた時間ですから、1投でできるだけ多くの玉を入れた方がいいんですね。
ですが、だからと言って適当に持てるだけの玉を持つのでは、今度は正しい投げ方ができません。
コツとしては、両手の掌の付け根を合わせて、チューリップのお花のような形を作り、そこに数個の玉を乗せ掌で包むように持つ投げ方です。
体の前で玉を抱え込んで拝むような持ち方ですね。
これを手首を固定したまま腕を使って顔の上方へまっすぐ押し出すようにすると、玉がまとまったままカゴに向かって飛んで行きやすくなります。
コツ2:かごの近くから投げる
また、投げ方のコツとして、玉を投げる時は「できるだけかごの近くから投げる」事がポイントです。
ただ、カゴの真下から投げるとカゴの下の部分に当たってしまうので、カゴの棒から2~3歩離れた位置がベストです。
感覚としては「バスケットボール」のシュートを狙うような投げ方です。
近すぎると狙いにくいし、遠すぎると届かないので、カゴから2、3歩(1mほど)離れた位置が投げやすいですよ。
コツ3:ジャンプして投げる
また、投げる時は「かごの真下でジャンプして投げる」とかごに玉が届きやすくなります。
これもバスケのシュートのような感投げ方ですね。
コツとしては、足を肩幅くらいに広げ、膝を曲げて足の力を使ってジャンプ。
一番高い位置まで来たら、玉を抱えている手をカゴの上の方に向かって伸ばして玉をかごに放り込むと、玉がまとまってかごに入りやすくなりますよ。
玉入れの必勝法
玉入れの玉の持ち方、投げ方についてご紹介しましたが、玉入れはチーム戦!
メンバーと協力することで、相手チームに勝ちやすくなります。
ここではそんな「他のメンバーと協力して戦う玉入れ」として必勝法をご紹介します。
戦略の立て方
戦略の立て方として最も重要なのが「役割分担」です。
玉入れでは一人一人が思い思いにボールをかごに向かって投げるよりも、戦略的にチームの中で役割を決めて作業を分担した方が効率よく得点をゲットできます。
役割分担する
必勝法の一つ目、戦略としての役割は次の3つです。
- 玉を投げる人:ただひたすらかごに向かって玉を投げる係。バスケ経験者や身長の高い人が有利
- 玉を集める人:かごに入り損ねた玉や地面に散らばった玉を集める係。背の低い人やすばしっこい人
- 玉を渡す人:集まった玉を「投げる人」に渡す係。投げる人が投げやすいように1度に4個ほどまとめて渡す
地面に散らばった玉を拾って集めて投げる…という動作を一人一人がするとどうしても時間がかかってしまうんですね。
このように「投げる人・集める人・渡す人」と戦略を立てて役割分担をしておくだけでも相手チームと差が付きます!
対角線場にポジショニングする
必勝法の2つ目は「ポジショニング」です。
役割分担が決まったら、「投げる人」はそれぞれ対角線上に配置するのも必勝法の一つです。
対角線上から玉を投げ合う事で、カゴの上で玉同士がぶつかり合い、ちょうどかごの中に玉が落ち込みます。
投げる人が4人いる場合は、それぞれ時計の12時、3時、6時、9時の4方向に投げる人を配置することで、それぞれの方向から投げた玉同士がかごの上でぶつかりやすくなります。
また、玉同士がぶつかり合わずにかごを通り過ぎてしまった場合。
この時も「玉を集める人」がこぼれた玉を集めやすくなります。
掛け声を効果的に使う
また、この時に大切なのが「掛け声」です。
「せーの!」という掛け声と同時に4方向から玉を投げ入れる事で、ちょうどかごの上に玉が集まりやすくなります。
掛け声をかけることで玉同士がぶつかり合う確率が増え、カゴの向こう側に玉が落ちてしまう確率が少なくなるんですね。
投げる人の一人が掛け声の統制をし、投げる人全員が同じ掛け声で球を投げると、多くの玉がかごに上手く入りますよ♪
戦略として「ポジションを決めて役割分担をする」「対角線上に配置する」「掛け声をかけて一斉に投げる」。
玉入れの必勝法ですので、ぜひ試してみてくださいね!
玉入れのルールをチェック
必勝法や投げ方のコツについてご紹介しましたが、ここで玉入れのルールについておさらいしておきましょう!
最近の運動会ではいろいろなルールがありますが、一般的には…
- 最初に2個ずつ玉を手に持っておく
- 開始の合図がなるまでは円の外で待機しておく
- スタートの合図とともに競技開始
- 終了の合図まで落ちている玉を拾って投げる
- 制限時間内により多くの玉を投げたチームが勝ち!
このようになっています。
またその中で学校や地域によってはルールがあり…
- かごの周りに円が表示してあり、その中に入って玉を投げてはいけない
- 一度に手に持てる玉は2つまで
など細かいルールが定めてある場合もあります。
せっかく沢山玉を入れたのに、ルール違反で負け…なんて残念なので、競技前にはルールをしっかり確認しておきたいですね!
また、最近は趣向を凝らした玉入れも増えてきて…
- 動くかごに向かって玉を投げるもの
- 制限時間ではなく玉を先に全部入れたチームが勝ちになるもの
- ダンスをしながら玉入れをする「ダンシング玉入れ」なるもの
…など、進化系玉入れも増えてきています。
玉入れの練習方法
最後に、玉入れの練習方法についてご紹介します。
玉入れ必勝法は「役割分担をして、一度にできるだけ多くの玉をかごに入れられるようにする」でしたよね。
そこで、まずは役割ごとの動きをしっかりとこなせるように練習し、続いてはそれをチームとしてまとまって発揮できるようにすることが大切になります。
投げる係の練習方法
玉を投げる人は、正しい玉の投げ方をとにかく練習あるのみです!
膝を使ってジャンプして抱え込んだ玉をかごに投げる時に「玉がばらけないように投げる」ように練習します。
この時のコツとしては「かごの上の方を狙って、ジャンプして投げ入れる」事です。
この時に他の投げる係の人と一緒に「掛け声」を出しながら一緒に投げ入れる練習をすると、チームワークも高まります。
また、お家で練習する時は、家の天井にめがけて玉を投げるだけでも練習になります。
天井の一点をかごに見立てて、そこにめがけて「ジャンプ⇒まとめて投げる」の練習をすると、玉をまとめて投げる感覚が掴みやすいですよ♪
玉を集める人の練習方法
玉を集める係の人は、とにかく素早く動き回ることが必要です。
散らばった玉を「玉を渡す人」のそばに集める必要があるのですが、この時は「他の玉を集める人」と連携して…
「ここからここまでは自分が集める」というエリアを決めておくと効率よく玉を集められます。
自分が玉を集める範囲を決め、そのエリアの玉をいかに早く「渡す係」のそばに集めるか。
これを練習していきます。
玉を渡す係の人の練習方法
投げる人に玉を渡す係の人は、投げる人が受け取りやすいように玉をまとめて渡す練習をします。
投げる人と相談して、足元に置いた方がいいか、直接手渡した方がいいかなど、投げる人が投げやすい渡し方をしてあげると投げやすくなります。
時間短縮の為に、なるべく早く4個渡す練習などをするとスムーズに受け渡しができるようになります。
まとめ
玉入れの玉の持ち方、一度に沢山得点をゲットするための投げ方のコツやチームが勝つための戦略と必勝法をご紹介しました。
【玉入れの投げ方のコツ】
- 拝むように複数の玉をまとめて持つ
- かごの近く(1m程度)から投げる
- ジャンプして投げる
【玉入れの必勝法】
- 役割分担をする(投げる人・集める人・渡す人)
- 対角線上に配置する
- 掛け声を効果的に使う
単純な競技に見えますが、玉入れって奥が深い競技なんですね!
役割分担と投げ方のコツを掴めば、びっくりするほどかごに玉が入るようになるので、本番までに頑張って練習してみてくださいね!
ぜひチェックしてみてくださいね!