道具なしで体力アップができて、仲間との信頼関係も築ける馬跳びは、体育の授業の補助運動によく組み込まれています。
でも、馬跳びができないという人は結構多いんですよね。
私も子供の頃はひょいひょい跳べたのに、中学生くらいからうまく跳べなくなりました。
原因は恐怖心です。
人の上を跳び越えるのって、勇気がいりますよね。
また、恐怖心はないけど、どうにもうまく馬跳びができないという方もいらっしゃるかと思います。
そこで、どうすれば馬跳びができるようになるのか調べてみました。
馬跳びの基本的なやり方から、できない人へのアドバイス、さらには馬跳びを連続で速く跳びたい!という方にも役立つコツなどを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
コツさえ掴めば、きっと馬跳びができるようになります!
Contents
馬跳びとは?基本を解説!
まずは馬跳びの基本から説明していきます。
私自身、なんとなく馬跳びのやり方は知ってはいても、よく考えたら正しいやり方を習ったおぼえがありません。
基本を押さえることは怪我の防止にもなるので、改めて馬跳びについて学んでみましょう。
馬跳びとは
一人が体をかがめて「馬」になり、もう一人が開脚でそれを跳び越えるのが馬跳びの基本です。
蛙跳びとも呼ばれるそうです。
何人かが一列に並んで連続でどんどん跳んでいく方法や、二人一組で交互に跳び合う方法などがあります。
脚力、瞬発力などが鍛えられる上、仲間と協力して行う運動なので、協調性も育まれます。
なので、体育の授業に組み込まれていることが多いんですね。
馬跳びの基本とやり方を解説
こちらの動画では馬跳びのやり方が詳しく説明されています。
映像で見るとわかりやすいし、自分が跳ぶときのイメージがしやすいですね。
まず、馬の役割をする人はおへそを見るイメージでしっかり頭をしまっているのがわかります。
跳ぶ人は、馬の手前で両足で踏み切り、馬の奥のほうに手をついて脚をしっかり開いて跳び越えていますね。
このあたりの基本はしっかりおさえておきましょう。
馬跳びのコツ
さて、ここからは馬跳びのコツについてです。
先ほどの動画にあったとおり、馬になった人がしっかり頭を引っ込めることや、跳ぶ人が手を馬の奥につくというのもコツのひとつですが、他にもいろいろとコツがあるので紹介していきます。
コツを掴んでうまくなれば、颯爽と連続で速く跳ぶのも夢じゃありません。
コツ1:最初は低い馬から
馬跳びと聞くと、馬になる人が両脚を伸ばした状態で上体を屈めている姿を思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。
けれど、いきなりその高さを跳ぶのは簡単じゃありません。
「馬跳びの基本とやり方を解説」の動画にもあったとおり、はじめは馬の高さを低くして、徐々に高さを上げていくのがオススメです。
目標を設定すれば、クリアしたときに達成感が得られて、それがモチベーションになりますよ。
人によってそれぞれ跳びやすい高さがあるので、馬になる人と相談して最適な高さを見つけてみてください。
コツ2:馬の背中を平らにする
馬の人の背中が丸まっていると手をついたときにバランスが崩れやすいので、背中を平らにする意識は大切です。
こうして見ていくと、馬跳びは跳ぶ方だけじゃなく、馬の役割もとても重要だとわかってきました。
しっかりと体勢を整えることで、跳ぶ人も怖くなくなるし、馬の人も安定するんですね。
コツ3:跳ぶ前に小さくジャンプする
今度は跳ぶ人のコツです。
馬の手前で小さくジャンプしてから馬の背中に手をついて跳ぶという方法があります。
直前に小さく跳ぶことでリズムができて跳びやすいんです。
頭の中でリズムを音にするのもオススメです。
たとえば、小さなジャンプで「トン」手をついて跳ぶときに「トーン」、つなげて「トン、トーン」という風に、自分なりのリズムが作れるとスムーズに跳べると思います。
コツ4:脚をしっかり開く
跳ぶときにしっかり開脚ができていないと馬に当たってしまって危険なので気をつけましょう。
また、跳ぶときはお尻を上げるイメージで跳んでみてください。
馬跳びができない人はどうしたらいい?
馬跳びのコツをいろいろと紹介してきましたが、そもそも馬跳びがまったくできなくて困っている方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、馬跳びができない人の特徴や、対処方法などを紹介していきますので、参考にしてみてください。
人それぞれ悩みは違って、できるようになるまでの道筋も様々でしょうが、何かヒントを見つけてもらえればと思います。
馬跳びができない人の特徴
馬跳びができない人を大きく分けると、跳ぶのを怖がっている人と運動が苦手な人に分かれます。
そして、馬跳びが怖いという人のなかには、自分が怪我をしそうで怖いという人と、馬になってくれている人に怪我をさせそうで怖いという人がいるのではないでしょうか。
後者の場合は、跳び箱なら跳べたりするんですよね。
相手が人間だからつぶしてしまうんじゃないか、傷つけてしまわないかと怖くなってしまう気持ちは、私もよくわかります。
どのタイプの人にも言えるのは、馬跳びができないのは恥ずかしいことじゃない、ということです。
誰にでも得意不得意はありますし、怪我することや怪我させるのを恐れるのはごく普通の感情ではないでしょうか。
恥ずかしい気持ちがあるとより失敗を恐れてしまったり、跳ぶことを躊躇してしまうので、今できないのはしかたないと開き直ってしまえばいいと思います。
そして、練習すればできるようになると信じましょう!
馬跳びができない人へのアドバイス
馬跳びは二人以上で行う運動なので、相手とのコミュニケーションがポイントです。
とくに馬跳びが怖い人にとっては、互いの信頼関係が重要になってきます。
まず、素直に馬跳びが苦手だとパートナーへ伝えましょう。
言ってしまったほうが、気が楽になります。
その上で、馬の人はしっかりと自分の足首を掴んで力を入れ、崩れないようにすること、跳ぶ人はそれを信じて思い切って跳ぶこと。
以上の2点をそれぞれ意識し、お互いを信じれば恐怖心が和らぐはずです。
また、体格差があると不安になる場合があるので、もし可能であれば背格好の似通った相手と組むといいでしょう。
運動が苦手で馬跳びができない人も、苦手であることを正直に伝えたほうが開き直れるし、相手も協力してくれるはずです。
そして、「コツ1:最初は低い馬から」で紹介したように、低い馬から挑戦してみてください。
・スポーツテストのコツの種目別まとめ!小学生や中学生の平均も参考に
さらに馬跳びをうまく飛びたい人へ
すでに馬跳びが跳べる人や、跳べるようになった人は、もっとうまく跳びたくなりますよね。
軽やかに跳べるとカッコいいし、馬跳びリレーの予定があるので連続で速く跳ぶ方法が知りたい!という人もいるでしょう。
ここでは、速く跳ぶ秘訣や連続で跳ぶための秘訣を紹介していきます。
馬跳びを連続で跳ぶ秘訣
馬跳びを連続で跳ぶための、跳ぶ側の人の秘訣は、ずばり脚力と体幹の強さです。
馬跳びをするときに、馬に体重がかかりすぎると負担になって体力を消耗してしまうので、なるべく手の力に頼らず、脚の力と体幹で跳び越えるのがベストなんです。
ヒョイッとお尻を上に上げるイメージで跳んでみてください。
では、馬になる側の秘訣は何かというと、リレーなどで自分が跳び終わったら素早く馬の形になることです。
シンプルですが、それができるとできないとでは大違いなので、跳ぶときも馬になるときも集中しましょう。
また、馬と馬の間隔もポイントのひとつです。
リズムよく跳べる間隔があるはずなので、いろいろ試してみてください。
馬跳びを速く跳ぶ秘訣
馬跳びを速く跳ぶ秘訣は、連続で跳ぶ秘訣ともかぶりますが、リズムです。
複数で一列になるリレーの場合は馬同士の間隔に気をつけ、二人一組で馬跳びを繰り返す場合には掛け声を掛け合ってテンポよく跳ぶと速く跳べます。
でも、いちばん大事なのは慣れです。
チームやパートナーとの呼吸、馬の高さの調節などは、練習を繰り返すことで掴めてくるし、跳ぶときのリズムも練習しているうちに身につきます。
やはり何事も地道に練習することが大事なんですね。
馬跳びの練習方法
馬跳びの練習方法でいちばんオススメなのは、馬を跳んで着地したらすぐさままた馬を跳ぶ、この往復を繰り返す方法です。
10回をワンセットにして、2セット、3セットと回数を増やしていくと効果的です。
ただダラダラと数を跳ぶのではなく、手をつく位置や馬に負担をかけない跳び方、しっかりと脚を開くことなどを意識しながら、なるべく速くテンポ良く跳ぶようにしてください。
ひとりで練習するときは、公園や校庭にあるタイヤを利用するといいでしょう。
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まとめ
ここまで馬跳びの基本やコツ、連続で速く跳ぶための秘訣や練習方法などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
馬跳びができない、怖いのは恥ずかしいことじゃなく、工夫をして恐怖心を和らげ、練習をすれば連続で速く跳ぶことだってできるようになる、ということをお伝えしてきました。
馬跳びは脚力や体幹、瞬発力などを鍛えられるので、他のスポーツにも役に立つ有意義な運動です。
遊びとしても、リレーで競うと白熱しますし、仲間との結束力を高める助けにもなるので、ぜひともどんどん馬跳びを活用してください。