「ドラえもん」原作でも映画でも大活躍、ガキ大将のジャイアン(剛田武)。
メインキャラクターの一人でもあり、強烈な印象を残していますよね。
そんなジャイアンの母ちゃんも脇役ながら「ジャイアンが唯一敵わない」人物としてジャイアンを叱る姿でインパクトがありますよね。
ところで、ジャイアンの父親は一体どこにいるのでしょう?
ほとんどの作品で登場しないため、存在自体知らないという人がほとんどだと思います。
しかし、ジャイアンにも、もちろん父ちゃんがいます!
そんなミステリアスなジャイアンの父ちゃんの情報を見ていきましょう。
Contents
ジャイアンに父親がいた?
ジャイアンの父親は原作にしっかり登場しています。
初登場は第一巻の「一生に一度は百点を、、、」というエピソードです。
ジャイアンがドラえもんの道具、コンピューターペンシルを使ってテストで100点を取った結果、父ちゃんがインチキを見抜いてジャイアンを叱り、道具をドラえもんに返します。
さらに第四巻の「ソノウソホント」というエピソードではドラえもんの道具で強くなったのび太のパパに力比べを挑みます。
またアニメでも登場しています。
テレビアニメ第一作目では小柄で柔弱な原作とかけ離れているジャイアンの父ちゃんが登場しています。
さらに「正直屋」という雑貨屋を営んでいたり、母ちゃんには先立たれ、ジャイ子の存在もないというかなり皆さんが良く知るものとは違った設定だったようです。
アニメ第二作目ではジャイアンの家族みんなでお花見をするシーンで父ちゃんの姿があります。
しかし、振り返ってみても登場はごくわずかでとてもレアです。
相当の古参の方か大ファンでないとジャイアンの父ちゃんは実際のアニメや漫画で見たことがないと思われます。
なぜ登場が少ない?
ジャイアンの父ちゃんのコミックス(第1~45巻)での登場回数は、、、6回!
ジャイアンの母ちゃんの63回と比べると明らかに少ないですよね。
確かに、それぞれのキャラクターの母親は何かと印象が強いですが、それでものび太のパパはよく登場するのにジャイアンの父ちゃんはほとんど目にすることができません。
一般的な説だと、キャラクターが弱かった(立っていなかった)ため、段々登場回数も減り、フェードアウトしていったのではないかと言われています。
私の個人的な推測は、
- コミックスでは一応メインキャラクターの親として登場させてみたものの、やはり先にメインキャラクターの冒険ストーリーを優先的に描くため、たくさん登場させることができなかった。
- アニメは第1作目ということで原作とは違うオリジナリティと出したが、まだその頃は現在ほど国民的アニメの座を確立してはいなかったので模索中だった。
- 「誰も勝てないガキ大将の唯一の敵わない相手が母ちゃん」という設定が面白いのでは?と持ち上がり、実際に視聴者にウケたのでそのまま母ちゃんのインパクトが父ちゃんの存在をかき消してしまった。
しかしあくまでどれも推測にすぎないので真相は明らかになっていません。
出稼ぎ説や母子家庭説も!
あまりにも姿を見ないので、ジャイアンの父ちゃんについて様々な説が飛び交っているようです。
一つ目は出稼ぎ説。
八百屋さんの収入だけで小さな子供2人を育てていくのは厳しかったので、父ちゃんだけどこか違う街で出稼ぎに行っているのではないか、という説です。
もう一つの説は母子家庭説。
離婚なのか死別なのかとにかく母ちゃん一人でジャイアンとジャイ子を育てているのではないか、という説です。
どちらも父ちゃんが制作の都合上いなくなった理由の後付けらしい感じはしますが、、、
もし本当にそんな隠された背景があるのだとしたら、ドラえもんの世界もかなり奥深いです。
ジャイアンの父親のwikiプロフィール
出典元:https://twitter.com/ore_jyaian
さて、一体ジャイアンの父ちゃんはどんなキャラクターだったのでしょう?
よく見てみると、消えてしまうには勿体ない素敵な人物だったことがわかりました。
さっそく基本情報から見ていきましょう!
ジャイアンの父親の名前と画像・身長体重は?
ジャイアンの父親は、テレビアニメ第1作目で「剛田小助(ごうだこすけ)」という名前で登場しています。
外見はコミックス、アニメの制作年度によってかなり違います。
原作はこちら。
第四巻「ソノウソホント」の1シーンです。
出典元:https://matome.naver.jp/odai/2141731959314895801
そしてアニメでの登場シーンがこちら。
1978年版のものだと思われます。
随分とまるく優しい印象です。
ジャイアンですらあまりガキ大将に見えませんね。
そしてこちらは1980年代の画風だと思われます。
出典元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13160593398
ちょび髭がなくなっており、服装や表情からも、いかにもな昭和の親父感がでています。
最後に一番最近の登場シーンがこちら。
出典元:https://bokete.jp/odai/3007866
アニメの中だと一番原作に近いですが、なんだか陽気な印象がありますね。
服装も心なしか平成よりな気がします。
キャラがあまり確立されていないため、ジャイアンの父親の身長体重は明らかになっていません。
ちなみにジャイアンの身長体重は157センチ、70キロ。
10歳前後の子にしてはかなり大柄ということがわかりました。
最新登場シーンの一コマからジャイアンと比べて単純計算すると、身長は190センチということがわかりました。
アニメの絵柄なので本当のところはわかりませんが、体重に関してはジャイアンと同じく細身ではないため、優に100キロを超えているでしょう。
空手チョップで分厚い板を割れるという情報も間違いないですね(^^;)
性格は?
さて、最も注目すべきはジャイアンの父ちゃんのその男らしい性格です。
「一生に一度は百点を、、、」のエピソードでもわかる通り、泣くほど嘘や不正が大嫌いな質実剛健な男なのです。
「ソノウソホント」のエピソードで、道具を使ったのび太パパに投げ飛ばされた後は素直に「おそれいりました」と負けを認める潔さもあります。
また腕っぷしが良いため、乱暴ではありますが、実際には相手の事を思いやれる人情家でもあります。
そして、おまけエピソードとしては母ちゃんよりも、お小遣いをあげたり、勉強の不出来には目をつむったりとジャイアンに甘い部分があります。
出典元:https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/a044f896172b4ff30fedc8749697d48d
職業(仕事)
ところで気になるのはジャイアンの父ちゃんが何をしているのか?という事。
テレビアニメ1作目では雑貨屋を営んでいるとの情報がありましたが、そのほかのシーズンでは明らかになっていません。
剛田家で八百屋をしているのか、はたまたどこかの街で出稼ぎに行っているのか。
ちなみに「朝は仕入れ、日中はギャンブル生活」という説もあるようですが、おそらくジャイアンの父ちゃんの性格からすると昼間から母ちゃんを置いてギャンブルはあり得ないと思われます。
しかし、またまた真相は誰にもわかりません。
ジャイアンの父親の声優は誰?
アニメに数回登場しているジャイアンの父親の声を担当された声優さんは5人。
1973年 不明
1979年4月-1980年7月 加藤正之さん
1987年3月 島香裕さん
1987年11月 郷里大輔さん
1993年4月 島香裕さん
2011年8月 辻親八さん
ジャイアンの父親の名言
人格者の父ちゃんは登場回数こそ少なくとも、名言を残しています。
「できの悪いのはしかたがないとして、不正だけはするなと教えてきたはずだぞ!」
ジャイアンがテストでズルをしたときに言い放った言葉です。
普段優しい父ちゃんが、人間としてしっかり直すべき事の為に叱る事に心打たれますね。
テストの点数よりも大事なことを教えてくれる父ちゃんの一番の名言です。
しずかちゃんや出木杉君の父親は?
さてジャイアンの父ちゃんのことが知れたところで、ふと思いませんか?
他のキャラクターの父親も見たことないような、、、と。
しかし、ちゃんと登場はしているのです!
まずはしずかちゃんパパ。
これは、一番有名なシーンはしずかちゃんが大人になった結婚式前日にお嫁に行くのやめる!と言い出したしずかちゃんと二人で話している場面。
私もこの場面ではうるっときてしまいました。
出典元:https://matome.naver.jp/odai/2138867185773693801
パパが寂しくなってしまう、と心配し結婚をやめると言い出すしずかちゃんに、生まれてきた瞬間からどれほどたくさんの幸せをしずかちゃんからもらってきたかを語り、のび太なら大丈夫と背中を押す心優しいパパです。
しかし、ジャイアンの父親と同様、1970年代のアニメから画風がかなり変わっているため、「しずかちゃんの父親は何種類もいる」と言われていたりもします(笑)。
続いて出木杉君の父親。
出木杉君の家族もなかなか目にすることはできませんが、コミックスでの一コマでその姿を見つけられていました。
出典元:https://dora-world.com/tencomi_detective/td2017winter/vol004
壊れたビデオデッキを直そうとしているシーンです。
出木杉君と同じく、優しさがこの一コマからにじみでていますね。
まとめ
いかがでしたか?
ジャイアンの父親を中心にみてきましたが、長い歴史を持つ「ドラえもん」には明らかになっていない謎が他にもたくさんあります。
調べれば調べるほど興味深い情報がいっぱい!
1から原作を読み直せば新たな発見があるかもしれませんね。